> NCAA-アメリカ大学バスケットボール中継放送を見る~2023-2024
<2023年10月更新>
NCAAカレッジバスケットボール視聴について。
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史上最多、7人の日本人選手が在籍する、2023-2024NCAAディビジョン1バスケットボール。
中でも最注目は、唯一の4年生、今季がファイナルイヤーとなる、富永啓生選手でしょう。
今回は、渡邊雄太選手のジョージワシントン2017-2018、八村塁選手のゴンザガ2018-2019シーズン同様、ネブラスカ大学の2023-2024シーズンプレビューを。
参考までに、昨季の投稿 > 富永啓生選手とネブラスカ大学バスケットボール2022-2023(NCAA)
富永啓生選手~2023-24シーズン
昨季の活躍については言うまでもないでしょう。
> スタッツ
しかし・・・年明け1月までは波のある成績。
2月に突如覚醒。ホームでのペンステイト(トムホーバス氏の母校)戦でNUキャリアハイの30得点を記録すると、そこから4ゲーム連続を含む、計6つの20得点オーバー。
圧巻でした。
誰もが指摘するとおり、スリーポイントのみならず、これを警戒する相手ガードを剥がしてのツーをよく決めたのが大きかった。
象徴的な数字はやはり、2pフィールドゴール。
昨季の富永選手のそれは、驚異の62.4%!これは全ディビジョン1、5,000人ほどの選手の中で、なんと85位にランクされるもの。
理解不能とも言えるほどの数字であり、通常2ptFGの成功率トップ争いは、バスケットにより近いペイントを主戦場とするビッグマンの独壇場。188センチそこそこの富永選手が記録できる数値ではありません。
より一層のディフェンスが襲いかかってくるはずの2023-2024シーズン。
2月に覚醒では遅い。
ネブラスカのエースプレイヤーとして、開幕から全開でチームを勝利に導き続けることが求められます。
オフにFIBAワールドカップを「ちゃんと」見たアナリストの一人、NCAA公式のアンディカッツ。
これは正しい。
一方で、”シューティングガード”カテゴリーにおいては、富永選手は上位にランクされません。
これもまた、正しいと言わざるを得ません。
サイズ、運動能力でどうしても劣ってしまう部分があるからです。
> 参考(プレシーズンオールビッグテン)
しかし、これらをも補ってあまりあるシューティングを見せつければ・・・
NBA???
ネブラスカ大学バスケットボール#Nebrasketball2023-24
続いては、チームとしてのネブラスカ大学バスケットボール。
富永選手の覚醒があったとはいえ、昨季は結局16勝16敗。ビッグテンカンファレンスでは9勝11敗の11位(14校中)に沈みました。
悲願のNCAAトーナメント出場は遠く、もう10年、その舞台に立てていません。
NCAAトーナメント 出場 | 2023 | 2022 | 2021 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 |
ミシガンステイト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
パデュー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
ウィスコンシン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
ミシガン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
オハイオステイト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
アイオワ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
メリーランド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
インディアナ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
イリノイ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
ミネソタ | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||
ラトガース | 〇 | 〇 | ||||||||
ノースウェスターン | 〇 | 〇 | ||||||||
ペンステイト | 〇 | |||||||||
ネブラスカ | 〇 |
五分に終わった昨季以上の成績を残すことはできるのか。
多くのメディアは厳しい見方をしています。
富永選手と同じか、それ以上にチームを支えた、デリックウォーカーとサムグリーセルが抜けたからです。
富永選手1人ではさすがに苦しい。かと言って、新加入選手の力は未知数。
これが、プレシーズンのネブラスカ大学バスケットボールへの評価です。
ビッグテンカンファレンスで、10位前後。良くてNIT出場だろう、と。
> 参考(パワーランキング)
しかし、未知数は未知数。
特にネブラスカにやってくる転校生の評価は高く、上手くフィットすればひょっとします。
Dウォーカーに取って代わることを期待されているのは、ブラッドリー大学からのオランダ人ビッグ、リエンクマスト。ウォーカーほどの”泥臭さ”はありませんが、より器用でスコアリング力は上。
そしてもう1人期待値が高い、ブライスウィリアムズ。昨季、シャーロット(ノースカロライナ大学シャーロット校)でチームハイの13.8ppgをあげた選手。PGではありませんが、グリーセルの得点は補えそう。※彼の父、故ヘンリーウィリアムズは伝説的選手。
その他、PGはやはり昨季終盤に覚醒したジャマーケスロウレンス、そしてアラバマから移ってきながら怪我に泣いた、ジュワングレイあたりがスタート候補ですが、HCフレッドホイバーグは開幕数試合でいくつかの組み合わせを試すでしょう。
不動のスターター、富永啓生の周りを固める選手。彼らの活躍も、当然NCAAトーナメント出場、そしてネブラスカ史上初の”マーチ”1勝のカギを握ります。
ビッグテンバスケットボール2023-24
さて、ネブラスカ大学の所属するビッグテンカンファレンス。
フットボールも含めると、このリーグはおそらく全米ナンバーワンカンファレンスでしょう。
以下、過去10回のNCAAトーナメントにおける、カンファレンスごとの出場校数を見れば、それは明らかです。
5大カンファレンス+1 NCAAトーナメント 出場校数 | 2023 | 2022 | 2021 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 |
ビッグテン | 8 | 9 | 9 | 8 | 4 | 7 | 7 | 7 | 6 | 7 |
ACC | 5 | 5 | 7 | 7 | 9 | 9 | 7 | 6 | 6 | 4 |
SEC | 8 | 6 | 6 | 7 | 8 | 5 | 3 | 5 | 3 | 3 |
ビッグ12 | 7 | 6 | 7 | 6 | 7 | 6 | 7 | 7 | 7 | 5 |
パック12 | 4 | 3 | 5 | 3 | 3 | 4 | 7 | 4 | 6 | 5 |
ビッグイースト | 5 | 6 | 4 | 4 | 6 | 7 | 5 | 6 | 4 | 8 |
2023-2024も、全米有数のプログラム、パデューとミシガンステイトを筆頭に、8校前後のNCAAトーナメント出場が見込まれます。
ネブラスカは、ここに何としても食い込みたい。
20勝はしたい。(ノンカンファレンスで10勝、ビッグテンで10勝)
> スケジュール
今季も、より”ソフト”に組みました。
昨季はノンカンファレンスゲームを7勝4敗。
今季注目は12月の2ゲーム。
ホームとはいえ、ランク校であるクレイトンは今年も強敵。また、再度アウェイで戦うカンザスステイトも難しい相手。この、昨季揃ってエリートエイトまで進んだ両校どちらかを潰せれば・・・(昨季はアウェイでCUをアップセット!)
今季もこのノンカンファレンスゲームは11。
10勝1敗を期待。
※全スケジュール確定次第、視聴方法などと合わせ、追記予定です。