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ベンシモンズ騒動とNCAA、NBA

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今年のNBAドラフト1位指名、ベン・シモンズがNCAAを非難してますね。

「一年でプロに行くのに授業に行く必要はない」

「これだけ多くの人が有料ゲームを見ているのに選手は1円ももらえない」

⇒「NCAAはくそだ」と。

これ、もう皆が思ってることで、NBAもNCAAも色々「改善」を模索中なんですが、、、

ベン・シモンズがいまさら吼えてるのは、どうもシモンズは「”LSUと”うまくいってなかったのではないか」と。

華々しく入学したもののチームの成績はいまいちで、NCAAトーナメントには出場すらできず、渡邊雄太選手のジョージワシントン大学が優勝したNITトーナメントは出場辞退。
ダンテ・エクサムが「シモンズは"LSUで"エンジョイできなかったと思う」と発言しているとおり、LSUの中で何かがあったと推測できます。

オーストラリア人のシモンズは元々非常に評価が高かった選手で、その動向が注目される中、LSUに進学。これはオーストラリアで選手として活躍した、シモンズのゴッドファーザー(後見人)であるデビッド・パトリックがLSUのアシスタントコーチをしていたからです。*パトリックはカリフォルニアのセントメアリー大学コーチ時代にもパトリック・ミルズとマシュー・デラベノバなど有望なオーストラリア人選手をリクルート。シモンズの勧誘に成功した後、アシスタントコーチからアソシエイトヘッドコーチに昇格していました。
このパトリックもシモンズともども春にLSUを辞め、テキサスクリスチャン大学へ。さらにコーチ陣が次々と辞任しているLSUの混乱ぶりが目に付きます。

このへんの(もしかしたら自身の怪我もあわせ)フラストレーションが溜まったシモンズの言動なのではないでしょうか。

サマーリーグで存分にその才能を示したシモンズには、とりあえずNBAで、プレイで鬱憤を晴らしてほしいと思います。

ちなみにデビッド・パトリック。テキサスクリスチャン大学に着任早々、またもオーストラリア人選手のリクルートに成功しています。

そしてTCUのヘッドコーチに就任したジェイミー・ディクソン。彼は前ピッツバーグ大学のHCで、自身がプレイして縁故のあるニュージーランドから、スティーブン・アダムスを勧誘した「実績」があります。*アダムスもプレップスクールを経てピッツバーグ大学で一年だけプレイ。→NBAに進んだビッグマンですね。

一年だけプレイしてNBAに進む"ONE&DONE"が増える中、授業の問題、卒業の問題、そしてお金の問題と、贅沢な悩みと捉える向きもありますが、NCAAスポーツも闇は深く、全てがうまくいっているわけではありません。華やかな表面だけを見て、日本の大学スポーツがNCAAに倣うというのは危険でしかないと、個人的には思います。

最後に。バージニア州であのオークヒルと激しく争う名門プレップ、ハーグレイブミリタリーアカデミー。かつてラリー・ブラウンを輩出、最近でもマリース・スペイツやデビッド・ウェストらを出したこの学校は、先日、多くの現役選手がNCAAディビジョン1スクールへの進学を表明しました↓

10人の選手分、注目は右下の数字、アスレチックスカラシップ(奨学金)の合計、
約2億円!一人当たり2,000万円。
選手はこの奨学金により、高等教育が無料で受けられます。

「でもNBAに進めばもっともらえる」「勉強はしなくていい」

簡単には解決しない問題です。

が、6割が破産すると言われるNBA選手の話などを聞くと、ベン・シモンズもLSUの大先輩シャックのように卒業はしておいたほうがいいのでは、とは思います。

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