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NCAAカレッジバスケットボールランキング~2017-2018W1

更新日:

 始まりました!!

NCAAバスケットボール2017-2018最新ランキング

ランキングは基本、毎週月曜日に更新(日本時間火曜日)。

多くのメディアが独自にランキングをリリースしますが、最も権威があるとされるのが、老舗AP通信のもの↓


   

開幕わずか3日ですから、大きな変動はありません。

が、ドイツで行われた軍関係のイベント・アームドフォースクラシックで、ウェストバージニアがテキサスA&Mに65-88と大敗。しかもA&Mはエース・ロバートウィリアムズが不在(校則違反により開幕2ゲーム)。これが大きく響き、プレランク11位から24位まで落とされました。逆にテキサスA&Mは25位から16位へ上昇。

その他有力校はアップセットをくらっていませんが、今季も1年生中心であるケンタッキーが、格下2校に苦戦。この戦いぶりが不評で5位から7位に後退。
いくつかのランク校が、同様の評価で微動しています。

今週は、日本時間15日水曜日にビッグゲーム!

シカゴ・ユナイテッドセンターにおいて、1位デュークが2位ミシガンステイトと激突。このチャンピオンズクラシックというイベントでは、4位カンザスvs7位に後退したケンタッキーの対戦もあり。注目です。


ランク校同士のカードはまだ多くありませんが、開幕間もないこの時期はチームが出来上がっていないため、アップセットも起こりがち。しかもその結果・内容が即ランキングに反映、3月のNCAAトーナメント出場にも影響してくるため、各校気を抜けません。

なお、記者投票という昔ながらのAPランキングに対して、アドバンスドスタッツなどを反映した「現代的な」ランキングがこちら、ケンポン。更新も頻繁で、全351校を網羅。データに裏付けられた”強さ”を示しているとの評価。1位はビラノバ。

   

Game of the week

マサチューセッツ(UMass)@ハーバード

   

Bリーグ・千葉ジェッツのトニーガフニーの母校、UMassがハーバードに乗り込んだ州内対決が、オーバータイムにもつれ込む激戦。ジェレミーリンを輩出したハーバードはすっかり強豪校になっており、決勝スリーを決めた2年生ブライスエイケン(動画の白11番、6-0ガード)は、カイリーアービングと同じニュージャージーの名門校パトリックスクールを出た4つ星のエリート。リクルートからして、UMassと完全に立場逆転です。強くなりました。

   

NBAドラフト2018に向けた注目選手

別途1人ずつ投稿もしていくつもりですが、目についた選手を。
毎度お馴染み、NBAドラフトネット(八村絡みとは言え、まさかこのモックが日本のテレビで紹介されるとは思いませんでした。。。)で、現在2位指名予想の、アリゾナ大学の1年生7フッター、ディアンドレエイトン。


開幕2戦をそれぞれ19(点)-13(リバウンド)、19-12のダブルダブルでデビュー。
スカウト向けのシビアな動画ですが、怪物と一目でわかります。いい距離のシューティングも持っており、プロ入り後はスリーもおぼえるでしょう。ONE&DONE確定。


   

同モックで1位となっているミズーリ大学のマイケルポーターJr.は怪我がちょっと心配。大したことないようですが。

   

日本人、日本所縁のNCAAバスケットボール選手所属校の動向

ジョージワシントン大学の渡邊雄太

開幕戦はホームで。

相手は同じワシントンDCにキャンパスのあるブラックカレッジ・ハワード。84-75と、圧勝とはいきませんでしたが、ハワードもいいチームでした。


渡邉雄太は19点、11リバウンドのダブルダブル発進。ほとんどアウトサイドでプレイしたこの日、フリースローは2/2。圧巻は7ブロック!あらためて、自身よりも小さく速い選手を十分守れることを証明しました。


   

何より大きかったのは、ジョージワシントンが渡邉のワンマンチームではないという事実。

6-8のパトリックスティーブス(背番号10)は相変わらず堅実で、2年生オーナルドトロ(11番)はより逞しく成長。そしてこれも2年生、ガードのジャイアボールデン(3番)は強気。6-4ながら渡邉よりもウェイトのある彼は見ていて安心できる選手。昨季4.8ppgのボールデンが、いきなり渡邊に次ぐ17得点を記録しました。さすがブルックリン育ちです!


そしてベンチから出てきた「噂の転校生」、ボージーグラー(35番)。評判通りの運動能力でダンク連発で16点。警戒されるでしょうから、上動画のような、彼へのアリーウープはそうそうセットできなくなるでしょうが、大きな戦力です。

苦戦が予想されるジョージワシントンですが、ポテンシャルはかなり高いものと見てよいでしょう。
上リンク、ケンポンでのランキングは、この投稿を書いている時点で151位。

次戦は早くも注目。日本時間15日に、アウェイでvsフロリダステイト。ドウェインベーコン、ジョナサンアイザックが抜けたとはいえ、ACCのハイメジャー校は、このジョージワシントン戦で開幕。相当な気合でしょうが、昨季20点差で大敗した(渡邊が怪我で不在)リベンジを果たしたい。


