<4月4日追記>
NCAAカレッジバスケットボール2021女子ファイナル
日本時間 | 4月5日(月) |
7:00 | アリゾナ大学ワイルドキャッツ vs スタンフォード大学カーディナル |
ファイナルフォー2021!女子NCAAトーナメント
日本時間 | 4月3日(土) |
7:00 | ヘミスフェア地区#1サウスカロライナ vs アラモ地区#1スタンフォード |
10:30 | メルカド地区#3アリゾナ vs リバーウォーク地区#1コネティカット |
ファイナルフォー2021-女子展望
1位シード3校に関しては、進むべくして進んだ感。(危ないゲームもありましたが)
サウスカロライナ大学ゲームコックス(26勝4敗、サウスイースタン) vs スタンフォード大学カーディナル(29勝2敗、パック12)
1位シード4校の中でも、全体の1位シードに選ばれたスタンフォードは強かった。
地区決勝。ルイビルが今トーナメントでベストと言えるパフォーマンスで、前半最大14点のリードを奪いましたが、じっと我慢したスタンフォードが後半に鮮やかな逆転劇。
あまりにも、見事でした。
ゲーム前には、FIBAがヘッドコーチ、タラバンダービアの殿堂入りをアナウンス。*1996年アトランタオリンピックで女子アメリカ代表を金メダルに導いた、バンダービア氏の殿堂入りには全く異論がありませんが(むしろ遅い)、FIBAの選出には正直呆れました。あまりにも政治色が強いこの組織は心配になります。。。
が、この1996年アトランタ五輪でバンダービアの下プレイし、現在の女子アメリカ代表を率いるドーンステイリーのサウスカロライナも強い!
地区決勝、テキサス大学戦では圧巻の第4Qシャットアウト!(ゼロ失点)
平均失点では4強で最も多いサウスカロライナが、ここにきてディフェンスでも好調です。
ともに優勝経験のある、1996オリンピックの師弟対決。激戦は必至。注目です。
アリゾナ大学ワイルドキャッツ(20勝5敗、パック12) vs コネティカット大学ハスキーズ(28勝1敗、ビッグイースト)
男子同様、女子でも躍進が目立ったパック12カンファレンス。
スタンフォードにスウィープされているアリゾナはやや力が劣りますが、勢いあり。
注目は168センチの4年生ポイントガード、アリマクドナルド。ノリにノッテいる彼女は、先日婚約もして絶好調!
しかし、相対するコネティカットも、1年生スター、ページベッカーズがルーキーオブジイヤーとプレイヤーオブジイヤーを同時受賞する栄誉!
”いつもの”UConnよりはやや力が落ちるように感じますが、カギはベッカーズをサポートする選手たちの活躍でしょうか。
希望ですが、、、
ルイビルを破ったスタンフォードにこのまま優勝してほしい。
今野紀花選手のルイビルは敗退も、来季期待
ルイビルは善戦虚しく、エリートエイトどまり。
しかし、ノースカロライナステイトにスウィープをくらった今シーズン。
やはり8強どまりの力であったことは否めません。
あまりにも、デイナエバンスに頼り過ぎました。
それが今季ルイビルの貫いたやり方だったので悔いはないでしょうが、今野選手含め、エバンス以外の選手はボールを持っても自分で打開しようとはしない。
オフェンスでの手詰まり感は、最後まで矯正されることはありませんでした。
しかし、大エース・エバンスがWNBAに去る来季も強い。
今野選手も間違いなく存在感が増大するでしょう。
リージョナルでは素晴らしいプレイを連発。
数字以上に”濃密に”貢献しました。
おそらく、ベンチから出てきての、平均12分ほどの出場にも全く納得していないでしょう。
来季、さらに貪欲に、スターターを獲得してほしい。
資質は間違いなしでしょう!
来季(2021-2022)、ルイビル女子のロスターはこちら。*今野選手は唯一の3年生となります。
"open"だった2枠には、ちょうど今日、転校生加入のアナウンス。
大きな補強になりました。
新1年生については、あまりにもコネティカットとサウスカロライナ(のリクルート)が強いのですが、コーチ・ジェフウォルツの手腕にも期待です。
<参考>
→スタンフォードvsルイビル戦のポストゲーム、プレスカファレンス
→視聴率!!!!!
なんと、女子スタンフォードvsルイビル戦の視聴率が、同日に行われた男子地区決勝の2ゲームを上回りました!!!ESPNプレイヤーでの視聴も含まれるはずであり、これは快挙!ひょっとすると、、、日本からの視聴(残念ながらVPN経由でしょうから日本からとカウントされませんが)が貢献したのではないでしょうか!!!?
→女子スウィート16の視聴率!ペイジベッカーズとケイトリンクラーク(ROYを同時受賞)のスター対決があったとはいえ、前回(2019年)比、166%!!
何度も書きますが、女子バスケットボールへの関心が右肩上がり!
↓1996アトランタオリンピックのアメリカ代表。
しかし、このアメリカに15点差のゲームをした日本女子は本当にすごい(最終7位)。
ややアメリカの力が抜きんでている昨今、今野選手らに続く、女子日本人選手のNCAA校への留学は当面増え続けるべき、と個人的に思います。