ブラケット
セカンドラウンド結果
9位ミシガンステイト 70-90 1位カンザス
@オクラホマ州タルサ
サンダー戦を控えたウォーリアーズのドレイモンド・グリーンも応援に駆け付けた一戦。カンザスオフェンスをミシガンステイトディフェンスがどう止めるかが焦点でした。序盤からとばしてくるカンザスに対し、ミシガンステイトも真っ向勝負。よく食らいつきますが、前半残り5分を切ったところからKUがまたギアを入れ替えます。結局ハーフで40点取るカンザスペース。後半のシューティングがどうなるか・・・でしたが、MSUにつけ入るすきはありませんでした。最終スコア、90-70。”ゴタゴタ”のあった1年生、ジョッシュ・ジャクソンが23点。カンザスの快勝に終わりました。
7位ミシガン 73-69 2位ルイビル
@インディアナポリス
予想通りの大接戦。ミシガン6、ルイビル11というターンオーバーがゲームを締めました。ルイビルにも十分勝機があったゲーム、トーナメント特有のヒーローは、ミシガンに現れました。ドイツのU18代表で、バスケットボールブンデスリーガ、アルバベルリンでプレイ経験のある6-11、モーリッツ・ワグナーが26得点。チームを3年ぶりの16強に導きました。一時10点近くあったリードを保てず、逆転を食らったルイビル。5/20というスリーポイントも響きました。
11位ロードアイランド 72-75 3位オレゴン
@サクラメント
本来ディフェンスのチームであるロードアイランドは、クレイトン撃破の勢いそのままに、46-38というオフェンスが出来過ぎの前半。後半、案の定失速。そして今度はオレゴンの攻撃を封じることが出来ませんでした。URIはもう少しペースを落としても良かったように感じるゲームは、序盤自らのシューティングが良すぎたことで狂いました。FG%50ながら、無念の逆転負け。スリーポイント6/22。オレゴンはタイラー・ドーシー、ディロン・ブルックスの両エースが活躍。2年連続6回目のスウィートシックスティーン。
5位アイオワステイト 76-80 4位パデュー
ほぼパデューのペース。後半最大19点差を、アイオワステイトは残り5分でよく追いつき、一時逆転しますが・・・パデューの逃げ切りも評価できるでしょう。リバウンドがパデューの38-28。このゲームで20点、12リバウンドに7アシストを記録した、パデューのエース、カレブ・スワニガンが覚醒しています。7年ぶりの16強。スワニガン以外の奮起が求められますが、17年ぶりのエリートエイト、そして27年ぶりのファイナルフォーまであと2勝。
リージョナルセミファイナル(Sweet16)展望
@カンザスシティ
4位パデュー vs 1位カンザス
カンザスが有利です。パデューは伝統的にディフェンスの良いチーム。平均失点は67.5。が、平均得点83.4のカンザスオフェンスを止めることが困難なのは、同じビッグテンでパデュー同様ディフェンスの良いミシガンステイトが証明済み。しかも会場カンザスシティはほとんどKUのホームと言っていいほどの場所であり、よほどのことが無い限り、カンザス優位は揺るぎません。スワニガンが20点10リバウンド、+サポーティングキャストの活躍があって初めて勝機が見えてきます。それが起こりうるのがNCAAトーナメントではありますが、ミシガンステイトと同じく、前半40点も取られるようだとカンザスのブロウアウトの可能性あり。
インサイダー予想は88-75でカンザス。
7位ミシガン vs 3位オレゴン
もはやミシガンは7位シードのチームではありません。完全に攻守がかみ合い、サイズもあります。ドイツ人留学生、モーリッツ・ワグナーの、ここにきての覚醒も大きい。サイズもあるミシガンに対し、オレゴンは6-10のクリス・ボーチャ離脱が痛い。ディフェンスの良いルイビル戦でわずか6個、全米で最もターンオーバーが少ないミシガンは、いまや優勝候補。オレゴンも攻守のバランスが取れたチームですが、総合力でミシガンが上回ります。
インサイダーでは85-81でミシガン。