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八村塁2.0とゴンザガ大学BASKETBALL

八村塁2.0

このコーストtoコーストが象徴するように、ゴンザガの今季第2戦、vsハワード大学において、八村選手が少しこれまでと違う雰囲気をまとっていたように感じました。
開幕のテキサスサザン戦に続き、スターターを4つ星の一年生・コリー・キスパート(彼も本当に素晴らしい選手!)に譲ったものの、ベンチから出てくるなり、スマートで気迫のこもったディフェンスリバウンドを2本。これまでの、どこかフワフワした感じでなく、目の色が変わっていたような感じ→抽象的で月並みな表現、スミマセン
ファイナルスタッツは、キャリハイの20分出場、12点に6リバウンド。5ファウル退場となってしまいましたが、、、
漫画「スラムダンク」で、桜木花道が、翔陽戦で花形相手にオフェンスファウル取られてダンク→そのままファウルドアウト の場面と重ねてしまいました。もちろん、八村は花道よりもはるかに優れた選手ですが(笑)。
本当に文章下手で上手く表せないのですが、ああいう5ファウル退場は、才能溢れる選手がその表現方法をおぼえ始めた時に見られる特有の現象ではないでしょうか。
そのアグレッシブさがあまりにもわかりやすく、オフェンスファウルも取られてしまったわけですが、いよいよ八村はその才能をUNLEASH(解き放つ)始めたようです。
日本のテレビインタビューで自身が語ったように、「(ゴンザガの)システムに慣れるのが大変」であって、彼の場合は”上手くなった”というより”自分の表現方法をおぼえ始めた”という描写が正しいのではないでしょうか。

いよいよ、と感じます。八村が20(点)-10(リバウンド)というゲームを連発し、いまだ確定ではないスターターの座を再び奪い返すことも十分あり得ると思います。

以下2つ。Zagsの強さの秘密というと大げさですが、決してメジャーではないゴンザガ大学バスケットボールの特徴が書かれた記事を一部要約・紹介します。

 

ゴンザガ大学のオフェンス

↓ ↓ ↓
コーチ、マーク・ヒューのゴンザガは、昨季NCAAトーナメント決勝でノースカロライナに敗れたものの、37勝2敗と言う信じられない成績を残しました。これがなぜ”信じられない”成績なのか。カレッジバスケットボール界は、リソースに恵まれた強豪プログラムに支配されているのです。限られたリソースで何とかアップセットを起こす、ACC、ビッグテン、ビッグ12、パック12、そしてSECなどには属していないミッドメジャープログラム。そのミッドメジャーでナンバーワンに君臨するのがゴンザガです。マーク・ヒューはヘッドコーチに就いて以来、チーを毎年NCAAトーナメントに導き、勝率は81%(!)、7回スウィート16に進めています。だからもし、あなたが伝統的な”強豪”高校チームでないのなら、マーク・ヒューに注目すべきです。

↓カレッジコーチの勝率ランキング*SPORTSREFERENCEより

*聞き覚えのない名前も多いのは、多くが引退、それも他界されているような方なばかりだからです。それほど現代NCAAフープで勝ち続けることは難しい。ハイライトが現役コーチ。メジャーカンファレスではないですが、ヒューの数字は際立ちます。同じような境遇でコーチした、あのジェリー・ターカニアンと同等の記録。もちろん、過酷なハイメジャーでコーチしながらこのリストに名を連ねるロイ・ウィリアムズ(ノースカロライナ)、ジョン・カリパリ(ケンタッキー)、マイク・シャシェフスキー(デューク)、そしてビル・セルフ(カンザス)もとんでもない人物ですが。

 

マーク・ヒューのバックグラウンド

ヒューはハイスクールコーチとしてキャリアスタート。それから「無給で」ゴンザガでグラデュエートアシスタント(単なる助手です)。ヒューは独身でしたので、数年間は余裕があったのです。1999年についにゴンザガのヘッドコーチに。初めの5シーズンはフレックスオフェンスを60%、4アウト1インを40%使いました。ゴンザガバスケットボールが全米に露出するにつれ、リクルート網は広がり、選手のタレントが向上、現在ではトランジションにおいてスコアすることを優先し、そうでなければボールスクリーンに注力しています。

