NCAAトーナメント2018の出場校が決定
カンファレンストーナメントの結果と出場校
マッドネスはカンファレンストーナメントから始まっています。
今年も悲喜こもごも。20校近くがレギュラーシーズンを制しながら、NCAAトーナメント出場を逃しています。
カンファレンス格差も相変わらずで、ACCが最多9校を送り出す一方、全32あるカンファレンスのうち23リーグが1校のみの出場。
ゴンザガのWCCでさえも1校のみですが、ACCのシラキュースあたりよりはセントメリーズ(SMC)の上ではないかとさすがに疑問。。。(こういうのは毎年きりがないのですが、セレクションは難しい)
とにかく、もう少しマルチbid(複数校出場)のカンファレンスを増やすべき、と個人的には思います。
アトランティック10からは3校出場。最終的にマルチbidとなるA10はやはりレベルが高い。カンファレンストーナメントを制したのはレギュラーシーズン3位のデビッドソン!ロードアイランド、セントボナベンチャーともども、ジョージワシントンの分まで暴れてほしい。
ONE&DONE、そして未だに揺れている不祥事の件の影響もあって、競技レベルそのものは低下中と言わざるを得ません。今更の話ですが、選手が心身ともに未熟なままNBAに進み、手にするサラリーだけが増えてレベルが下がる現状は、全てにおいて良くないことでしょう。
NCAAトーナメント2018-組み合わせ(ブラケット)と予想
当たりませんけど、予想はします(笑)
ファーストフォー
アリゾナステイトとシラキュースの出場はどうも微妙。
アトランティック10レギュラーシーズン2位、セントボナベンチャーに期待!UCLAに勝てばフロリダと厳しいですが、素晴らしいチーム。
テキサスサザン!
ゴンザガの開幕戦に招かれたヒューストンのブラックカレッジは、開幕13戦を全てアウェイゲーム!@ゴンザガに始まり、@ワシントンステイト、@オハイオステイト、@シラキュース、@カンザス、@クレムゾン、@オークランド、@トレド、@オレゴン、@ベイラー、@ワイオミング、@TCU、@BYU。13連敗。
全てギャランティゲームと呼ばれるもので、遠征は大変だったでしょうが財政的に潤ったでしょう。
ここからSWAC(サウスウェスタンアスレティックカンファレンス)を12勝6敗の2位で終えると、カンファレンストーナメントを突っ走ってオートマティックで出場をゲット。
このような、"ドMな"ノンカンファレンスのスケジューリングはギャンブルでもありましたが、学校に大きなお金が入る、理想的なシーズンとなりました。
*SWACレギュラーシーズンチャンピオンのグランブリングステイトは選手の学力問題(APR)が原因でポストシーズン出場不可でした。
ヘッドコーチはマイク・デイビス。アラバマ出身。2002年にインディアナを準優勝に導いた黒人コーチで、この時の教え子に日本でもお馴染み、ジェフニュートンやジョージリーチ。
同じく黒人大学、ノースカロライナセントラルをやぶれば、#1ゼイビアと対戦。
第80回を迎えるNCAAトーナメント。
これまで1位シードが初戦敗退を喫した例はありませんが、果たして。
SOUTHリージョナル
今トーナメントにおいて最も注目が集まるのは、APランキング1位を維持し続けているバージニア(UVA)の戦いでしょう。レギュラーシーズン終盤は苦戦が続きましたが、カンファレンストーナメントは盤石と言っていい戦い方。
苦しむでしょうが、34年ぶりのファイナルフォー進出を予想します。地区決勝の相手は無難に#2シンシナティ。
面白いのはボイジでの1,2回戦。
アトランティック10トーナメントを制し勢いに乗っている#12デビッドソンが、やはりカンファレンストーナメントこそ優勝したものの、今季不調の#5ケンタッキーに勝つのでは、という”ワイルドキャッツ”同士の争い。
