NCAA(大学) コーチング/COACHING

NCAAバスケットボールに見るコーチング、チーム作りの一例②

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エリックマッセルマン-アーカンソー大学ヘッドコーチ

ネイトオーツのアラバマ大学同様に、シーズン前の評価は高くなく、SEC6位と目されていたのがアーカンソー大学。

ところが、ふたを開けてみると、アーカンソーも躍進。

カンファレンスレギュラーシーズンを、13勝4敗(アラバマに次ぐ2位。今季アラバマとは1勝1敗)、通算21勝5敗と、全米ランキングでもトップ10入りを果たしました。*投稿時点

   

アーカンソーを率いたのは、これも着任2年目、エリックマッセルマン

元NBAコーチ(ビルマッセルマン)を父に持ち、自身もサンディエゴ大学でプレイした後は、すぐにNBAでコーチ職に就いたマッセルマンは、ネイトオーツとは対照的なバスケットボールエリート(コーチ)一家。

長くNBAでヘッドコーチ、アシスタントコーチーを務めた後、2012年にNCAAバスケットボール界へ転身。アリゾナステイトとLSUでのアシスタントコーチ経験後、2015年に、ニックファジーカスの母校ネバダ大学でヘッドコーチデビューとなりました。

ネバダで、コディとケイレブのマーティン兄弟などを擁したマッセルマンは好成績を残し、2019年にハイメジャー、アーカンソーへ栄転。

   

SNSで見るとわかるとおり、彼もまた、独特のスタイルを持ち込んでいます。

   

リバウンド意識の植え付け

彼のツイッターアカウントはぜひフォローしてみて下さい。本当に面白いです。

リバウンドの徹底!!

   

リバウンド意識を植え付けるため、選手の車やロッカールームなど、計100か所ほどに”リバウンド”と書いた紙を置いた。

   

ESPNはネタにしていますけど、これはかなり効果が見込めると思います。

簡単に真似がでます。

   

お母さんのアドバイスを受け入れ

これもネタになっていましたが・・・

2020-2021シーズン開幕。

2019年に初のファイナルフォー進出を遂げたSECカンファレンスライバル、オーバーン戦を含め、開幕9連勝を達成したアーカンソー。

この連勝中、エリックマッセルマンは、”お母さん”からアドバイスを受け取っていました。

良い字だなと思います。

   

内容自体はそこまで際立つものではないのですが、、、

さすがにNBAコーチの奥様で、NBA・NCAAコーチのお母様。

こういったものにこそ、アメリカのバスケットボールの奥深さを感じます。

   

あえて関西弁で、意訳しておきます(笑)

息子へ

ええスタートをきって何よりやわ。次のゲームまでに時間あるやろから、これだけは言うとくわ。

1.ディフェンス戻るとき、早よちゃんと捕まえさせなあかんで。あんたの選手が喜んでる間に、相手は簡単にシュート決めとんねん。

2.あんたんとこ、能力高いねんからもっとオフェンスリバウンド取らなあかんわ。皆ええシューターやろけど、いっつも入るわけちゃうやろ。

3.アンセルフィッシュでええ感じにボールシェアしてるやん。続けーや。(あんたと妹のニコール、なーんもシェアせんかったけどな。選手がどこでおぼえたんか、わからんわ)

あとな、選手に勉強させや!

母より

参考記事

   

*妹のニコールさんは、ファッションデザイナーとのこと

*参考動画1(ネバダ大学時代

*参考動画2

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