コーチング/COACHING

バスケットボールのチーム作り4-モーガンウットゥン(デマッサ)

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では今回も「参考書」にそって。

   

この本を購入する必要はもちろんありません。体系的に書かれているので、参考にはしております。

   

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第2章 コーチングの方針をどのように理解させるか

   

ここに書いてあることは、バスケットボールチームに限らない、全ての組織作りにあてはまることです。

要は、(悪い意味での)縦割りの、一方的なコミュニケーションではいけない、ということ。⇒そもそもこれはコミュニケーションとは言わないですね。

   


「教える」ことが多いとしても、聞く耳をもつこと

   
それがたとえ、小学生の発する声であってもです。

何でもわかっている、神のような存在になる必要はない。そうなることは不可能。小さい子供からでも、学ぶことはたくさんある。

   

1.コミュニケーション-いつでもどんなときにも話し合いが大切である

常にオープンにしておく。いつでも聞く耳を持っている。これが基本。

   

2.プレイヤーとのコミュニケーション
・「サンドイッチ・テクニック」が有効。⇒ほめる。出来なかった点を指摘。再度ほめる。


・誠実で、謙虚であること。⇒初めから、「自分もミスを犯す」と言っておくこと。

そして、「誤っていると感じたら指摘すること」これを言っておく。選手の方が優れたアイディアを出すことは少なくありません。

*多くの場合、コーチは年長者であるでしょうから、敬意を持たせるのは当然としても、自分を全能者のように思わない、そのように振る舞わない。体罰など、言語道断です。

   

3.けっして恥をかかさない

   

4.教えるのであって命令するのではない

   

5.試合中のコミュニケーション


・ゲームに出ている選手、ベンチで見ている選手、両方に指示を与え、彼らの反応を見落とすことなく察知できなければない。


・接戦での、残り時間の少ない状況などを練習中から想定し、あわてることのないように訓練しておくこと。*具体的な状況を練習で作ることは、もはや常識です。例えば、「残り17秒。スコアは71-73で負けている。タイムアウト後、敵ボールからスタート。」こういう状況を頻繁に作り、対応力を磨くこと。コミュニケーションが重要です。

   

6.コート外のコミュニケーション


バスケットボールだけではいけない。以上!

   

7.コミュニケーションの失敗

   

8.アシスタントコーチとのコミュニケーション


多くの場合、アシスタントコーチは存在しないかもしれませんが、マネージャーたちをも含め、彼らの意見に耳を傾けること。

   

↑以前、この本を読んだのですが、能代工業ではマネージャーが一番偉いのだそうです。これはある意味、真理です。


部下のような存在であっても、決して、高圧的にならないこと。彼らから学べることはたくさんあります。間違いないです。

   

9.審判たちとのコミュニケーション


同上。学びましょう。良好な関係を築きましょう。

   

10.親とのコミュニケーション


「参考書」にも出てきますが、タイムアウト時に、自分の子供をつかまえて、指示を出す親がいます。コーチの指示は聞けません。よく聞く話です。

こういうことが起こったら、それこそよく話し合うことが必要です。

一人だけ、タイムアウトの円陣に加わらないことなどありえません。理解していただくことが必要です。

親によっては、元選手、元名選手、名門実業団、名門大学、名門高校、名門中学出身者がいるでしょう。口をはさみたくなる親がいるでしょう。


話し合うことです。常にオープンにし、彼らからも学ぶべきことはあります。

一方で、誰にも負けないくらいのバスケットボールの研究は必要と心がけましょう。

   

11.よいスタートを切る

   

12.学校関係者とのコミュニケーション


運動部とは無縁の先生、生徒が必ずいるでしょう。コミュニケーション、大事です。

   

13.学業成績を調査する


部外者なら、学校関係者でないなら調査は無理な面はあるでしょうが、学業はおろそかにできません。

「バスケットボールさえ教えていればいい」という人もいるでしょうが、最低限、「(悪い意味での)バスケバカになってはいけない」とふだんから言っておくことです。

   

14.全校生徒とのコミュニケーション

   

15.地元後援会とのコミュニケーション

   

16.マスコミとのコミュニケーション

アメリカと日本で圧倒的な差がある点です。

照れ屋であるとか、そういうことは別の話で、日本人アスリートはプロ、アマ問わず、受け答えが下手くそ。

聞かれたことへの答えを言わず、全く別の話をすることが多々あります。

逆に、マスコミの質問のレベルが低いことも海外からよく指摘されことです。

スポーツにあまり詳しくない人間が報道機関にも多い。

この点、サッカーの本田選手をはじめとした、海外でプレーしている選手は理路整然とした受け答えをします。


普通に考えれば、中高生選手がマスコミに取材を受けることなどあまりないかもしれませんが、スピーチの練習はミーティングの際などすべきです。

自分の考えを、論理的に話せるようにさせておくべきです。

   

なかなか、バスケットボールの話にいけませんが、今回の内容も省けません。

マリック・ニューマン。昨年のFIBAU17世界選手権で日本に大勝。優勝したアメリカ代表のガードで、大会MVP。2015年秋からミシシッピステイト大学に進みます。NBA入りがまず間違いないとされる選手。環境、教育方法の違いもありますが、話し方が上手い。まだ、17,18歳です。
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最後に、英語のこと。

必要と言うより、もはや「絶対」「不可欠」です。

日本の、どんな田舎にいようと関係ありません。

勉強ではありません。

コミュニケーションツールとして、身につけさせる。

コーチも未熟であるなら一緒に訓練するのもありでしょう。
多くの優れた情報は、バスケットボールに限らず、英語で書かれているものです。

   
バスケの本以上に、おすすめです。
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