<追記>
ジョージワシントン大学の2016-20017ロスターが更新されたのですが、、、
たびたび紹介している160センチのガード、ダーネル・ロジャースの名前がありません。彼を見れないのはショック。。。
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渡邊雄太選手の所属するジョージワシントン大学
ずいぶん遅れて書きますが、ジョージワシントン、NIT優勝しましたね!
そして待ち遠しかった日本への凱旋!8月に日本代表と3ゲームを行う、と。
NIT優勝についてはスゴイとしか言いようがありません。
どうしてもNCAAトーナメントより低く見られがちですが、GW含め今年も当落線上ぎりぎりとなってしまったチームが参加。そのレベルはNCAAトーナメントの1,2回戦あたりと遜色ないものでした。
下記は過去の(ポストシーズン)NIT*プレシーズンもあるためこの呼称のヒストリーです。
1985年UCLAのレジー・ミラーなどそうそうたる名前が並びます。
1945年はディポール大学とジョージ・マイカンの名前。
かつてはNCAAよりも権威あるトーナメントでした。いまだに”引っ張るのも”十分理解できます(笑)↓
*はルール違反が発覚し、取り消しとなったりした記録
さて渡邊選手。
スタッツを見てみますと・・・
*アベレージ
*( )内はフレッシュマン時のもの
出場時間27.7(22.5)
FG:成功2.9(2.5)、試投6.9(6.4)、%422(384)
FT:成功1.7(2.4)、試投2.4(1.7)、%707(831)
REB:4.0(3.5)
AST:1.4(0.6)
BLK:1.1(0.6)
STL:0.4(0.6)
PF:1.9(2.1)
TO:1.1(0.7)
PTS:8.4(7.4)
ほとんどの数字が向上しています。
まずこれは本当に素晴らしいことです。その上で注文を(笑)
フリースローの確率と以下のスリーポイントの数字
成功0.9(1.1)、試投2.9(3.2)、%306(348)
どうしてもフィジカルで劣る分、シューティングはこれからNBAなどプロキャリアを狙うのであれば渡邊選手にとって生命線。得点そのものが伸び悩んだシーズンと言えますし、渡邊選手のスコアリングでの貢献がもっとあればNCAAトーナメントにも・・・と思わなくもなかったです(笑)。
とはいえ、各所でのインタビューなどでもあるとおり、ディフェンスでの向上などチームで大きな役割を果たしたことは間違いありません。
残り2シーズン、得点でも大きな向上が見込めるでしょう。
そんな渡邊選手の次、3年生のシーズンはどうでしょうか。どこまでの選手が来日するか全く不明ですが、簡単に紹介してみたいと思います。
まずNIT優勝チームとは大きく変わってしまうということが言えます。
アルゼンチン代表のスウィングマン、パトリシオ・ガリーノ、デンマーク代表でインサイドの要だったケビン・ラーセン、そしてPGのジョー・マクドナルド。
コーチ、マイク・ロナーガンがジョージワシントン大学に就任して以来、集大成といえる、チームの象徴だった彼ら四年生が抜けます。
スターターで戻ってくるのは渡邊ともう一人。
NITのアウトスタンディングプレイヤー(MVP)に輝いたタイラー・カバノー。
6-9の彼はノースカロライナ州の強豪ウェイクフォレスト大学から転校してきたエリートで、来季が四年生。昨季スタッツ16.8ppgに7.6rpgはそれぞれチーム1位、2位でした。エースは大型白人の彼で間違いありません。
そして新加入選手は以下の通り。
この5人に加えて、
パトリック・スティーブス!ハーバードからやってきます。もともとコーチ・ロナーガンは東海岸にコネクションを持つコーチですが、世界の名門ハーバードから移ってくるというのは、GWがいかにインテリジェンス溢れるバスケットボールをしているかという証明でもあります。
日本代表との対戦に関しては、勝敗予想は何とも言えません。その時点で日本がリオ五輪出場を決めているかどうかでも変わりましょうし、ジョージワシントン大学側も現時点で全く来日メンバーは公表しておりません。渡邊選手が”どちらで”プレイするかも勝ち負けに大きく影響するでしょう。
いずれにせよ、GWコロニアルズのバスケットボールは非常に勉強になるのではないでしょうか。
アシスタントコーチに元”bjリーガー”、クリス・ホルムがいるというのも楽しみですね。
最後にもう一人、個人的に注目している選手を。
新一年生のダーネル・ロジャースです。
彼は身長がわずか160センチそこそこ。このサイズは日本人選手にも希望の星でしょう。
ダーネルはお父さんがやはりジョージワシントンのポイントガードで、やはり身長が160センチほど。親子そろってこのサイズ、同じディビジョン1入りはすごいことです。*コネクションもあるでしょうが、それだけでは無理でしょう。
↓お父さんのションタ・ロジャース。伝説的なPGです。
では再度、ジョージワシントン大学来日の注目点を。
・コーチ・ロナーガンの”スマートな”バスケットボール
・注目の選手はタイラー・カバノーとダーネル・ロジャース
・渡邊雄太!
以上です!