Atlanta(アトランタ)
南部の首都と言われる都市。デルタ航空のハブで、成田からの直行便あり。
20号線西行き2時間半でアラバマ州バーミンガム。85号南下2時間弱でオーバーン。
アトランタ・ホークス
1949年にABLから移ってきた中西部のトライシティズ・ブラックホークスが中心。
ミルウォーキー、セントルイスを経て、1968年にアトランタへやってきた。
セントルイス時代の1958年にNBAチャンピオンに輝いている古豪。
が、アトランタへ移ってからの40年以上、カンファレンスファイナルにさえ進めていない。
在籍した選手はインパクトのあるスターが多い。1970年のドラフト3位で入団したピート・マラビッチ、'82年同じく3位で指名した、地元ジョージア大学出身のヒューマンハイライトフィルムこと、ドミニク・ウィルキンス。そして身長わずか170センチのダンクコンテストチャンピオン、スパッド・ウェッブ。'90年代も、ヒートから移籍してきたスティーブ・スミスや地元アトランタ近郊出身のシャリーフ・アブドル・ラヒムなど。現在のエースはジョー・ジョンソンとマイク・ビビーの移籍組。
生え抜きのマービン・ウィリアムス、アル・ホーフォードにジョッシュ・スミスらはうまく育てていると評価されるが、強豪ぞろいのイーストにあってはもう一つパンチ力に欠けるか。フロントの動向に注目。
Official Site
ホームは1999年オープンのフィリップスアリーナ。
観戦難易度は88.3%でリーグ19位。アウェイでは88.5%で16位。
ダウンタウン立地だが、ジョージアドームやコングレスセンター、CNNセンターなどが集まるエリアで、駐車場は十分。
ジョージアテック(大学)イエロージャケッツ
このアトランタダウンタウンにキャンパスを持つのが名門ジョージアテック(Georgia Institute of technology,GT、イエロージャケッツ) 。
ノースカロライナやデュークと同じアトランティックコーストカンファレンス(ACC)に所属。
2004年のNCAA準優勝が最高成績で、1990年にもファイナルフォーに進出している。
前コーチで、現在はサウスカロライナ州チャールストンで指揮をとるボビー・クレミンズの、ラン&ガンのスタイルが人気を集め、'90年のデニス・スコット、ブライアン・オリバーにケニー・アンダーソンで構成した”リーサルウェポン3”は成績以上のインパクトを残した。
OBにマーク・プライスやジョン・サリーといった懐かしい名前があがるほか、トラビス・ベストやステフォン・マーブリー、ジャレット・ジャックなど、アンダーソン以外にも優秀なポイントガードを輩出している。
ほかにマット・ハープリング、マット・ガイガー、ウィル・バイナムにサデアス・ヤング。そしてクリス・ボッシュ。
GTもクレミンズ時代に、日本での公式戦経験を持つ。
ホームはアレクサンダーメモリアルコロシアム。9,000人ほどの収容だが、1956年完成と歴史があり、雰囲気が素晴らしい。かつてはホークスのホームでもあった。デュークやノースカロライナがやってくるゲームは、ホークス戦よりもはるかにチケット入手が難しい。
アトランタの高校バスケットボール
アトランタは当然?才能の宝庫。最近のスターは何と言ってもドワイト・ハワードだろう。ハイスクールは別だが、デイル・エリス、シャンドン・アンダーソンとアンソニー・カーター、ウィリー・アンダーソン、ウォルト・フレイジャー、ハープリング、クリス・モリス、そしてジェラルド・ウィルキンス(ドミニクは名前からわかるとおり、フランスのパリ生まれ。高校はノースカロライナ)など。皆、アトランタエリアの出身である。
Athens(アセンス)
アトランタから85号線北行き経由で1時間半ほど。ギリシャのアテネに因む名前のこの町は、全米最古の州立大学ジョージア大学(University of Georgia,UGA、ブルドッグス)がある。
ジョージア大学ブルドッグス
ドミニクやウィリー・アンダーソンらの出身校で、1983年にファイナルフォーに進んでいるがフットボールの方が有名で、バスケットボールではステイトライバルのジョージアテックにやや劣る。
UGAはSEC所属でカンファレンスが異なるが、GTとは毎年定期戦を行う。
ほかのOBはジェラルド・ウィルキンスの息子でドミニクの甥、ノースカロライナステイトから転校してきたダミエン、1984年LA五輪金メダリストのガード、バーン・フレミングなど。
UGAも来日しての公式戦を行ったことがある。
ホームはステグマンコロシアムで11,000人収容。こちらも1964年完成と古い。
フットボールの本拠サンフォードスタジアムは9万人以上を収容し、1996年オリンピックのサッカー会場にもなった。