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八村塁とゴンザガ大学バスケットボール2017-2018

渡邊雄太選手とジョージワシントンに続いては、八村塁選手とゴンザガ大学。

あらためて書きますが、ジョン・ストックトンをも擁しながら一度もNCAAトーナメントに出場できていなかったゴンザガ大学が、ここまでのエリートプログラムになったきっかけは1999年のエリートエイト進出です。*そしてこのフロリダ戦のヒーロー、ケイシー・カルバリーがいすゞでプレイしたことは、アイラ・ブラウンやロバート・サクレたち、多くのゴンザガOBが来日するきっかけにもなったと言えるでしょう。

ゴンザガが凄かったのはこれをただの「点」とせず、「線」にして繋げたところ。実際多くの”NOT”ハイメジャー大学が日常的にアップセットをやってのけ、場合によってはファイナルフォーまで進んでしまう例もありますが、継続的に勝てるプログラムを築けているのは稀です。
今年のファイナルフォー進出、National Runner-upという栄誉は、ゴンザガBASKETBALLプログラムを更に強固なものにするはずです。




ゴンザガ大学のリクルーティングとロスター

高校生はもちろん、転校生、いまや日本にまでその「網」を広げたゴンザガのリクルーター陣は益々強力に。今オフも精力的に動いています。が、まずは昨季から戻る選手。リーディングリバウンダー、ジョナサン・ウィリアムス3世(JWⅢ)やフランス人・キリアン・ティリのバックは本当に大きい。*リクルートについては一番下に追記しました。

昨季ロスター。ゴンザガも多くが抜けますね↓

2017-2018ロスター予想↓*Gonzaga Guruさんを参考

特に八村の同級生、ティリ。彼は、昨季シーズン前に八村が8位指名予想された2018年NBAモックドラフトで現在16位につけています。*来年の顔ぶれも強烈ですね。。。

6-10ながら、それこそ渡邊雄太と同じ体重90kg強ほどと細身(6-8の八村よりも10kg軽い)。便宜上センターポジションとなっていますが、鋭いドライブにスリーも打てるティリが、2017-2018のゴンザガの核となる選手でしょう。彼もまた、U19ワールドカップのフランス代表候補。八村の日本とは、準々決勝以降まであたる可能性がありませんが、是非対戦を見たいところ。

スターターにはティリのほか、昨季から主力だったJWⅢに、ジョッシュ・パーキンスとサイラス・メルソン。バックコートは盤石。最後の一人に多くのメディアが予想しているのが、八村の同期で昨季レッドシャツだった、シカゴの名門シメオン出身のザック・ノーベル。彼も素晴らしい選手。
強力です。

八村にはスタートを争ってほしいのと、#3か#4で6番目であっても十分な貢献をしてほしい。アイラ・ブラウンあたりと並んで、ゴンザガバスケットボール史上最高のアスリートである八村は、あらためて言うまでもなく才能十分。あとはそれを表現するだけです。一年ほど前に、NBAモックドラフトで8位指名予想されたのには「からくり」もあるのですが、決して実現不可能なものではありません。

とにかく、Unleash,Rui!なんです。

高校までを日本で過ごした渡邊雄太と八村塁はともに、アメリカメディア、コーチに「HIGH Basketball IQ」と評価されています。これはセルフィッシュでないという意味で、ポジティブなものなのですが、特に八村はどうもおとなしい(笑)。一度、スラムダンクの流川みたいに天上天下唯我独尊みたいになってみれば・・・無理か。。。
すごいけど、まだまだ!↓




ゴンザガの2017-2018スケジュール

昨季はモンスターシーズンでした。ですが、開幕29連勝はもう不要です。疲れます(笑)。
実際、昨季はノンカンファレンススケジュールが例年に比べてやや楽なものでした。

2017-2018シーズンは強烈です。

まずステイトライバル、ワシントン大学とのホーム&ホームはアウェイ(@シアトル)。マーケル・フルツが抜けたUW戦は楽勝でしょう。
注目は現地11月23日から26日まで行われる超ビッグイベント、PK80。これは物凄い招待大会。ナイキの創業者であるフィル・ナイト(Phil Knight)の80歳誕生日を記念してのもので、ナイキ/ジョーダンブランドがオフィシャルサプライヤーとなっている16校が集結。8校に分かれてのトーナメントを、ポートランドのモーダセンターとその隣のメモリアルコロシアムで行うというものです。
すごすぎます。
ゴンザガは”モーションブラケット”という組に振られており、初戦の相手は強豪オハイオステイト(HCサッド・マッタが辞任。バトラーからクリス・ホルツマンを引き抜きました)。勝てばフロリダ-スタンフォードの勝者。さらに勝ち進んで決勝で対戦する可能性のあるのがバトラー、デューク、ポートランドステイトにテキサスというのですから、これはもう11月の「3月」です。気が狂いそうです(笑)。
もう一つのブラケット”ビクトリー”はノースカロライナvsポートランド、アーカンソーvsオクラホマ、ジョージタウンvsミシガンステイト、コネティカットvsオレゴン。。。気が狂いそうです(笑)。
毎年最高のイベントと評される、マウイインビテーショナルあたりが霞んでしまいます。。。

