<日本が世界で勝つために>バスケットボールの試合で勝つために①
<日本が世界で勝つために>バスケットボールの試合で勝つために③
<日本が世界で勝つために>バスケットボールの試合で勝つために④
結局、何かしらの「能力」のレベルアップが必要ではないかと書きました。
では、どの「能力」を上げることが効率的でしょうか。
これは「シューティング」、特に「スリーポイントシューティング」ではないかと考えます。*今更かもしれませんが。。。
身体能力。背を伸ばしたり、体重を増やしたり、腕を長くしたり、、、努力は続けるとしても、これは難しい。
運動能力。より高く跳んだり、より早く走ったり、、、努力は続けるとしても、これも難しい。
背も低く、高く跳ぶこともできない。こういう場合、スリーポイントショットの技術を上げることが最も効果的なのではないかと思うのです。
何より、現代ほどスリーポイントシューティングが重要になってきている時代はないのではないでしょうか。
単純な理由の一つは、これも多くの方がおっしゃられている「期待値」という考え方です。一本のショット。2点シュートとスリーポイントとどちらが効果的かというものです。
成功率55%の2点シュートの場合、「期待値」は2(点シュート)×55%=1.1 これが成功率40%のスリーポイントシュートだと、3×40%=1.2
1.1<1.2 スリーポイントのほうが効率的であるというものですね。
これを証明しているのがNBA、ゴールデンステイト・ウォーリアーズであることもご存じのとおり。ウォーリアーズの成功がステファン・カリーやクレイ・トンプソンらをはじめとしたスリーポイントシューティングにあることは明らかです。
ゴールデンステイト・ウォーリアーズの数年での成功をたどり、(本当に本当に)簡単に振り返ると、
・2009年 ステファン・カリーをドラフトで指名
→・2010年 オーナーが現在のジョー・レイコブとなる
→・2011年 クレイ・トンプソンをドラフトで指名
→2012年 ハリソン・バーンズとドレイモンド・グリーンをドラフトで指名
→2013年 アンドレ・イグドラ獲得→2014年 ショーン・リビングストン獲得
→2015年 NBAチャンピオン→2016年 レギュラーシーズンNBA記録の73勝達成 となります。
カリー入団後、スリーポイントの試投がシーズンごとに増えているのがわかります。
今回はここまでとさせていただきます。
なお、ゴールデンステイト・ウォーリアーズの成功についてはこちらの記事が詳しいです。*これがウォールストリートジャーナルというのもアメリカの深さを物語っていますね。。。
必読の記事です!
*記事中にも出てきますが、、、カリーのスリーポイント試投増に「青信号」を出すきっかけとなった、2013年NBAプレイオフでの”片足スリー”↓