NBAよりも一足早く開幕したBリーグ。
*オーストラリアNBLはアメリカに乗り込んでNBAチームとプレシーズンゲームを始めましたが、現状の日程だとB球団が同じことをするのは難しそうですね。楽天主導によるNBAジャパンゲームズ開催が先でしょうか。
B1・第2節までの順位
あっという間に全勝消滅。週末に同じ相手と連戦というのはBリーグ独特のフォーマット。
2連勝はなかなか難しい一方、それが実現してしまうのは大きな力の差があると言えます。
地元の大阪・西宮、4連敗がショックです。。。
個人的に気になるスタッツ
*例のごとく、公式ページから引っ張ってきたベーシックスタッツなので、”粗い”内容、ご容赦ください。
参考:2016-2017シーズンのチームスタッツ
スリーポイント
右の数字は全フィールドゴール試投におけるスリーの割合。
昨季に続き、千葉がスリーを重視。実に4割がスリーポイントです。確率もまずまず。小野、富樫がリードしており、特に小野は11/22の50%と、実に現代的なプレイヤー。
名古屋が続くのも昨季と同じです。ヘッドコーチが代わりましたが、梶山氏はアシスタントからの昇格。大きな方針転換はなく、ゲアリー路線踏襲のようですね。新加入・安藤が積極的で、23本の試投。
好調・新潟はスリー成功率42%で牽引。ベテラン五十嵐が試投28でリーグトップ。確率もまずまず(32.1%)な一方、畠山、城宝が成功率50を超える数字。
大阪・西宮が揃って試投が少ないうえに、確率も悪い。かと言って屈強なインサイドも構築できておらず、苦しい船出。
フリースロー
右端はフリースロー率。先日の投稿で書いた通り、どれくらいシューティングファウルを得ているか、というもの。25-30%が一つの目安。
昨季、チームFTリーグベスト(76.8%)だった北海道が素晴らしい数字。牧全の11/11、マーク・トラソリーニの22/25が目立ちますが、この被シューティングファウルは北海道の一つのカギとなりそう。
惜しいのが横浜。確率を上げたい。ジェフリー・パーマーが11/17(64.7%)、ジェイソン・ウォッシュバーンが12/17(70.6%)。今のところは小さな数字とは言え、このままの確率だと危ない。ビーコルセアーズは昨季のチームFT%がリーグワースト(67%)でした。
試投は少ないものの、確率がリーグベストの新潟。牽引するのはもちろんダバンテ・ガードナー。アテンプトがファジーカスに続く2位で、確率は85.7%。素晴らしい。
そしてここでも大阪。。。被ファウル、フリースロー試投が少ないうえに、成功率まで8割にとどかず。これで勝つのはなかなか難しいと言わざるを得ません。
西宮もFT獲得少なく、成功率がワースト2位。苦しい。
成功率の良いチームの顔ぶれを見ても、フリースローは間違いなく重要な数字。
昨季優勝の栃木は、レギュラーシーズンこそ低確率でしたがプレイオフで改善しています。
アシスト/ターンオーバーの比率
初代王者・栃木はこの数字がずば抜けていました(1.64)。今季ここまで1.41は、好ガード渡邊の引退の影響もあるでしょう。
栃木に続いた川崎、A東京は今季も安定した数字。
そして北海道!PG多嶋と並ぶ、16アシストの桜井が目立ちます。
vs栃木、大金星の島根は当該ゲームでのターンオーバー9!翌日敗戦では17個を喫しました。
栃木イズムを持ち込んでいるはずの、ショーン・デニス率いる滋賀は、ターンオーバー総数が横浜と並んでリーグワースト。勢いはあるだけに、ここは改善したい。
個人的なBリーグ注目選手
まず単純に、得点王争いが面白そう。ガードナーはいよいよファジーカスを上回ることができるのかどうか。
そして日本人選手!昨季レギュラーシーズンではトップ20に金丸晃輔わずか1人。今季はここまで金丸含んだ5人!始まったばかりとは言え、これは楽しみです。
*FGA30本以上を対象としました。
ディフェンシブな選手には申し訳ないですが、ここでも被シューティングファウル(FT試投)とFT成功率にフォーカスしました。
宇都選手!!
当然の日本代表候補選出でしょう。注目です。
→協会による日本代表候補選手アナウンス
そして元日本代表。新潟のベテラン、五十嵐圭の活躍が目立ちます。
長いシーズン、これからが楽しみです!