のりにのっている4年生フォワード、ペイトンオルドリッジはそのスコアリング能力が爆発中。カンファレンスPOYの実力をケンタッキー相手に見せられるか。
A10のツイートから。
ここに東洋人、日本人選手が載ることがどれほどすごいことか。
昨季ハッサン・マーティンが獲ったディフェンシブプレイヤーオブジイヤー。
オルドリッジが活躍すればするほど、彼をディフェンスで存分に苦しめた渡邊雄太の株が上がることとなります。
不気味なのは#4アリゾナ。
不祥事に揺れていますが、PAC12優勝。2回戦でデビッドソンと当たり、勝った方がバージニアを最も苦しめるのではないでしょうか。
疑惑の中心人物ではありますが、、、アリゾナの1年生ビッグ、ディアンドレエイトンはおそらく2018NBAドラフトの1位指名選手でしょう。支配的。
EASTリージョナル
優勝候補筆頭はビラノバでしょう。
NCAAが不祥事で揺れる中、昨季オマリスペルマンをアカデミックレッドシャツとしたビラノバのプログラムは”クリーン”(のはず)(NCAA公式によるツイート)。
2年連続のEAST1位シード。
とはいえ、昨年同様アップセットは怖い。2回戦(おそらく)#9アラバマ、地区準決勝の(おそらく)#5ウェストバージニアor#4ウィチタステイト、地区決勝の(おそらく)#2パデューor#3テキサステック。いずれも不気味です。
それでも、、、意外とすんなりきて、決勝はビラノバがパデューを下すのでは、と←当たりません
MIDWESTリージョナル
1位カンザス、2位デュークは今季はぱっとしません。
名門カンザスは、気づけば前回優勝から10年経ちました。ウィチタでの1,2回戦は抜けそうですが、地区準決勝(おそらく)vs#5クレムゾンあたりで足元をすくわれるか。
デュークは2位シードからでは、実は1994年(準優勝)以来ファイナルフォーに進めていないと言うデータ。被アップセットが濃厚です。
1,2回戦の会場ピッツバーグはそこまで有利と言えず、A10覇者#7ロードアイランドorトレーヤングの#10オクラホマが虎視眈々と番狂わせを狙います。
地区決勝はクレムゾンvs#3ミシガンステイトで、MSUのファイナルフォーを予想←当たりません
WESTリージョナル
ゴンザガの入ったWESTは下記で。
ゴンザガ大学と八村塁
RPIランキング、まさかの21位も、WEST4位と好位置。
1,2回戦の会場、お隣アイダホ州のボイジはキャンパスから約400マイル(650キロほど。アメリカの感覚では近い)。
初戦、#13ノースカロライナ大学グリーンスボロはまず問題のない相手(ただし手こずるようだと引きずりそう)。
問題は2回戦。vs#5オハイオステイト。ハイメジャー、ビッグテンで揉まれたオハイオステイトはPK80で勝った時とは全く別のチーム。プロ候補、ケイタベイツ-ディオップと八村塁のマッチアップは見もの。
リージョナル(地区)はロサンゼルスのステープルズセンター。
ここで、まず昨年エリートエイトで激突でした#1ゼイビアと再戦の可能性。やはりプロ候補で、渡邊雄太のジョージワシントンを粉砕した4年生フォワード、トレボンブルーイットも、八村との対決は注目(そうそうマッチアップしないでしょうが)。
ゼイビアには相当苦しめられそうですが、勝てば2年連続ファイナルフォーをかけて、相手は#2ノースカロライナとこれも2017ファイナルの再戦・・・とならない気がします。
ビッグテントーナメントを制した3位シード、ミシガンが出てきそう←当たりません
1位ゼイビア、2位ノースカロライナとも、そこまで安定していない。しかもリージョナルの会場は西海岸、ロサンゼルス。
ゴンザガには理想的な、素晴らしい組み合わせとなったように思えます。
2年連続のファイナルフォーへ。
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