我々は良いショットが狙えるように、出来るだけ早くボールをフロントコートに進めたい。スローに進めるよりも、ショットクロックの早いうちの方が良いショットを得られると思う。トランジションでオープンのスリーポイントを狙う。ディフェンスがまだセットされていないので、オフェンスリバウンドを取ることもより簡単である。

 

オフェンシブフィロソフィー

連続性ボールスクリーンオフェンスにより、多くの2マンゲーム(ピック&ロールもしくはピック&ポップ)を行う機会を得られます。もしも2マンゲームが出来なければ、リセットし、逆サイドで同じことをします。オフェンスは対称になっているので、”連続”して行えます。

1.Great spacing (using corners)
2.Ball movement (side to side)

ゴンザガは、ロッカールームに以下のベンチマーク(指標)を掲示しています。

・50% FG
・40% 3PT
・75% FT

昨季2016-2017シーズンのもの↓

以下、ボールスクリーンの詳細へと続きます。図解もありますので下記リンクを参照ください。
Mark Few Gonzaga Ball Screen Continuity Offense
Swivel (Stockton move)など、面白いですね。
*興味深い記事が並ぶこちらのサイトからも、許可をいただきましたので抜粋して順次紹介しようと思います。

↑ ↑ ↑記事ここまで

ゴンザガは、何ら特別なことはしていません。選手のタレントにやや劣る時はペースを落としてじっくりと良いショットを探す。リクルートで優位に立ち始め、4つ星以上の選手が集ってきてからはペースを上げる。ごくごく基本的な戦略です。
とはいえ、1999年時点でさえも、ゴンザガの選手は十分素晴らしい能力を持っていました。それは例えば、日本でもプレイしたケイシー・カルバリーやリッチー・フラームらですが、彼らのような、隠れた才能を発掘した当時からのリクルートもまた、ゴンザガの強さの秘密であると言えます。

 

ゴンザガ大学のリクルート

Gonzaga’s recruiting strategy still working as Zags reload again*2015年11月4日のCBSスポーツの記事です。ちょうど八村が最後のウィンターカップを迎える直前。おそらくこの頃、ゴンザガのアシスタントコーチで、国際リクルート担当のトミー・ロイドが明成高校を訪れていたのではないでしょうか。

↓ ↓ ↓
ゴンザガ・ブルドッグスには今季(も)大きな期待が寄せられていた。最終的に、ゴンザガはCBSスポーツのプレランクで10位、そして最優秀選手候補のカイル・ウィルジャーを擁していた。

それでもリクルートは止めない。誰よりもブルドッグスはそれを知っていた。実際に、ゴンザガの未来はより明るいものになるだろう。2015年、ゴンザガの、ヒューコーチの下での初のエリートエイト進出により、彼らのリクルートは以前よりやりやすくなっている。

月曜日、ゴンザガはシカゴの6-5のシューティングガード、ザッカリー(ザック)・ノーベルからコミット(入学意思表明)を受けた。ノーベルは走力があり、スリーも上手い素晴らしい選手。4つ星選手であり、間違いなく、来季のWCCカンファレンスのベストプレイヤーの1人である。*八村の同期となったノーベルは、怪我もあってレッドシャツ。今季2017-2018をフレッシュマンとして迎えています。

「我々はチームのために必要なものが何かをわかっている。」マーク・ヒューはチームがリクルートにおいて求めているものは何か、という問いにこう答えた。「我々は、一緒にプログラムを成功に導くもの、そして我々の望むレベルでそれを維持するものが何であるかわかっている。」

ゴンザガにフィットする、プロトタイプな選手とは何なのか?

