#1シード ゴンザガ大学ブルドッグス
34勝1敗 WCCカンファレンス17勝1敗 1位 19年連続20回目のNCAAトーナメント出場
#4シード ウェストバージニア大学マウンテニアーズ
28勝8敗 BIG12カンファレンス12勝6敗 2位(タイ) 3年連続28回目のNCAAトーナメント出場
日本時間、3月24日午前8時39分ティップオフ。NCAAトーナメント、WESTリージョナルのセミファイナル。ベスト16のカード。*ティップオフ日時はずれこむことが多いです。
おそらく多くのゴンザガファンがドギマギしているはずです。僕も含めて、今季のゴンザガのゲーム前にどうしても思ってしまったことは、「それでもまぁ勝つだろう」ではなかったでしょうか。
NCAAトーナメントのSweet16のこの舞台で、相手はBIG12の古豪、ウェストバージニア。さすがに「まぁ勝つだろう」とは思えません。ドギマギです。
スタッツ比較-ゴンザガvsウェストバージニア
カギになるチームスタッツ
ゴンザガのFG%:51.2*全米2位
ゴンザガのディフェンスリバウンド:29.1pg*全米1位、ウェストバージニアのオフェンスリバウンド:12.7pg*全米3位
ウェストバージニアのスティール:10.2pg*全米1位、相手チームのターンオーバー:20.0pg*全米1位
キーマッチアップ
マッチアップするかどうかは何とも言えませんが、両チーム、リーダーはガードです。ゴンザガのナイジェル・ウィリアムス=ゴスと、WVUのジェボン・カーター。ともにスコアリング能力も高い好ガード。
ウェストバージニア大学とは
名将ボブ・ハギンズ
ウェストバージニア大学出身。63歳。通算813勝327敗。1984年アクロン大学ヘッドコーチ就任。1989年にシンシナティ大学に異動。1992年、ニック・バン=エクセルらを擁してファイナルフォー進出。翌’93年エリートエイト。2006-2007にカンザスステイト。2007年から母校ウェストバージア。2010年にファイナルフォー。コーチした主な選手はバン=エクセルのほか、ダニー・フォートソン、ルーベン・パターソン、ケニョン・マーティン、ケニー・サタフィールド、ダーマー・ジョンソン、デビン・イーバンクスなど。
*シンシナティよりもウェストバージニアはリクルートが難しい学校。今季のチームにも5つ星選手はいません。コーチK関連の投稿で書きましたが、もし日本代表コーチなら、コーチKよりも、例えばハギンズの方が適任ではないでしょうか。そこまでタレントは揃っていなくともチームを強くすることができるという意味で。
プレスバージニア!Press Virginia
もはや全米級の名物であるウェストバージニアのプレスディフェンス。シンシナティ時代からハギンズのトレードマークとなっているもので、強烈。
OBはNBAアイコン
古豪ウェストバージニアはNBAアイコンでお馴染みのレジェンド、ジェリー・ウェストの母校。
エリートエイトに進むのは?
それでもそれでも、、、「まぁ(ゴンザガが)勝つだろう」と思っています(笑)。
普通に考えて、バックコート、フロントコートともにゴンザガの方が人材豊富。
”チーム力”で考える時、ウェストバージニア最大の武器であるプレスディフェンスは脅威ではありますが、ゴンザガの平均ターンオーバーは11.3。NWGのほか、パーキンス、マシューズにメルソンと盤石のガード陣。そうそうTOは食わないはずです。そしてインサイド。ポーランド代表の巨人プルゼメク・カナウスキとザック・コリンズの7フッターコンビに、リーディングリバウンダーのジョナサン・ウィリアムス。オフェンスリバウンドが目を見張るWVも、ディフェンスリバウンドの支配率76.9%のゴンザガから簡単に奪えるとは思えません。
そのうえでゴンザガが苦戦するとすれば、やはり自滅によるターンオーバーの頻発でしょう。また、前半飛ばし過ぎて逃げ切りが上手くいかないのも今季のゴンザガの特徴ではあります。
アメリカ風に予想しておきます。88-80でゴンザガの勝利です。