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ポートランド大学(University of Portland)概要
タイプ | 私立 |
ロケーション | オレゴン州ポートランド |
ニックネーム | パイロッツ |
チームカラー・スクールカラー | パープル、ホワイト |
カンファレンス | ウェストコーストカンファレンス(West Coast Conference、WCC) |
バスケットボールアリーナ | チャイルズセンター(4,852人収容) |
フットボールスタジアム | フットボールプログラム無し |
オフィシャルサプライヤー | ナイキ(2020年4月時点) |
ポートランド大学のバスケットボール
多く存在する、強くなれないプログラムの1つ。NCAAトーナメント出場はわずか2回(1959、1996)。
同じカンファレンス、WCCに属するゴンザガやセントメリーズ(SMC)バスケットボールは奇跡のプログラムと言えますが、フットボールチームを持たないWCC校は予算面でも厳しく、強化が難しい環境。
地元のNBA球団トレイルブレイザーズのレジェンド、テリーポーターがヘッドコーチ就任後はリクルートがうまくいったように思えましたが・・・ポーターの4シーズンでの戦績は37勝92敗と散々。
クロスタウンライバル、ポートランドステイトを久しぶりにアウェイで下すなど、開幕ダッシュに成功した2019-2020シーズンこそはと感じましたが、終わってみれば9勝23敗。1月に入ってからわずか1勝。15連敗でシーズンを終えました。
帝京長岡高校出身、マリ人のタヒロウディアベイトが4年生となる2020-2021シーズン、期待したいですが。。。
ポートランド大学出身のNBA選手など
NBA選手はほとんど輩出していません。日本でも知れた名前はグレッグアンソニー。ノースカロライナ大学のNBA候補、コールアンソニーのお父さんですが、彼は1年生のシーズンのみをポートランド大学で過ごした後、故郷ラスベガスのUNLVに転校。1990年にNCAA優勝を果たすなど大活躍し、後にNBAでもプレイしました。
あとは現NBAマイアミヒートのHC、エリックスポールストラ。彼はルーキーシーズンにWCCのルーキーオブジイヤーを獲得しています。
すっかり日本でお馴染みとなったこの学校の卒業生は、何と言っても伊藤大司。2006年から在籍した伊藤は学年が上がるにつれ数字上は落ちましたが、強いリーダーシップを発揮しました。
ポーターの前のヘッドコーチ、エリックレベノもオールドファンには懐かしい名前。スタンフォード大学出身で、日本リーグ・日本鉱業(当時)でプレイしたレベノは、伊藤大司ともども2006年にポートランド大学ヘッドコーチに就任。NCAAトーナメント出場こそなりませんでしたが、WCCコーチオブジイヤーを受賞するなど、難しい環境下でそれなりの手腕を発揮しました。現在はアトランタの名門ジョージアテックのアソシエイトヘッドコーチ。何の因果か、ここでシェーファーアヴィ幸樹選手とも交わりました。
現役選手ではタヒロウ。能力は折り紙付きですが、シューティングが向上されないまま4年生を迎えます。ペイント近辺では強さを発揮するものの、獲得したフリースローの成功率は60%にとどきません。スリーポイントの試投は3シーズンでわずかに7本。さすがに日本の高校とはレベルが異なりますが、「留学生の扱い方」は日本の高校指導者に一考がほしいところ。チームの勝利のためだけに、サイズで有利な彼らをバスケット近辺にはり付けておいてよいものでしょうか?
個人的お気に入りはもちろん(?)スモールの1年生、チェイスアダムス。シカゴリア出身で、身長は170センチそこそこです。
そして日本代表候補、渡辺飛勇(ヒューホグランド)。堅実なビッグマンである彼にも期待でしたが、思うようなポジションを確立できず、転校を決意しました。→学内新聞の記事
その行き先は・・・こちらで。
カリフォルニア大学デイビス校(University of California, Davis)概要
タイプ | 公立 |
ロケーション | カリフォルニア州デイビス |
ニックネーム | アギーズ(テキサスA&Mが最も有名ですが、前身が農業系(agricultural)の大学ニックネームによく使用されるマスコット) |
チームカラー・スクールカラー | ブルー、ゴールド(UCLA含め、カリフォルニア大学はほぼこの系統のカラーで揃えてあります) |
カンファレンス | ビッグウェストカンファレンス |
バスケットボールアリーナ | ザパビリオンatARC |
フットボールスタジアム | UCデイビスヘルススタジアム(10,743人収容) |
オフィシャルサプライヤー | アディダス(2020年4月時点) |
UCデイビスのバスケットボール
2004年加入と、ディビジョン1校としては新興校。
ディビジョン2時代は田臥勇太のブリガムヤング大学ハワイ校とも対戦。
2017年に悲願のNCAAトーナメント出場を達成。初勝利を目論む。
現ヘッドコーチは元NBA選手のジムレス。2006年に母校ブラッドリーを、パトリックオブライアントを擁してスウィートシックスティーンに導くなど、評価は高いが、ここ2シーズンは負け越し。その地位は安泰ではない。
UCデイビス出身のNBA選手など
目立った卒業生選手は無し。
NCAAで年々増え続ける、グラデュエートトランスファーである渡辺飛勇はあと2シーズンのプレイ資格を有します。
デイビスでMBA取得を目指しつつ、日本代表として東京オリンピック出場も夢であるという彼のキャリアも注目。