2021年のNBAドラフト1位指名はケイドカニングハム?
前回のジェイレンサッグス(ゴンザガ大学1年生)に続き、今回もドラフト1位指名候補(Tier1)。
カニングハムの情報も、ほどなく、日本語での情報が溢れるでしょう。
文句なしのスーパースター。
ケイドカニングハムのプロフィール、プレイスタイル
ドラフトネットは「わかって」います。
比較対象を、グラントヒルにしているのです。
反論しようがありません。
サイズからプレイスタイル、”たたずまい”まで、ヒルによく似ています。
6-8の万能。PGからポストアップまで、何でもします。
カンザスをやぶったゲーム後のインタビューで、「どのポジションでプレイするのが快適か?」という問いに対し、「チームが必要とするポジションならどこでも快適。どこでもやる。」と豪語。
クイックネスではサッグスに劣りますが、それを補って余りあるサイズ。
常にマッチアッププロブレムを引き起こす上に、スペースができるや1 on 1でドライブ、スリーポイント・・・止めようがありません。
シューティングは、グラントヒルより上でしょう。
この投稿時点で、トレーヤング以来となる、1年生にしてのBIG12カンファレンスのスコアリングリーダー。ほれぼれするスタッツです。
あえて、気になる・気にする点は、少し”運が無い”ように見えること。
超名門高校プログラム、モントバードアカデミー・Junior(高校2年生)時代。優勝間違いなしと言われた、2019年の(実質)高校全米ナンバーワン決定トーナメント準決勝で、IMGに残り4秒で大逆転負け。
→IMGには田中力選手の姿も見えます。ゲーム後、ケイドカニングハムが号泣している姿をよくおぼえています。高校レベルでは、あまり目にしないことですので。
翌Senior(高校3年)イヤーの、2019-2020シーズン。
IMGを相手に、3戦3勝。
2019に続く、高校全米一決定イベント(ガイコナショナルズ)で優勝し、雪辱が完成するはずでした。が・・・COVID-19により、大会キャンセル。
ならばNCAAで、と進んだオクラホマステイト大学(お兄さんケイネンがアシスタント)が、過去のリクルーティング違反によりNCAAからペナルティ。
OSUは、2021年NCAAトーナメントに出場が不可となってしまいました。
これにより、One & Doneで、2021年NBAドラフトエントリーが濃厚なケイドカニングハムは、一度きりのチャンスであるNCAAトーナメント出場の機会を逃してしまうことになりました。
この点は、NCAAトーナメントで、ゴンザガを初優勝に導く機会を得ているジェイレンサッグスとは対照的ではあります。
彼を待っているのは、今度こそ明るい未来であるはずですが。。。
1994年NBAドラフトの再来??
ジェイレンサッグス = ジェイソンキッド
ケイドカニングハム = グラントヒル
とするならば、格好のネタとなるのが1994年NBAドラフト。
2人の、NBAルーキーオブジイヤー同時受賞も有名ですね。
順 | 選手 | 球団 | 所属 |
1 | グレンロビンソン | ミルウォーキーバックス | パデュー大学 |
2 | ジェイソンキッド | ダラスマーベリックス | カリフォルニア大学 |
3 | グラントヒル | デトロイトピストンズ | デューク大学 |
4 | ドニイェルマーシャル | ミネソタティンバーウルブス | コネティカット大学 |
5 | ジュワンハワード | ワシントンブレッツ | ミシガン大学 |
6 | シャロンライト | フィラデルフィアセブンティシクサーズ | クレムゾン大学 |
7 | ラモンドマーリー | ロサンゼルスクリッパーズ | カリフォルニア大学 |
8 | ブライアングラント | サクラメントキングス | ゼイビア大学 |
9 | エリックモントロス | ボストンセルティックス | ノースカロライナ大学 |
10 | エディージョーンズ | ロサンゼルスレイカーズ | テンプル大学 |
1994年NBAドラフトで、デトロイトは「1位指名権を持っていたとしてもグラントヒルを指名した」とコメントしましたが、、、
ケイドカニングハムの指名順位はどうでしょうか?
*こうなると、もう1人気になるのがエバンモブリー(USC、サザンカリフォルニア)。実は1994年NBAドラフトでは、ミルウォーキーが18位でエリックモブリーという選手を指名しており、、、エバンのお父さんエリックと同姓同名。が、別人物でした。。。