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優勝は栃木ブレックス!-Bリーグ2016~2017



Bリーグの初シーズンは栃木ブレックスの優勝で幕。

正直、川崎が順当に(?)勝つと思っていました。
レギュラーシーズンのスタッツにおいて、栃木にはなかなかに致命的な、弱い数字があったからです。

栃木優勝の要因は?

スリーポイント%

レギュラーシーズンスタッツ↓

32.1%。リーグで下から4番目。プレーオフ出場チームの中では最悪の数字でした。事実、4月末のホーム・ブレックスアリーナで屈辱的な2連敗を喫した千葉ジェッツとの対決。ともに7/25で、わずか28%。逆にスリーポイントにおいてリーグ最高レベルにある千葉とのプレーオフ1回戦は分が悪い、少なくとも3戦目までもつれると思っていました、
が、これが真のホームコートアドバンテージなのか何なのか、プレーオフでの千葉との2戦はそれぞれ44.4%と46.2%。続くシーフォース三河とのセミファイナル第1戦も41.2%。この「大改善」が優勝につながったことは間違いないでしょう。唯一の敗戦、三河との2戦目において3/17の17.6%に終わっていたことからも、スリーポイントが栃木優勝の一因となったことは明らかです。

フリースロー%

レギュラーシーズンスタッツ↓

リーグワースト3位。ともに下位に沈んだチームの顔ぶれを見ても、危ないと思っていました。
数字上、プレーオフで大きな改善は見られず、三河とのゲーム3も含めた計6試合で46/68の66.9%。ですが、キーとなるゲーム、千葉との第2戦で13/18の72.2%、三河との2戦は80%以上をキープするなど、終わってみればフリースローも大きな勝因となりました。またシーズンフリースロー71.7%だった千葉が、プレイオフ2戦で46/68のわずか55%に終わった点については、リーグベストと言っていい雰囲気を醸成する栃木ブースターの功績でしょう。

オフェンスリバウンド

レギュラーシーズンスタッツ↓

平均15.6本は栃木の強みでした。プレイオフでは平均10.8本(三河との第3戦除く)と、際立った数字ではありませんでしたが、大事な場面でBリーグリーディングリバウンダーのライアン・ロシターらが掴んだ、オフェンスリバウンドが貴重なものだったのは誰もが納得のはず。一方で、千葉、三河そして川崎が、ボックスアウトからしてやや緩慢であったのは残念でした。

アシスト/ターンオーバー比率

レギュラーシーズンスタッツ↓

この数字は高校生からNBAまで、バスケットボールの全カテゴリーにおいて今後も追っていきたい、重要なものであると思っています。栃木以下、川崎、A東京、三河に千葉という「5強」が上位を占め、B2降格の憂き目にあった秋田と仙台が最下位であったことが全てを表しています。
(三河とのゲーム3を含んだ)プレーオフでの栃木の比率はなんと2.57。千葉が1.40、三河が1.60、そしてファイナルでの川崎は1.67(栃木2.11)でした。
栃木のオフェンスが”上手”であることは誰の目にも明らかでしたがそれ以上に、、、栃木はミスが少なかった。
田臥の存在感の大きさと、ベンチから出てくる渡邊の貴重な働きも見逃せません。
*レギュラーシーズンのアシスト/ターンオーバー比率ランキング↓

ジェフ・ギブス

今プレイオフにおけるジェフ・ギブスの活躍には言葉がありません。スーパーパフォーマンスでした。
NCAAディビジョン3の学校出身と、一見華やかには見えないプロフィールですが、母校オッターバイン大学が2002年にディビジョン3で全米制覇を成し遂げた際のアウトスタンディングプレイヤーこそがジェフ・ギブス。*NCAAのディビジョンは基本的に体育局の予算などにより分けられており、必ずしもD1>D2>D3という訳ではない。ディビジョン2、3ともにトップランク校はディビジョン1下位をしのぐ強さで、全日本でも勝つのは難しいでしょう。
6-1のセンタープレイヤー!↓
オッターバイン大学のホールオブチャンピオンズに名を連ねるほどで、フットボールでもオールアメリカというスーパーアスリート。サイズがサイズなので、NBAでやっていくのは難しいと思いますが、NFLでも難しいというのは・・・やはりアメリカ・スポーツの奥深さにただただ感心するばかりです。



Bリーグプレイオフを振り返って

B2も含めて、ほとんど全てのゲームを視聴できました。緊迫した、素晴らしい雰囲気に感動しました。
贅沢な注文ではありますが、特にファイナルはもう少し良いゲームが見たかった。”Bの王様”ニック・ファジーカスのベストパフォーマンスが見れなかったのは残念。ギブスにスティールを食らった場面は、大一番でのまさかの「緩み」を象徴していたのではないでしょうか。来季のリベンジを期待したいと思います。
またリーグ全体で、オフィシャルへの不満をあらわにする場面も目立ちました。たしかに問題ではあるでしょうが、ゲームが動いている最中に、ディフェンスに戻らずに文句を言うほど酷いレベルの「笛」であるとは思えません。別の場面、別の方法でのアピールを望みたいです。

Bリーグにおける関西の存在感を!

開幕戦はもちろんですが、オールスター、チャンピオンシップシリーズにおいて、最も大衆にアピールできる機会において、、、私の地元・関西球団の存在感は全くと言っていいほどありませんでした(大阪のジョッシュ・ハレルソンがブロック王に輝いた程度。。。)。
唯一の明るいトピック、見事にB2を制した西宮も含め、来季は関西チームの台頭も希望します。

最後に、、、
今年もオフは大きく動くでしょう。一人、気になっている選手がいます。
NCAAバスケットボールの超名門校、カンザス大学のランデン・ルーカスです。

今年”も”優勝候補だったカンザス大学において、ほぼ全試合スタートに名を連ねたルーカスは、オレゴン大学卒のお父さんリチャードがかつて日本でプレイ。幼少期を日本で過ごしたランデンにとっても、日本でのプロキャリアは魅力なはず、と。
現在NBA球団によるワークアウトに励んでおり、もちろんランデンの第1志望はNBAでしょうが、シューティングレンジが非常に狭いため、ドラフトにもかからないというのが大方の予想です。
三河のアイザック・バッツほどのウェイトはありませんが、6-10、108.8kgで、カンザス大学の堂々のリーディングリバウンダー。若く走力があり、ペイントでの動きはスムース。おそらくBリーグでは支配力を発揮するでしょう。
*2015-2016シーズンにオクラホマ大学のリーディングリバウンダーであった、川崎・ライアン・スパングラーと似た成績を残しました↓

エージェントはデュラン
関西球団フロントオフィスの方、いかがでしょうか?*よそも含め、たぶんもう動いてるでしょうね(笑)

そう言えば、カンザス大学出身の選手はまだ日本でプレイしたことがないのでは??

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