「我々は我々が望む全ての選手を勧誘しようとしているが、NCAAルールに賛同できない選手は論外だ。我々は強く、良い施設を有しているが、選手をスポイルはしない。チームの一部となり、カレッジバスケットボールにおいて最も高いレベルで勝ちたいと思うこと、そして”ネクストレベル(NBAなどのプロ)”へ。本当に本当に、勝つこと、NCAAトーナメントに出場すること、そして成長。そういうことに値する選手たちだ。」

多くの才能が集まるようになったのは、この春に、6-11のザック・コリンズがコミットしてからだ。コリンズはClass of 2016におけるあるリクルーティングサイト(247Sports)で全米65番目にランクされている選手。彼はより高い評価を得ている選手であるが、どこかケイシー・カルバリーやジョッシュ・ハイトベルトを彷彿とさせるところがある。バスケット周辺でフィニッシュできるだけでなく、ステップアウトしてジャンパーを決める。コリンズはこの学年のリクルートの良いスタートとなったが、ヒューはオフにさらにアグレッシブにいくと決めた。

ヒューは過去3シーズン、転校生にも目を向け、2015-2016シーズンの余剰分のスカラシップ(奨学金)を充てた。

そして、ナイジェル・ウィリアムズ-ゴスジョナサン・ウィリアムズ3世をという宝を探し当てた。

ウィリアムズ-ゴスは元マクドナルドオールアメリカンに選出されており、ワシントン大学でPAC12のオールフレッシュマンチームにも選出、2年生時にはリーグ7位のスコアリング、同2位のアシストを記録した。しかしゴスは、ワシントン大学の中途半端な結果に満足できず、転校を決めた。ゴンザガには、彼の望むものがあった。

ウィリアムズ3世もまた、トップ50に入る選手としてミズーリ大学へ進んだ。彼もまた、2017年に貢献できそうな選手。平均29分の出場時間で、12点、7リバウンドを記録し、コーチングスタッフから絶賛されていた。

「彼らは我々が探していた選手としての資質を全て持っていた。」「彼らは勝利への執念、NCAAトーナメントでプレイしたいという強烈な思いを持っており、リクルートの過程において、それを我々に表現してみせた。我々は素晴らしい選手を有していたが、ナイジェルとジョナサンがその先頭に立った。*実際に、2017年のNCAA準優勝の立役者となった。

そして8月。ザッグスはコリンズ、ゴス、そしてウィリアムズ3世に続く2016-2017のチームの4枚目のピース、キリエン・ティリを獲得。フランス人の彼は6-10のストレッチフォーで、2014年のU16ユーロ選手権のMVPだった。彼は3年か4年カレッジにいることを計画していた。ティリはサイズがあり、素晴らしいアスリート。アウトサイドショットが上手いうえに、ボールハンドリングも巧み。ザッグスにとってはエイリアス・ハリス、ドマンタス・サボニス、そしてプルゼメク・カナウスキーに続く、新たなインターナショナル選手である。*この時点で、八村のリクルーティングも進んでいたでしょう。

ヒューの下、スポケーンという町でこの一貫して優秀なプログラムは継続されるでしょう。

The rest of the country better take notice, because the Bulldogs will likely not have hit their peak yet.

↑ ↑ ↑記事ここまで

2017年。初のファイナルフォー進出を果たしたゴンザガのバスケットボールは、見事に一つのピークを迎えました。そしてちょうどこの記事がリリースされる頃リクルーティングプロセスにあった日本人選手、八村塁は2017年を超えるべく、間違いなくザッグスの主力としてその才能を爆発させようとしています。

↓TBSの番組内(S1)で、同期のフランス人選手、ティリと。2018年NBAモックドラフトで指名が予想される2人ですが、ティリの当初の”プラン”どおり、3年もしくは4年ゴンザガでプレイすることは、他校には脅威です。

*リクルートに関する記事でも特別なことは書いていません。しかし以前の投稿のとおり、ますます激化するリクルート競争において、ゴンザガが転校生とアメリカ国外の選手獲得に力を注いでいるのは大きな特徴です。

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