NBAドラフト2017ロッタリーのオッズ*nba.comより
NCAAトーナメントも残すところはファイナルフォーのみ。ほとんどのチームがシーズンを終え、気になってくるのがNBAドラフトへの動きですね。
NBAドラフトへのアーリーエントリー状況
*2017年3月29日現在
とはいえ、エージェントを雇ってのアーリーエントリーの発表はまだまだこれからでしょうか。現状は以下の通りです。
元々評価の高かったロンゾボール(UCLA1年生)とマーケルフルツ(ワシントン大学1年生)は早々にアーリーエントリーを表明。ロンゾボールが「自分の方が上」と発言するなど、2人の全体1位指名争いが今後注目を集めそうです。*少なくとも、2人は3位までの指名が濃厚という評価。
上のリストの中ではジェイソンテイタム(デューク大学1年生)は5位までの指名と予想され、デニススミスジュニア(ノースカロライナ大学1年生)とジョナサンアイザック(フロリダステイト大学1年生)は”ロッタリー”とやや評価を落としました。
ほか、ハリージャイルス(デューク大学1年生)は一巡目真ん中から下位、アイバン・ラッブ(カリフォルニア大学1年生)とタイラー・ライドン(シラキュース大学2年生)は一巡目下位評価。残りの選手は二巡目もしくはドラフト外という厳しい予想がされています。
NCAAトーナメントで活躍した選手
上リスト、ロンゾ・ボールはトップ3指名候補とされていますが、絶対的1位指名とは評価されていません。NCAAトーナメントで所属のUCLAは結局スウィート16どまり。ファイナルフォーまでチームを牽引できなかったことも要因です。
対照的に、アーリーエントリーは表明していませんが、NCAAトーナメントで一気に株を上げたのがUCLAのシーズンを終わらせたケンタッキー大学のディアーロンフォックス(1年生)。
その他ファイナルフォーに進んだチームでは、サウスカロライナ大学のリーディングスコアラー、シンダリウス・ソーンウェル(6-6、4年生SG)、オレゴン大学のジョーダン・ベル(6-9、3年生F)とタイラー・ドーシー(6-4、2年生G)、ミシガン大学のDJ・ウィルソン(6-10、3年生F)あたり。
現時点での指名順位予想
私も含め、さんざん2016NBAドラフトよりもレベルが高いと言われてきた今年のNBAドラフトですが、層は厚いものの、圧倒的な選手は存在していないと言えるのではないでしょうか。
NBAドラフトネットで1位指名予想されているジョッシュ・ジャクソン(カンザス大学1年生)も、NCAAトーナメントでの敗退が響き、次回アップデートでは評価が下がると言われています。
現状、指名順位の予想は難しい。どのNBA球団が何番目の指名権を得るかで選ぶ選手が変わってきそうです。ロンゾ・ボール、マーケル・フルツにジョッシュ・ジャクソンがトップ3、続く2人がジェイソン・テイタムとディアーロン・フォックスであるということだけは「固まった評価」であるという感じはします。
*エージェントを雇わずにアーリーエントリーを表明した選手(大学に戻ることが可能)
*今のところ、プロ入りについてのアナウンスが無い主な選手(黄色ハイライトはファイナルフォー出場)
以上、列記した選手は合計約60名。こうしてみると、層は厚い。しかもここにアメリカ国外でプレイする選手も加わりますし、これから様々な”駆け引き”が行われそうです。
*来季もカレッジに戻ると表明した主な選手
ロバート・ウィリアムスは戻ります。