渡邊雄太選手のジョージワシントン大学、リッチモンドに敗退
2017年アトランティック10カンファレンスの準々決勝。
第4試合で6位シードのジョージワシントンが、3位シードのリッチモンド大学と対戦。
67-70の惜敗でした。
悔しいですが、何も恥じることはありません。
「全てをコートに置いてくる」とはこういうゲームなのだと思います。
どちらかと言えばジョージワシントンペースの展開。
昨日書いた通り、攻撃力で勝るリッチモンドに対し、ジョージワシントンはアトランティック10最優秀選手のTJ・クラインを徹底マーク。
4ガード(!)+6-9のクラインという、スモールサイズのリッチモンドに対し、ジョージワシントンもまた4out+4年生のタイラー・カバノーという布陣。
クラインは主にエースキラーの渡邊がガードしました。
ゲームを通じ、ジョージワシントンは平均18点取るクラインをわずか8点に抑えることに成功。
渡邊がディフェンスの柱となる一方、オフェンスでは昨日のセントルイス戦で絶不調だった4年生エース、カバノーに託します。カバノーは期待に応え、昨日とは別人のようなシューティング。FG9/12、スリーポイント3/4の、ゲームハイ23得点に12リバウンドのダブルダブル。獅子奮迅の活躍を見せました。
渡邊の得点こそ伸びなかったとはいえ(6点と3リバウンド)、彼の献身的なディフェンスは格上相手に一歩も引かない好ゲームを支えました。
チームFG%はジョージワシントンの54.9に対し、リッチモンド44.8。スリーポイントはジョージワシントン7/17、リッチモンド6/21。リバウンドもGWの29対25。多くの重要な数字で、上回ったのはジョージワシントンでした。
勝敗を分けたのはターンオーバー。アシスト/ターンオーバー率1.453で全米14位と、”賢い”チーム特有の数字を誇るリッチモンドは、今日のゲームでアシスト16本に対してTOがわずか5(GWはそれぞれ14と13)。
結局のところ、リッチモンドに良いショットを与えてしまいました。
が、ジョージワシントンは全てを出し尽くしました。
NIT優勝チームから主力がごっそり抜けた上に、シーズン開幕直前にヘッドコーチが解任されるという前代未聞のトラブルを抱えたチームだったとはとても思えない、今日のゲーム。
悔しさが残ると言えば、スコアGWの67-68、残り6秒で迎えた最後のインバウンズパスプレイ。
ボールを手にした渡邊が仕掛けたドライブに対し、リッチモンドのスティールリーダー、2年生のクワン・フォーが手を出してスティール。明らかにファウルに見えましたがノーコール。
笛が鳴ってもリッチモンドは納得したはずです。
どうしようもないですが、、、格上を追い込んだだけに残念でした。。。
3年生の渡邊雄太選手、ジョージワシントン大学のシーズンは終了?
カンファレンストーナメント準々決勝で敗れたショージワシントン。
優勝しか術がなかったNCAAトーナメント出場への道は閉ざされました。残念ながら、今日のゲームが2016-2017シーズン最後のゲームであったとの見方が大勢です。*すみません、勘違いしてました。NITへの可能性はもちろんですが、ポストシーズントーナメントは他にもあるので、まだ終了とはならなさそうです。
今日の準々決勝で、9位シードのデビッドソンが1位デイトンをやぶる波乱がありましたが、レギュラーシーズン1位2位のデイトンとVCUはNCAAトーナメントへの出場がほぼ確実。明日の準決勝でリッチモンドと対戦するVCUがカンファレンストーナメントを制すれば、NITには#3リッチモンド、#4ロードアイランド、#5セントボナベンチャーorデビッドソンの3校招待の可能性大。#6ジョージワシントンはNIT出場補欠校というポジションです。
昨夏には来日して見事なプレイを見せつけた、タイラー・カバノーのプレイをもう少し見たいとは思いますが、、、望みは薄いと言わざるを得ません。
それでも、繰り返しますが、2016-2017のショージワシントンBASKETBALLは素晴らしかった。
おそらく、”暫定”ヘッドコーチのモーリス・ジョセフは、今オフに正式にヘッドコーチに就任するでしょう。
アトランティック10カンファレンストーナメント、明日の準決勝は9位デビッドソン対4位ロードアイランド、3位リッチモンド対2位VCUというカード。
やはりレベルの高いカンファレンスであることは十分証明されています。
好ゲームが期待できるでしょう。
デビッドソンのアップセットは見事でした。
ハイメジャーカンファレンス動向
正直、ジョージワシントン敗退が悔しくて仕方ないので簡単に(笑)
ACC
今日が準決勝でした。
今季3度目の対戦となった注目のデュークvsノースカロライナはデュークが勝利。
フロリダステイトを下したノートルダムと、明日の決勝で戦います。
ノートルダム大学ヘッドコーチのマイク・ブレイはジョージワシントン大学出身で、元デューク大学アシスタント。コーチKとは師弟対決となります。
ビッグ12
同じく準決勝を終えました。
1位カンザスをやぶった8位テキサスクリスチャンは、4位アイオワステイトの前に敗退。
一方で、3位ベイラーをやぶったカンザスステイトも2位ウェストバージニアの前に50-51と惜敗しました。
パック12
同じく準決勝。
1位シードオレゴンは苦しみながらも5位カリフォルニアに勝利。
そしてこちらも3度目の対決となった2位アリゾナ対3位UCLAはアリゾナが86-75で快勝。
ビッグテン
こちらは準々決勝でした。
注目の6位ノースウェスタンがやりました。会場ベライゾンセンターは準ホームとも言える、3位メリーランドを72-64でアップセット。悲願のNCAAトーナメント初出場は確実です。
準決勝では10位インディアナを退けた2位ウィスコンシンと。
さらに、飛行機事故に見舞われた8位ミシガンは74-70で1位パデュー撃破。*今日はネイビーの、通常のユニフォームでした。
明日、5位ミシガンステイトをやぶった4位ミネソタと準決勝で対戦。
SEC
準々決勝。
1位ケンタッキーは順当に準決勝進出。
相手は4位サウスカロライナを下した4位アラバマ。元NBA選手のエイブリー・ジョンソンが率いるアラバマはリクルートが上手くいっており、来季以降が注目ですが、今季もなかなかの成績です。優勝を狙ってくるでしょう。
もう一つのヤマは、2位フロリダが、開催地ナッシュビルにキャンパスのある7位バンダービルトの前に62-72で敗退。NCAAトーナメントには選ばれるでしょうが、嫌な入り方です。バンダービルトの準決勝の相手は6位ミシシッピをやぶった3位アーカンソー。
ビッグイースト
準決勝は2ゲームともマジソンスクエアガーデンが揺れました。
1位ビラノバは5位シートンホールを、6位クレイトンは7位ゼイビアを、ともにクラッチショットでやぶりました。
昨年決勝の再現となったシートンホールvsビラノバ。ラストショットを落としたエンジェル・デルガドと、ジョッシュ・ハートのゲーム後の姿にも痺れました。
アメリカンアスレティック
準々決勝が終了。
セミファイナルのカードは1位SMU対4位セントラルフロリダと、2位シンシナティ対6位コネティカット。
UConnは3位ヒューストンをアップセット。会場のハートフォードはホームだけに地の利が活きました。
息詰まるゲームの連続で疲れますが、、、
日本時間日曜日は大量、14のカンファレンスで決勝戦→NCAAトーナメント出場校が確定します。