今回の投稿は完全に自分の趣味です(笑、このブログ全てがそうですが。。。)
バスケットボールゲームの分析の仕方、見方です。
お馴染みBBALLBREAKDOWNのニコラスさんが書かれた記事を要約いたします。*ニコラスさんも記事紹介を快諾してくださったので、また別の記事も訳(意訳)そうと思います。
◆フィルムを見る前に十分な下調べを。web上に情報は溢れてる!
1.録画したゲームを見よう
2.ボールを”見る”な
3.一時停止ボタンと友達に
4.巻き戻しボタンと友達に
5.ちょっとした結果があなたの全体の評価に反映されないように全力を尽くそう
6.全てを書き留めよう
7.疑問を抽出し続けよう
8.最初はゆっくりと
恐ろしく時間がかかる上に、当たり前のことでしょ?と思われるかもしれませんが、重要なことを書かれていると思います。この拙い訳よりも、原文を読まれることをオススメします。こういう内容が書かれることにこそ、アメリカのバスケットボールの深さがあると感じます。
HOW TO BREAKDOWN NBA FILM
Get Familiar Before You Get Really Familiar-完全に慣れる前に
数年前、叔母、叔父とバケーションを過ごす機会がありました。この旅行中のある日、私たちはワシントンDC(初めて訪れる場所です)へ。夕食を取ろうと、何軒かのレストランがある通りを見つけ、お店の近くに車を停めました。通りを歩き始め、私はスマートフォンを手に取り、Yelp(レストランなどローカル店の口コミサイト)でリサーチを始め、叔母叔父はレストランのドアにかけられたメニューを眺めていた。
この話は、私が最初にフィルム(バスケットボールのゲームの動画)分析を始める時に使う方法と非常によく似ています。自分でレストランのことを把握しようとしていたのと同じ方法で、私は選手、チーム、そして戦術を理解しようとするのです。ディナーが素晴らしい体験になるように、それと同じやり方で、フィルムセッションを熱心に学ぶことができるのです。
指先に、大量のレストラン情報があるのです。そしてそれはバスケットボールについても同じことです。選手、チームもしくは戦術で洞察力を得ようと映像に飛び込む前に、ビデオ、記事、そしてスタッツについて調べることおすすめします。あなたが学ぼうとするオフェンス・ディフェンスのビデオを見るためにYouTubeチャンネルに向かうかもしれないし、選手の傾向を学ぶためにNBA.com/Statsの数字を拾うかもしれません。タップすれば、大量の素晴らしいリソースが存在するのです-それには好奇心と、それらを発見するために探求する意欲が求められます。
このステップは、あなたが学ぼうとする事柄をやりやすくするのに不可欠であるだけでなく、さらに一歩踏み混めるようによりフォーカスされた道を提供してくれるのです。あなたがより深く探求し始めた時にそれらを参照できるよう、この間に出てくる疑問を書き留めることをすすめます。
最終的に、このステップのゴールはあなたの脳や目を訓練することです。他の人はこのステップを略し、”火の中に”飛び込んでいくかもしれませんが、しかし、この馴染むためのセンスを作り出すことは、プロセスの重要なパートだと思います。
Heading To The Film Room-フィルムルームへ
フィルムセッションの全体的なゴールは、選手、チームもしくは戦術(”アイスブレーカー”と考えられているステップも)についてより詳しくなることです。フィルムを分析することは困難な場合もあるので、まずゲームを見るのに助けとなる8つの方法を考え出しました:
1. Watch recorded games.-録画したゲームを見よう
間違いなくライブのゲームには不可価値がありますが、この訓練の初期段階では、一時停止や巻き戻してゲームに集中することがあなた個人の成長曲線を促進することとなるでしょう。すぐに特定の動きや傾向を楽に識別できるようになり、ゲームがゆっくり進み始めます-そしてその時、特定の一場面を捉えることができるでしょう。
それだけでなく、録画したゲームを見返すことは、複数の選手を観察する機会を得ることになります。一時停止や巻き戻しをする能力を持つと、そのゲーム内で複数の選手についてより完全な理解を得るために、本当に掘り下げて、フィルムに十分な時間を費やすことができます。
2. Don’t *watch* the ball.-ボールを”見るな”
ボールを見るということは、あなたがどれだけゲーム全体を俯瞰して見ることが出来るかと言うことを制限してしまいます。私の経験上、ボールがどこにあるか気にする(見るということでなく)ことは、洞察力を得るのに最適な方法です。もちろん、ボールは全てに絡んでくるのでコートのどこにあるのかを常に知っておく必要があります。
