サブリナ!Sabrina Ionescu!
イオネスク?ヨネスク?ヨネスキュー?
これもカタカナ表記がどうなるのかわかりませんが、アメリカのバスケットボールファンで、このルーマニア移民の父を持つ、彼女の名前を知らない人はいなくなったと言っていいでしょう。
オレゴン大学4年生 180センチのガード 北カリフォルニアの出身
双子の弟エディもオレゴン大学バスケットボールチームの選手(ウォークオン)
スタッツについてはどうこう言う必要がありません。
男子も含めNCAA史上初となる、2000得点・1000リバウンド・1000アシストの大偉業を達成。
>ESPN
サブリナが入学前はそこまで強くはなかったオレゴン大学女子バスケットボール。
平均観客数約1500人だったのが→サブリナ2年生時に4200人→3年生時には7000人超え。
遂にはMen'sなみのチケット完売まで。
ESPNはじめ、サブリナに関する記事は数えきれないほどあります。こちらもESPN。
「ミドルスクール(中学)では女子バスケットボールチームがなく、男子チームでプレイしようとしたが断られた。」など、多くの逸話。
*ちょっと気になったのは・・・「小さい頃から男の子と一緒にプレイしていた。」という、アメリカでよく聞くこの手の話が日本ではあまり聞かれないな、と。
サブリナは稀に出てくるカリスマティックプレイヤー。
間もなく行われる、久しぶりのスポーツ界ビッグイベント、WNBAドラフト2020でも、ニューヨークリバティが1位指名するだろうと予想されています。
そして、ドラフトを前に男子選手並みに契約スニーカーブランドに注目が集まっています。 →サブリナはシグニチャーシューズを希望
エージェントととも契約済みのサブリナの候補はナイキ、アンダーアーマー、そしてプーマの3つ。
大学はナイキのフラッグシップスクール、オレゴン。そしてナイキ縁のコービー、そしてジジの親子とは非常に仲が良かった。
一方で、「友人」であり、故郷北カリフォルニアがステファンカリーの本拠地に近いということも。カリーはアンダーアーマーと契約するよう、ほとんど毎日テキストで勧誘中とか。
WNBAドラフト2020と女子バスケットボール
たとえサブリナや日本人選手抜きでも、男子と同じくらい、今年の女子NCAAトーナメントは見たかった。
それくらい、WNBAを頂点とした女子のバスケットボールが魅力的になっています。
レベルが高くなっているのは当然ですが、皆どんどんカッコよくなってるんですよね↓
トッププレイヤーでも年棒2000万円強という、BリーグなみのサラリーがWNBAの現状ですが、これからさらに伸びるでしょう。→スポイラの関連記事
一方で、WNBAのドラフトエントリー資格は22歳以上で、学位取得も条件ですから、「現実的」であるとも言えます。
マヤムーア不在が残念ですが、サブリナのみならず、好選手を多く擁しているClass of 2020 WNBA入り選手は、さらに女子プロバスケットボールを盛り上げるでしょう。
女子日本人バスケットボール選手
日本女子代表のFIBAランキングは10位。大変な高位置です。
が、2016年のリオ五輪(8位)以降、アメリカ女子との差は開いていると言わざるを得ません。
アウトサイドシューティングも含め、WNBA、NCAA女子ともに、アメリカ人選手の技術は大きく成長しています。
池松ほのかや今野紀花の存在はあるものの、プロリーグを持たない日本の女子選手は、いえ女子選手こそ、どんどんNCAAディビジョン1のバスケットボールでプレイしていくべきだと個人的に思います。
*通算でも、NCAAディビジョン1における女子日本人選手は男子とさほど変わらない、10人強。
すっかり女子バスケットボールにハマりそうなので、書きたいことがたくさんありますが、今回はこのへんで。
まず、契約スニーカーカンパニー(ドラフトまでにアナウンスするとのこと)含め、サブリナの動向に注目を。
<後記>
ナイキでした。。。