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U19バスケットボールワールドカップ2017展望

*追記、修正しております。

先日書いたとおり、個人的に今夏もっとも注目しているFIBAのイベント、U19ワールドカップ。

なぜ注目かと言えば、ここに出てくる選手の多くが間違いなく将来のNBA、2020東京オリンピックで活躍する選手であるからです。
実に7大会ぶり3回目の出場を果たした日本にとっては、東京五輪のホスト国としても、その行方を占う重要な大会となりそうです。

 

FIBA U19ワールドカップ2017基本情報

あらためて基本情報。
■7月1日~9日@エジプト・カイロ
■出場チーム:16か国
【グループA】アルゼンチン、ニュージーランド、韓国、フランス
【グループB】ドイツ、エジプト、プエルトリコ、リトアニア
【グループC】カナダ、日本、スペイン、マリ
【グループD】イラン、アンゴラ、イタリア、アメリカ
*各グループ1回戦総当たりの予選ラウンドを行い、1-4まで順位を確定。全16チームが決勝トーナメントに進む。組み合わせはA1-B4、A2-B3、A3-B2、A4-B1、C1-D4、C2-D3、C3-D2、C4-D1。→勝者が準々決勝以降へ進み、敗者は9-16位決定ラウンドへ。

公式サイト
*無料中継の有無は現時点で不明です。



U19ワールドカップ出場国・選手と展望

【グループA】アルゼンチン、ニュージーランド、韓国、フランス

順当ならU18ユーロを無敗で完全制覇(!)したフランスの1位通過となりそうですが、この時のMVPでNBAニューヨークニックスにドラフトされたフランク・ニリキナと、ベスト5に入ったセクー・ドゥンブヤが不出場。しかし、これもNBA候補のゴンザガ大学所属、キリエン・ティリが今回メンバー入り。フランスは優勝候補の一つ。

フランスの対抗はニュージーランドでしょう。ついについに、宿敵オーストラリアをやぶっての初出場!U18オセアニアでMVPとなったガード、クイン・クリントン(6-3)を中心に、ともにNCAA組のビッグマン、サム・ウォーデンバーグ(6-10、マイアミ・フロリダ大学、U18オセアニアベスト5)とタイ・ウィンヤード(6-10、ケンタッキー大学)のほか、既に国内NBLおよびオーストラリアでプレイする選手が揃います。今大会のダークホース。
クリントンも今秋からNCAAディビジョン1のニューメキシコ大学に進学予定でしたが、NCAAルールに抵触。ニュージーランドNBLのカンタベリーでプレイするようです。→関連記事

その後、最終的にカリフォルニアのセントメリーズ(SMC)へ→関連記事 *ゴンザガと同じカンファレンスです。 

注目の世界デビューです↓
 

ブラジルに代わって出場のアルゼンチンが続き、韓国はさすがに苦労するのではないでしょうか。

各国ロスター↓
アルゼンチン
フランス
韓国
ニュージーランド

 

【グループB】ドイツ、エジプト、プエルトリコ、リトアニア

U18ユーロ準優勝のリトアニアと4位ドイツが1位通過を争いそう。続くのがプエルトリコでしょうか。リトアニアも国内やドイツ、スペインのプロチーム所属選手が中心。
U18ユーロベスト5のタダス・セデケルスキス(6-8スウィングマン、スペイン・バスコニア)。間違いなくNBA候補↓

ドイツもNBAにドラフトされたアイザイア・ハーテンスタインが出ませんが、その他の選手も粒ぞろい。全員国内のバスケットボールブンデスリーガ所属で、やはりNCAAディビジョン1に進む選手もいます。ドイツ人HCトーステン・ロイブルのコネもあり、大会前の練習試合で日本代表はこのドイツと対戦。点数にして20点ほど差をつけられています。

プエルトリコも国内とNCAA、アメリカ組で構成。リトアニア、ドイツには及ばないと思います。注目は6-4ながらU18アメリカズでリバウンドを取りまくったアレクシス・ネグロン↓

