何かとお騒がせの(?)
2016NBAドラフト10位指名、ミルウォーキー・バックスのソン・メイカー。
南スーダン→オーストラリア→カナダ→NBA
というメイカーはミステリアスですが、やはり困難な道のりを歩んできたことが想像できます。バスケットボールで夢をつかんだと言えるでしょう。
そんなメイカーを取り巻く環境を。
まずソン・メイカーには弟がいます。
Matur(発音ワカリマセン)は来秋に大学進学予定で6-9。
兄ソンほどの評価は受けていませんが、サイズともどもスキルも伸びているらしく、、、楽しみな存在です。
またもう一人の弟Maker(メイカー?)・メイカーはオーストラリアでサッカー選手。
スポーツ一家のようですね。
そして”いとこ”!Makur(発音ワカリマセン)↓
彼は6-11で2020年に大学進学予定です。
もう驚きません(笑)。
Maturは昨季ロサンゼルスの学校でプレイしましたが、今季からカナダに移ります。既にMaturもおり、この学校はカナダのプレップスクール史上最高のチームと評価されています。
さて、このメイカー一族にはアディダスが絡んでいるのがわかります。
ソン・メイカーはアディダスと契約しました。
そして弟Maturはソンも入学を検討したアリゾナステイト大学への進学が濃厚。
→有力リクルーティングサイト
このアリゾナステイト大学はジェイムス・ハーデンの母校でやはりアディダスの学校。
そしてMaturとMakurがプレイするカナダのプロフィックノースという学校。
ここは先日ちらっと書いた北カリフォルニアの観光地ナパにある姉妹校。
この特殊なバスケットボールスクール、プロリフィックもまたアディダススクールなのですね。
メイカー一族はやや特別なケースとはいえ、最近異常なまでのリクルートが目立ちます。スポーツメーカーが手を付けるのが早い。
ソン・メイカーにはおそらく早い段階からアディダスが接触していたでしょうし、アンダーアーマーがブランドン・ジェニングス、エマニュエル・ムディエイ、そしてテレンス・ファーガソンの、それぞれイタリア、中国、そしてオーストラリアでのプロキャリアをサポートしたことも先日触れました。ファーガソンのオーストラリアNBLデビュー↓
もちろん、ナンバーワンブランド・ナイキもオークヒルやフィンドレーといったプレップスクールをおさえています。
いやはや、すさまじい世界です。
ここでアナリストが注目しているのが元NBA選手の息子であり、2017年大学進学者の中でも評価の高い、ゲイリー・トレント・ジュニアの動向。
彼は元々ミネアポリスの強豪高校に在籍していましたが、このオフにラスベガスのフィンドレー(ナイキ校)に転校。そしてこのフィンドレーのコーチがNCAAにステップアップすると、アディダスのプロフィリックに転校してきました。
今秋のナンバーワン高校生と評価されたジョシュ・ジャクソンはアディダス校のカンザス大学へ進みましたが、、、
*公式サイトより
トレントJr.はどうするのか、というわけです。
デュークが本命とされていますが、ほかにミシガンステイト、アリゾナ、そしてUCLAが最終候補となっています。
UCLAを除いてはナイキスクール。UCLAは現在アディダスですが、来夏からアンダーアーマーに変わります。
デュークのコーチ陣もはるばるやって来ました↓
さてさてどうなるか。
最後に、、、アメリカの高校でプレイ中のテーブス海選手。彼はアディダスがとことん推しています。
おそらくというか当然というか報酬は受け取っていないと思いますが、こういった表立ってのサポート、現段階でのスポンサー契約は、NCAAルールに抵触します。ディビジョン1校には進まないのか、富樫選手や猪狩選手のように直接Bリーグに進むのか。では”あの”アディダス球団に進むのか、でもお父さんのチームは・・・
余計なお世話ですが、どうなるのでしょうね。。。
アディダスも頑張ってます。