ウィークサイドのディフェンダーの目を通して、このことについて考えてみてください。もしそのディフェンダーがボールをよく見ていなかったら、ヘルプの責任を逸してしまうことになるでしょう。しかしボールに十分フォーカスしていれば、レイアップを狙ったバックドアを抑えることができます。成し遂げるのに必要な手段はあります。そしてそれは、フィルムを見ている時も同じです。常にボールがどこにあるのか、頻繁に確認してください。しかし、コートには他に8人の選手がいることも忘れないでください。
3. Befriend the pause button.-一時停止ボタンと友達に
ここに、コート上の10人の選手すべてを追い続けるのに便利な方法があります。一時停止ボタンで、低速で選手の動きを追うことができます。通常、私は全選手がどこにいるか、そしてコート上の全てを観察できるよう、ハーフコートで2秒ごとに一時停止を使います。また、あるポゼッションでカギとなるポイントで一時停止ボタンを使うことは、選手の気持ちになることと、概してより正確な判断を下すのに役立ちます。
4. Befriend the rewind button.-巻き戻しボタンと友達に
私にとって、フィルムを見るという究極の目標は、貴重な洞察を得るために、特定のプレイの根本的な要因を明らかにすることです。巻き戻して、その根本原因を突き止めようと、1つのポゼッションを2回、3回もしくは4回リプレイするということは、やり過ぎではありません。-時として必要ことなのです。
個人的に、結果を知った後にプレイを評価するる方がかなり簡単です。一度再生してみて、どのように進行していくかを理解するために巻き戻してみてください。
全てのアクションは反応を引き起こすという、ニュートンの第3法則を思い出してください。ポジティブもしくはネガティブなプレイが続いてしまう、特定のアクションはありましたでしょうか?一人の選手のまずい判断が、難しい状況における別の選手に連鎖反応をもたらしたでしょうか?これらは、自ら問いかけてみてほしいタイプの質問です。
5. Try your best not to let short-term results affect your overall evaluations.-ちょっとした結果があなたの全体の評価に反映されないように全力を尽くそう
バスケットボールの試合では、ちょっとした結果に騙されがちです。成功率40%のスリーポイントシュターが(スリーポイントラインの)アーチから時々外してしまう、そういうことは、タフショットを打たせるべく、複数のスクリーンをかいくぐっているディフェンダーがいれば珍しいことではありません。
ここでのカギは、ちょっとした結果がプロセスの質を示しているのかどうかを判断しようとすることです。プロセスが完全ではなかった場合、その結果は長期的には続かないであろうと言えます。数字は、何が異常なもので、何が再発するものであるかということを整理する助けになります。-究極的には、結果の持続性を判断する助けとなるのです。
6. Write down any and all observations.-全てを書き留めよう
これは退屈で必要がないように思えますが、有益です。さらに多くの洞察を集めるよう、後で意味を成すはずの何かを、早い段階で書き留めることができます。パスルのピースのように、全ての洞察について考えましょう-ただ、一度に全てのピースを得ることはできません。
7. Continue posing questions.-疑問を抽出し続けよう
より深くフィルムに飛び込んでいくと、自然に興味が深くなってくるでしょう。その特定のプレイが異常なものであったかどうか?その選手はいつもオープンであるチームメイトを見逃すのか?
疑問やあまり親しみの無いことを書き留めれば、あなたが学び続けられるようそれらにフォーカスできます。完全な分析とはフィルムとソートした数字の両方を含み、これらの疑問はその両方の橋渡しとなりえます。
8. Take it slow at first.-最初はゆっくりと
何かを見逃したとしても落胆しないで下さい。バスケットボールの試合は早く、いつも動いており、微妙な動きや、ゲームの真っただ中に調整が入ります。フィルムスタディが全く新しいものであるなら、苦痛も伴うことを知っておいてください。私の方法は完璧とは言えませんが、これらのやり方がその苦痛をいくらかでも和らげれることを望みます。
幸運なことに、あなたの本能は目や脳がより快適に、そして習慣が形成されるように開発されていくでしょう。ですので、慣れて慣れて慣れて、そして正当なプロセスが、将来有意義な結果をもたらすことを信じましょう。