Bリーグ/日本国内

Bリーグ2017-2018-第10節を終えて~スタッツ・個人成績

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B1・第10節までの順位

   

注目のA東京@三河は1勝1敗。さすがに日本トップレベルのゲームが展開されました。
東地区は渋谷が川崎をスウィープしての、破竹の9連勝。
中地区は新潟が千葉に痛い連敗を喫して下降。横浜は前節に続く連敗で苦境。
西地区は唯一連敗した西宮が最下位に。

私の地元、西地区の大阪と西宮が、シーズン2度目の直接対決。今節はエヴェッサがスウィープしました。


大阪について。シーズン前に発売されたあるイヤーブックのインタビュー上で、栃木から移籍してきた熊谷尚也が「アーリーカップで、激しくプレイしてコートに倒れこんだ味方選手を、誰も起こしにいかなかった。栃木ではありえないことだったのでキレた。」と語っていました。これを目にして、チームのカルチャーに少々疑問を抱きましたが、成績は最近復調。熊谷はじめとした補強は十分ともいえるので、早々に勝ち越しに戻したい。プレイオフ進出は必須とも言える。

ファンも含めたチームカルチャーというものを計測可能ならば、おそらくリーグトップクラスであるはずなのが西宮ストークス。昨季のメンバーが引き続き多くプレイしているのが要因の一つですが、走るバスケットボールはストークスのトレードマークとなっており、そのスタイル一貫的。しかしタレント、サイズ不足の感はどうしても否めず、成績は低迷中。
   

BリーグB1チームスタッツ

スリーポイントを打つ割合と成功率


*右端の、割合・成功率とも35%以上をハイライト

琉球、名古屋Dに三遠がともに35%超え。
三河の成功率40%超えキープもすごい。

日本人選手のサイズに劣る西宮は、スリーポイントを増やしてもいいのでは?ドゥレイロンバーンズに谷直樹、道原紀晃、そしてコナーラマートと、”打てる”選手は揃っています。2ptFGに目を向ければ、その確率は42.1%でリーグ最下位。難しいミドルレンジを放ってはいないでしょうか。
オフシーズン、クラブ広報のSNS上では、大阪ガスのグラウンドでとにかく走りこむ選手の姿が目立ちました。どこよりも走りこんできたはずのチームは、さらに効率の良いバスケットボールを目指したい。

期待値は、(特に2点シュートを細分化したものの公開を望みたいですが)ほとんどのチームでFTの次に高いのがスリーポイント↓


   

フリースロー獲得率と成功率


*右端、フリースロー率は25%以上をハイライト

成功率80%を超えるチームがゼロになりました。寂しい。。。
現時点で、NBAでは5球団、NCAAディビジョン1には6校存在します。

サイズ、フィジカルに劣る、日本チームのフリースロー成功率が低いというのは・・・どうしても納得いかない。

   

アシストとターンオーバーの比率

   

西宮はリーグワースト3位のターンオーバーの多さも課題。修正したい。バーンズが最も多い41このTOですが、彼は責められない。。。

   

BリーグB1選手個人成績

フリースロー獲得率と成功率




*いつもどおり、FGA40本以上で抽出。右端、フリースロー率25%以上かつ成功率80%以上をハイライト。

とにかくまず、成功率80%を!!

   

BリーグB1得点王レース

タイラー・ストーンが早速暴れましたが、ガードナーとファジーカスの争いで決まりでしょう。
(帰化を除いた)日本人選手はTOP25に4人。熊谷(大阪)、並里(滋賀)、比江島(三河)、田中(A東京)に、笹山(名古屋D)が続きます。

   

アシストとターンオーバーの比率

*アシスト2.0pergame以上の選手を抽出しています。

   

リバウンド

フリオ・ラマス日本代表HCが強調しているこのカテゴリー。


   

アベレージでダブルダブルを記録しているのは、ロシター、スコット、ファジーカスにガードナーの4人のみ。
外国籍・帰化選手が並びますが、竹内公輔が唯一TOP25入り。チームの成績もあって、弟・譲次に数字で後れをとっているように見えますが、8.8rpgはなかなか。

日本人選手では、満原(5.2)に次いで、竹内譲次に並ぶのがなんと宇都直輝(ともに4.8)!得点でも日本人2位、そしてリーグトップのアシスト数も誇る宇都は、来年以降、代表でも輝いてほしい。
続く永吉(4.7)、太田(4.6)には一層の奮起を。
以下、数字は低くなりますが、中東(3.8)に続いて城宝、田渡修人、そして並里という日本人選手の順番を見る限り、ラマスコーチの指示する「ガードのリバウンド参加」は的を得ていると言えます。

ただし、強調すべきは「ボックスアウト」ですよね。これを測る数字は今のBリーグにはありませんが、早々に登場するでしょう。リバウンド数が不足でも、それをアシストする「ボックスアウト」ができているのなら文句ありません。

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