富永啓生選手が所属するネブラスカ大学は、10年ぶりとなるNCAAトーナメント出場を果たせるか。
今季のNCAAバスケットボールを見るうえで、これは重要なテーマ。
増え続けるNCAAディビジョン1日本人選手ですが、過去にNCAAトーナメント(メンズ)出場を果たせたのは八村塁選手(ゴンザガ)ただ一人。
富永啓生選手が、この偉業に果敢に挑んでいます。
※今季のネブラスカ大学バスケットボール関連投稿
> 富永啓生選手とネブラスカ大学とビッグテンバスケットボール2023-24
> NCAAカレッジバスケットボールランキング第6週とネブラスカとクレイトン
ネブラスカ大学バスケットボール2023-2024
この投稿時点で、ネブラスカ大学は12勝2敗(このうち、ビッグテンカンファレンスでは2勝1敗)。
Non-Conこと、ビッグテン以外の大学とのノンカンファレンスゲームを10勝1敗(州内ライバル、クレイトンに敗戦)という、ほぼ完璧な成績で終えたコーンハスカーズは、直近のゲームでインディアナ大学をやぶり、悲願のNCAAトーナメント出場に向け、また一歩前進。
最新のブラケットロジー(NCAAトーナメント出場校予想)においては、”ファーストフォー”と呼ばれる、ぎりぎりの出場を見込まれています。
しかし・・・
ビッグテンは何校NCAAトーナメントに送り出せる?
今季も全米をけん引するとみられた、ネブラスカが所属するビッグテンカンファレンスが予想外の低調。
特に、1998年からなんと25大会連続で出場している(2000年には優勝)ミシガンステイト。まさかの8勝5敗。ビッグテンでもウィスコンシンとネブラスカに敗れ、まだ勝ち星がない危機的状況です。
チーム *APランキング | 今季通算成績 | ケンポンランキング | ブラケットロジー における出場予想 |
パデュー *1位 | 13勝1敗 | 2位 | 〇 |
オハイオステイト | 12勝2敗 | 31位 | 〇 |
ネブラスカ | 12勝2敗 | 52位 | 〇 |
イリノイ *9位 | 11勝2敗 | 8位 | 〇 |
ウィスコンシン *21位 | 10勝3敗 | 16位 | 〇 |
ミネソタ | 10勝3敗 | 83位 | |
ノースウェスタン | 10勝3敗 | 68位 | 〇 |
インディアナ | 10勝4敗 | 92位 | 〇 |
メリーランド | 9勝5敗 | 79位 | |
ミシガンステイト | 8勝5敗 | 19位 | 〇 |
ラトガース | 8勝5敗 | 86位 | |
アイオワ | 8勝6敗 | 56位 | |
ペンステイト | 7勝6敗 | 110位 | |
ミシガン | 6勝7敗 | 59位 |
※いつも書いておりますが、単純な勝敗数ではランキングは決まりません。ノンカンファレンスゲームの対戦相手の強度や、ゲーム内容が評価されます。例えば、MSUの5敗はジェームスマディソン、デューク、アリゾナ、ウィスコンシン、そしてネブラスカ。相手にランク校が多く、強豪ベイラーを破った勝ちを評価されています。
ブラケットロジーでは8校の出場予想。
今のところ、ビッグテンに甘く予想してくれておりますが・・・
ネブラスカはこれに甘んじず、勝ち続けたい。
早めに20勝に到達することで、NCAAトーナメント出場を確実なものとしたい。
レギュラーシーズン残りは17試合。
10勝すれば22勝9敗。
ビッグテンで12勝8敗。
このあたりでNCAAトーナメント出場当確と言えるでしょう。
> ビッグテンHOOPSに詳しい方による、同様のポスト
残り17試合を10勝7敗で乗り切ると考えると、けっこう余裕あります。
富永啓生選手とNBAドラフト2024
ご家族も見守った、ホームでのインディアナ戦で28得点!
大御所アカウントも反応するほどのインパクトを残した富永啓生選手。
定番のフレーズは、FUN TO WATCH.
小気味よくスリーポイントを放り込み、これを警戒する相手をひらりとかわして悠々とツーを決める。
ケイセイトミナガは見ていて楽しい選手。
Albert: Keisei Tominaga, remember the name. I don’t know if he ever even makes the league, but what a fire-breathing dragon this guy is. Go look up his numbers towards the tail end of last season, you might need a shower after. Not sure about NBA upside, but very sure about the party-time upside. This dude is so much fun to watch.
NO CEILINGS(存在感あるNBAドラフト予想サイト)
正直なところ、NBAは難しいだろうと思っていました。
が、インディアナ戦で見せたような活躍を続け、ネブラスカをNCAAトーナメント出場に導き、同校に史上初の1勝をもたらすようなことができれば・・・
少なくとも、2024年NBAドラフト2巡目での指名はあるのではないかと思えてきました。
それほどスリーポイント、とりわけディープスリーの威力はすさまじい。
2回転、3回転してダンクを決めようが、2点にしかならないのですから。
<後記>
それにしても、インディアナが元気なかった。
と思ったら、体調不良者続出だったようで。 > ロスタイン
まぁ、関係なしでネブラスカの勝ちは勝ち。