ホームに戻っての日本時間19日、これもブラックカレッジ・ハンプトン大学はまず問題のない相手。

気の早い話ですが、少々心配なのはアトランティック10カンファレンスそのものの評価。この時期の、インターカンファレンスのゲームで勝たないとリーグの評価が上がらないのですが、上に書いた通り、UMassがハーバードに敗れたほか、昨季ジョージワシントンの息の根を止めたリッチモンドが格下相手に開幕2敗。トップ25に1校も入っていないA10からのNCAAトーナメント出場校数が懸念されます。


ジョージワシントンはもちろんですが、Bリーグ琉球のハッサンマーティンの母校ロードアイランドや、ステファンカリーの出たデビッドソン、そしてVCUあたりの奮起に期待です。


ちなみに、アトランティック10カンファレンス全体の勝敗はここまで10勝7敗。例えばケンタッキーの所属するSECは16勝0敗、デュークやノースカロライナのACCが17勝3敗、ミシガンステイトなどのビッグテンが22勝1敗などとなっていますから、この時期はカンファレンス内他校の勝敗も気になります。

   

ゴンザガ大学の八村塁

U19ワールドカップでの活躍や、上、NBAドラフトネットの「過大」とも言える評価もあって、日本での知名度が上昇する一方の八村塁。


APランキング17位のゴンザガもホームで開幕戦。これもヒューストンのブラックカレッジ、テキサスサザンが相手でした。


先立って行われたエキシビションでスターターに選ばれながらも、緊張からか十分なパフォーマンスを披露できなかった八村はベンチスタート。それでも18分出場の11得点は、まず及第点と言っていいでしょう。スタート5人はまだ固定されていませんし、八村の能力そのものは確かにNBAドラフト一巡目指名候補にふさわしいもの。本人も口にした、ゴンザガバスケットボールの「システム」への順応待ちです。


   

それにしても、ゴンザガというチームの強さは再確認。

出てくる選手がいずれも高水準で、八村でさえ簡単に台頭できないのも無理なし。

中でも注目されたのは、怪我が心配された2年生ジェレミージョーンズ(22番、6-7で、ライス大学からの転校生)と、1年生のジェシウェイド(10番、6-1のガード)。ともに評価の高い2人が揃ってコートに戻ったのはゴンザガに大きなプラス。


層が厚いゴンザガも、ケミストリーが醸成されてくるのは早くても12月ごろから。昨季のような開幕連勝は難しいかもしれませんが、記念すべき、20年連続のNCAAトーナメント出場はこの時点で固いと言ってしまっていいでしょう。

次戦は再びホームで、日本時間15日に、偶然にもジョージワシントンが戦ったハワード。まず問題ないでしょう。続いて19日の、これもホーム、ユタステイトは少々厄介な相手ですが、現在ランキング17位のゴンザガは落とせません。負ければランク落ち必至です。


なお、ケンポンでのゴンザガは22位です。

   

ジョージアテックのシェーファーアヴィ幸樹

ウォークオンのシェーファーアヴィ幸樹は、中国・上海での開幕戦、vsUCLAに出場せず。
お騒がせ、リアンジェロ・ボールらが起こした万引き騒動はいい迷惑でしたが、遠征自体は充実したものだったようです。

「色々あって」ともに主力を欠くゲームは、UCLAが63-60で勝利。しかしジョージアテックも健闘しました。U19アメリカ代表のジョッシュオコギーは欠場でしたが、24点・10リバウンドのもう一人のエース、ベンラマーズ(44番、6-10の4年生)もプロ候補。一回り大きいですが、シェーファーアヴィ幸樹には目標となる選手。

   

中国遠征を行ったジョージアテックの次戦は、少し間があいて日本時間20日のvsビースーンクックマン大学。フロリダ州にある、これもブラックカレッジで、問題のない相手。

ケンポンでのランキング、ジョージアテックは48位。

   

ポートランド大学のタヒロウディアベイト

帝京長岡高校出身のマリ国籍、タヒロウ・ディアベイトもデビュー。

八村同様、エキシビションゲームと違ってベンチスタートでした。結果、7分出場の2点、2リバウンド、2ブロック。チームも最大のライバル、ポートランドステイトに75-80と逆転負けを喫したほろ苦いものでしたが、まだ1年生。ゲームに出てくるだけでもすごいことです。ヘッドバンド、ゴーグルがトレードマークになりそう(白14番)。


   

次戦はやはり日本時間15日。ホームで、NAIA校のワラワラ大学と対戦。
ポートランド大学はケンポンランキングで305位。

   

ピマコミュニティカレッジ(NJCAA)の榎本新作(アイザイアマーフィー)

NCAAではなく、短大組織のNJCAA所属、榎本新作。

注目度は劣りますが、彼は間違いなくNCAAディビジョン1レベルのプレイヤー。あっさりと、所属カンファレンスACCACの週間MVPを獲得しました。
頭抜けたスタッツです。FG、72%!!↓
   

何度も書いていますが、榎本がこのレベルでプレイするのはもったいない。早く「ネクストレベル」行きのニュースを聞きたいところです。

   

最後に、先日11月8日(アメリカ時間)はナショナルサイニングデー。2018年秋にNCAA校に入学する選手の、正式な書類へのサインをする日。これを受けて、ノースカロライナ大学ウィルミントン校が、テーブス海選手への歓迎ツイートを行いました。

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