ハイスクール/プレップ(高校)

IMGアカデミーのバスケットボールと田中力選手と...

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田中力選手の続報

*ハワイに引っ越し、転校したようです。

   

IMGアカデミー

ワン・アンド・ダン撤廃に向け、まずGリーグが動き、ジェイレングリーンらがカレッジをスキップ

NCAAはついに学生アスリートがお金を稼ぐことを認めるか

   

何度も書きますが、バスケットボール界で大きな変化が起こりつつあります。

そんな中、注目は高校・プレップレベルのバスケットボール。

単純な(本当に単純な)話ですが、スター選手がカレッジに行かずにプロ選手になろうとするならば、その準備期間、アマチュアとして最後に過ごす1つのカテゴリーはハイスクールになります。「そこ」をスキップしようがなければ(プロクラブのユースという道も今後発展しそうですが)、高校・プレップのバスケットボールがNCAAバスケットボール並みに盛り上がってくるかもしれません。

   

今回はその高校・プレップバスケットボール界のリーダー的存在の1つ、IMGアカデミーについて。

   

以前の投稿どおり、「ヒストリー」まで含めると、アメリカナンバーワンのハイスクールプログラムはメリーランド州のデマッサカトリックになると思います。

が、近年その恵まれた環境を生かし、人材を世界中から集めるのはフロリダ州にある2つの”アカデミー”。

オーランド郊外にあるモントバードと、メキシコ湾岸ブレイデントンにあるIMG(←日本語サイト!)です。

   

IMGは、名前のとおり、スポーツエージェンシーの先駆的な組織であるIMG(インターナショナルマネージメントグループ)が保有する、全寮制のスポーツ特化スクール。元々IMGが得意としていたゴルフやテニスに強い学校でしたが、近年バスケットボールにも注力。

テニスの錦織圭も「一応」OBであり、バスケットボールでもエリックダンピアーやプエルトリコ人のレナルドバークマンはじめ、ドウェインベーコンやジョナサンアイザックといった近所のフロリダステイト進学組、そしてこれも以前の投稿で書いた”NCAAスキップ”のアンファーニーサイモンズ。

多くのスターを輩出しています。

   

>バスケットボールアカデミー公式サイト

*一般的なハイスクールトップチームは"VARSITY"。日本人選手、田中力選手はここに属します(すごいです!)。"NATIONAL"はよりレベルが高く、NCAAディビジョン1やNBAなどプロの「予備校」的チームですが、対外的な競争環境が乏しく、あまり注目されません。2019-2020シーズンはケニョンマーティンJr.が所属し、そのままNBAドラフトにエントリーしています。

   

IMGの”ウリ”はその施設、環境。

贅沢!!!

   

ヘッドコーチはショーンマカロン。長く高校バスケットボール界でコーチをしてきた人物で、実は前任校はデマッサカトリックと同じWCAC(ワシントンカトリックアスレティックカンファレンス)に属する、ワシントンDCのセントジョンズカレッジハイスクールという学校でした。

若き名将です。

*コーチングスタッフはよく変わりますが、懐かしの巨人、ダニエルサンティアゴもいますね。

   

2019-2020シーズンは宿敵モントバードにスウィープされましたが、昨年のガイコナショナルズを制したのはIMG。準決勝ではモントバードに大逆転勝ちをおさめました。

田中選手の姿も見えます。

   

もしもデューク大学進学を決めているジェイレンジョンソンがプレイしていれば、、、今季もMVAに勝てたかもしれません。*ジョンソンは故郷ウィスコンシンから転校してきましたが、IMGではプレイせずでした。

   

田中力選手(Class of 2021)

さて、田中力選手です。

IMGバスケットボールの名が日本で知れ渡ったのは、田中力選手の留学が大きいでしょう。

先日18歳になった田中選手がIMGを卒業するのは来年。

「普通に考えれば」NCAAディビジョン1の大学に進むでしょう。

エリートプレイヤーである彼の場合、注目は”どの”ディビジョン1スクールかという点。

まだオファーはきていないようですが、PGとしては十分なサイズを持っている田中選手がミッドメジャー以上の学校に進むのは確実ではないでしょうか。コロナウィルスの影響はあるとしても、最終学年の始まる直前、このオフに進路が決まると思います。

   

日本人ガード選手について

18歳にして、将来は確実にNBAとさえ言われる選手をチームメイトにし、あるいは敵に回して戦っている田中選手。

さすがアメリカ。上には上がいます。

時にはスターターとして、十分な活躍を見せた田中選手ですが、ガツンとやられる場面も少なくありませんでした。

中でも、昨年12月。ワシントンDC National Hoopfestで対戦した、バージニア州ハリファクスにある強豪校ポウルザシックスス(PaulⅥ、ここもWCAC所属)のガード陣は強烈でした。

超ハイレベル。必見です。会場はデマッサ↓

   

黒のジャージー、1番は田中選手の1学年上。2020年にデューク大学に進むジェレミーローチ。彼にやられるのは”仕方ない”としても、、、もう1人の11番!ナジール”ダグ”マクダニエル。彼は1学年下の、175センチ(実際はもっと低いかも)!

会場が学校に近い、”PⅥ”のほぼホームという条件はあったにせよ、動画の4分50秒あたり。田中選手が圧倒されます。。。

そしてこの”ダグ”でさえも、評価は4つ星。ESPNの学年トップ25に入っていません。*地元ジョージワシントン、ウェイクフォレストなどからオファーは獲得していますが。

素晴らしい環境です。

   

翻って日本。よく言われる、ビッグマンの問題。「日本人選手はBリーグの外国籍選手に対抗できない」。

これは当たり前です。どうしてもNBAを前提に考えてしまうので過小評価されがちですが、Bリーグでプレイしている外国籍選手のレベルは非常に高い。NBA一歩手前。世界中のプロリーグを眺めてもそん色のないプレイヤーが集まっているのです。

では、ガード・ウィングの選手はどうでしょうか。

ほぼ日本人選手が占めるこのポジションは、トップリーグであるBリーグにおいてさえも、到底世界レベルとは言えない。”ダグ”のように、アップで「1人アリーウープ」をかますような選手はいない(アリーウープが基準であるとは言いませんが)。

ビッグだけでなく、ガード・ウィングにも世界基準の選手を連れてくるべきではないでしょうか。*昇降格制を採用するBリーグは特に勝利優先。そのためにビッグ優先。わからなくもないのですが、「それ」以外のスタイルを構築することは可能だと思うのです。例えば、秋田ノーザンハピネッツのように

   

現在、最も競争的な環境でプレイしている日本人ガード選手は、18歳の田中力選手であるという事実。

強化を進める上では大きな課題でしょう。

   

<後記>

やはりIMGのClass of 2022、エリックデイリーJr.について。

記事1

記事2

お母さんもIMG

   

IMGアカデミーの"Hang Time"。1-5まであります。

エピソード1

   

エピソード2

エピソード3

エピソード4

エピソード5

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