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ゴンザガが最新ランキングでTop10入り+ジョージワシントン

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オーランドでのイベントを制したゴンザガ


注目の第4週APランキングで3つ上がっての8位。ややスケジュールの甘さはあるものの、あっさりトップ10入りしました。

   

ここまで順当にきているゴンザガの6連勝スタートは、前回書いた通りマーク・ヒューがヘッドコーチについて以降、4回目。

過去3回はまず2008-2009。7連勝までいって、最終28勝6敗。WCCカンファレンスは14勝0敗で1位。South地区4位シードでのぞんだNCAAトーナメントでは、優勝したノースカロライナに敗れてSweet16という成績。

エースは4年生で昨季NBL(日立)サンロッカーズでプレイした白人ビッグマン、ジョッシュ・ハイトベルト。同じく4年生に、同じく今季からサンロッカーズ渋谷でプレイ、帰化して日本代表にもなったアイラ・ブラウン。

旧bjでプレイした7-5のウィル・フォスターもいたほか、2年生にオースティン・デイやロバート・サクレがおり、思い返せば強力なチームでした。

続いて2012-2013。この時は最長の開幕9連勝。シーズン32勝3敗という好成績で、WCCでこれも16戦全勝優勝(*BYUが加入)。NCAAトーナメントに学校史上初の1位シード(west地区)で出場。二戦目に9位シードのウィチタステイトにアップセットを食らってまさかのベスト32どまり。

これものちに日本でプレイするカール・ホール要するウィチタが、そのままファイナルフォーまで走ったことを考えるとあまりにも惜しい敗戦でした。

エースは現在ボストン・セルティックスでプレイするカナダ人、ケリー・オリニク。ほかに現在母国ブンデスリーガに在籍するエイリアス・ハリス、殿堂入り選手父ジョンに続いて親子二代でゴンザガでプレイした、デビッド・ストックトン、そして一年生にポーランド代表で現在四年生のプルゼメク・カーナウスキーらがいました。

3回目が2014-2015。開幕連勝は7。シーズン35勝3敗というベストレコード。WCCはホーム最終戦でBYUに敗れて17勝1敗(*パシフィック大学が加入)。South地区2位シードでのぞんだNCAAトーナメントでは、この年優勝したデュークに地区決勝で敗れてエリートエイト。

3年生になったカーナウスキーのほか、今年NBAに進んだドマンタス・サボニスやケンタッキー大学からの転校生、カイル・ウィルチャらがいました。シーズン前から評価の高い年でしたが、ややあっけなくデュークに敗れた印象です。もちろんジェリル・オカフォーらを擁したデュークが強すぎた、とも言えますが。

   

そして4回目が今年です。
何が起こるかわからないNCAAバスケットボールですが、言ってしまっていいでしょう。

ゴンザガの2017NCAAトーナメント出場は確実

日本人選手(男子、もちろん八村)初のNCAAトーナメントは確実

です。

あとは

悲願のファイナルフォー進出がなるかどうか

だけです。

   

振り返れば、2009年のノースカロライナ、2015年のデューク、そして昨季の地区準決勝で戦って敗れたシラキュースなど。ゴンザガはことごとく超がつくエリートプログラムの前に屈してきました。

それは1月2月をメジャーカンファレンスよりもレベルが劣るとされる、WCCで過ごしてしまうことが要因とされてきました。これを解消すべく、ノンカンファレンスゲームのスケジュールをあえてハードに組んだり、NCAAトーナメント直前にNBAチームとスクリメージをやったりしてきました。

   

今季も同様です。パトリック・ミルズやマシュー・デラベドバを生んだ、同じWCCカンファレンスのセントメリーズ(SMC)は今季も強いですが、他校はレベルが落ちるとされています。

大事な1月2月、ACCやBIGTENなどで、より高いレベルでしのぎを削るエリートスクールにどう対抗するか、ゴンザガのすべてに注目です。

   

まず注目は、繰り返しますが現地12月3日にロサンゼルスのステープルズセンターで行われるアリゾナ戦。バトラー大学に敗れ、ランキングこそ16位まで落ちたアリゾナですが、誰もが知るこのエリート校に、実はゴンザガは2008-2009、2014-2015と、開幕連勝をストップされているのです。まだ12月とはいえ、敗戦はランキングに大きく影響するので落とせません。まずこの「勝ち」を見たいですね。

   

そして、、、シーズンを通してのカギ。インサイドの巨人、カナウスキーです。

昨季をけがで棒に振ったカナウスキーは3度目の連勝体験。アメリカ中を見渡しても、ポーランド代表の彼とやりあえるセンターはほとんど存在しません。彼の健康状態にも注目です。

   

もちろん八村。

4度目とはいえ6連勝。これほど強いゴンザガは過去にもあまり例がありません。そこに日本人選手がいるというのはいまだに夢を見ているような気分です。

相手が強く、接戦になればなるほど、どうしても出場時間は限られますが、シーズンはまだ序盤。アリゾナ戦は会場からして大舞台。能力は間違いないですし、ぜひ大きなインパクトを残してほしい。やれることを証明してほしい。期待です。

   

ゴンザガの過去戦績一覧

   

一方、渡邊雄太選手のジョージワシントンは3勝3敗と苦戦中。

こちら、ケンポムのフルランキングで124位となっています。

*このランキング、色々数字を加味しているのですがあまり好きになれません。ゴンザガ(16位)よりもSMC(13位)を高くしているのも気に入りません(笑)

が、渡邊選手はけがで欠場したペンステイト戦を除いた出場5ゲーム全てでスタート。13.4ppg、5.2rpg。得意のスリーポイントを含めたオフェンスでの数字に、贅沢にも物足りなささえ感じてしまいますが、ディフェンスが圧巻。夏の来日時には想像も出来なかった、ガードプレイヤーへの守りが目立ちます。

   

所属のアトランティック10では、今週の評価も14校中11位と厳しいですが、こちらもまだまだこれから。A10はかなり混戦も予想されるうえ、カンファレンス全体でのレベルはWCCよりも上。トーナメント出場の可能性は十分あります。

現地11月29日。アウェイで戦うハーバードは、コーチKの一番弟子で、デューク大学の元PGだったトミー・アマカーが指揮する興味深いチーム。こちらも注目です。

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