各国ロスター↓
エジプト
ドイツ
リトアニア
プエルトリコ

 

【グループC】カナダ、日本、スペイン、マリ

日本が入ったC組注目は何と言ってもカナダ。アメリカと、ジョン・カリパリに遠慮してか、”ベスト”ではないですが強力。NCAA組は当たり前のようにごろごろしている中、世界中が注目するのが2019年大学入学予定、先日17歳になったばかりの6-7、RJ・バーレット。彼はClass of 2019でベストと評価される選手。多くのNBA・NCAAスカウトが見に来るでしょう。ディアンジェロ・ラッセルやベン・シモンズらを輩出したフロリダのモントバードアカデミー所属↓

続くのがスペインでしょうか。しかし日本は八村塁と榎本新作(アイザイア・マーフィー)が加入。バックコート、そしてこれも注目のシェーファーアヴィ幸樹の奮闘次第では、2位を狙える陣容なのではないかと思います。初戦、スペイン戦に勝てば大きく前進です。もちろん、マリも含めて簡単に勝てないことは承知ですが。。。

各国ロスター↓
カナダ
日本
マリ
スペイン

 

【グループD】イラン、アンゴラ、イタリア、アメリカ

U18アメリカズを制した、テキサス大学のシャカ・スマートから、ケンタッキー大学の大御所ジョン・カリパリにコーチが交代。マーケル・フルツやマイケル・ポーターJr、ディアンドレ・エイトンにモハメド・バンバらの出場はなく、こちらもベストではありません。が、そこはアメリカ。優勝候補筆頭であることは間違いありません。
そこまで大きい選手を揃えていないので、UNLVに進むブランドン・マッコイの活躍はカギを握りそう↓

ベストでない分、カリパリの手腕は問われます。優勝は宿命でしょう。

ユーロ3位と躍進したイタリアは、ベスト5に入ったデビッド・モレッティの名前がありません。2位通過は濃厚ですが、その先はやや不安。
続いてイラン、アンゴラの順でしょうか。

各国ロスター↓
アンゴラ
イラン
イタリア
アメリカ

 

勝ち抜き予想

思い切り希望を含みますが、、、決勝トーナメントは
フランス(A1)対エジプト(B4)、ニュージーランド(A2)対プエルトリコ(B3)、アルゼンチン(A3)対ドイツ(B2)、韓国(A4)対リトアニア(B1)
カナダ(C1)対アンゴラ(D4)、日本(C2)対イラン(D3)、スペイン(C3)対イタリア(D2)、マリ(C4)対アメリカ(D4)

以降、準々決勝がフランス対日本(!)、ニュージーランド対カナダ、ドイツ対アメリカ、リトアニア対イタリア

準決勝がフランス(希望は・・・)対アメリカ、カナダ対リトアニア

決勝はアメリカ対カナダで、、、優勝はアメリカ

と予想します。

グループリーグを終えての決勝トーナメント組み合わせ↓
https://twitter.com/FIBA/status/882350039334612992




日本のバスケットボールについて

日本のベスト8進出を心から祈りたいのですが、、、日本について回る大課題が立ちはだかります。

U19ワールドカップ出場国の平均身長↓

*エジプト197、アンゴラ194

出場国中唯一の180センチ台。。。圧倒的に小さい国が日本です。

この、フル代表にとっても大きな課題を、ロイブルジャパンがどのように克服するのか楽しみです!

そしてもう一つ気になったのが「環境」。
強豪国とされるチームの選手の多くは、例外なく国内プロ組織やNCAAディビジョン1に所属しています。対して、八村らを除いては、ほとんどが国内の大学・高校に所属する日本。そうそうNCAAなどからのリクルートも期待できないでしょうから、先日アルバルク東京入りが発表された筑波大学・馬場選手のように、在学中からプロチームに混じってプレイする環境を整えることも急務なのかもしれません。

<参考>「環境」について
NBAグローバルアカデミーin オーストラリアAIS→4つ目。中国で既に3つ。アフリカとインドで計画とのこと。

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