そして12月。5日にマジソンスクエアガーデンで、これも名物イベントジミーVクラシック。対戦相手はこれも強豪、2016年NCAA王者ビラノバ!マジソンスクエアガーデンでのプレイは、松井啓十郎(コロンビア大学)、渡邊雄太に続いて、日本人選手では八村塁が3人目となりそう。
21日にはこれも定期戦、サンディエゴステイトとアウェイ。また、ネブラスカ州の強豪でカイル・コーバーやダグ・マクダーモットの母校で、ダグの父グレッグがコーチするクレイトンとも定期戦スタート(日時未定)。

まだ未確定カードが多いですが、昨季のような連勝はなかなか難しい、タフなスケジュールとなっています。

2017-2018シーズン展望

ゴンザガは”来季も”強いです。連覇さえ可能性があります。
プルゼメク・カナウスキーとザック・コリンズという7フッターのツインタワーが抜け、サイズが小さくなるのは当然ですが、来季は全員がスリーポイントを打てる面々。マーク・ヒュー率いるゴンザガコーチングスタッフがどのようなスタイルで挑むのか、注目です。

多くのメディアによるプレシーズンランキングで、ゴンザガはだいたい10-20位。良い位置です。一年前もこのへんからスタートでした!

WCCカンファレンスでは、やはりセントメリーズがライバル。主力が戻るSMCも非常に強力。ゴンザガともども、全米ランキングクラスです。
そして、元NBA選手のテリー・ポーターがヘッドコーチに就任しながら、2勝16敗で昨季WCC最下位に沈んだポートランド大学。ポーターはアラバマのエイブリー・ジョンソンあたりと違い、今更コーチで名を成すことは考えにくいですが、リクルートが本気モード。うち一人が帝京長岡高校出身、タヒロウ・ディアベイト。彼もすごい選手になりそう。*6-10ですからね。一昔前ならこのサイズの選手にこんな練習はさせなかったでしょう。。。変わりました。




ゴンザガの地元メディア記事

One player we haven’t mentioned yet, is the most interesting guy on the Zags’ roster: Rui Hachimura. We saw flashes of huge potential in short time. But between learning the language and getting accustomed to the college game, the six-foot-eight-inch forward is having to make an enormous adjustment. According to Williams-Goss, Rui is moving in the right direction.

interesting guyで終わるはずがありません。Unleash,Rui!です。

<追記>
キリアン・ティリのインタビュー記事。ティリは八村のルームメイト。ここでもやはり、「言葉」が問題だったと語っています。アメリカ育ちの高橋マイケルはもちろん、高校(モントロスクリスチャン)からアメリカに渡った松井啓十郎や伊藤大司、プレップスクール(セントトーマスモア)で1年過ごした渡邊雄太と違い、明成高校卒業、即アメリカに渡ってフレッシュマンとなった八村には相当の苦労があったと思います。「おとなしい」などと書きましたが、十分過ぎる活躍だったのかもしれません。

-ゴンザガのリクルーティング-
◆Class of 2017*コミット済
・コリー・キスパート 4つ星 6-6、6-8? シアトルエリア 
・ジョエル・アヤイ 6-4 フランス
・ジェシ・ウェイド 4つ星 6-1 ユタ州ケイスビル *Class of 2015 モルモンミッション終了 
◆グラデュエートトランスファー
・ザック・ロフトン SWACのPOY 6-3 テキサスサザン大学 ライバル校:ノースカロライナステイト、サウスカロライナ、ピッツバーグなど
◆Class of 2018
・タエション・チェリー 4つ星 6-8 サンディエゴ ライバル校:アリゾナ、サンディエゴステイト、USC、UCLAなどUSCに決定
・カマカ・ヘパ 4つ星 6-9 ポートランド*フィリピン系アメリカ人 ライバル校:オレゴンなど
・テビアン・ジョーンズ 4つ星 6-6 アリゾナ州チャンドラー ライバル校:アリゾナ、アリゾナステイト
・ブライス・ハミルトン 3つ星 6-2 カリフォルニア州パサディナ ライバル校:UNLV
・ジャマル・ベイ 4つ星 6-6 ラスベガス(ビショップゴーマン)ライバル校:UNLVなど
◆Class of 2019
・アンドリュー・ネンバード 5つ星 6-3 カナダ(フロリダのモントバードアカデミー) ライバル校:フロリダ、スタンフォードなど
・アントン・ワトソン 6-7 スポケーン(ゴンザガプレップ) ライバル校:ワシントン、ワシントンステイト→コミット済み
・マット・ヴァン=コーメン 7-3 ユタ州レヒ ライバル校:ユタ、ブリガムヤングなど
・DJ・ロッドマン 6-5 カリフォルニア州ニューポートビーチ *デニス・ロッドマンの息子
・ジェイク・カイマン 6-6 カリフォルニア州ランチョサンタマルガリータ
・ジャクソン・ルアイ 6-2 アリゾナ州ツーソン ライバル校:グランドキャニオン、サンタクララ、サンディエゴ
・カシアス・スタンリー 5つ星 6-5 カリフォルニア州ノースハリウッド(ハーバードウェストレイク) ライバル校:アリゾナ、UCLA、USCなど多数 
・ブライス・ウィルス 6-5 ニューヨーク州ホワイトプレーンズ ライバル校:スタンフォードなど

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