Storrs(ストルス)
コネティカット大学ハスキーズ
ニューヨークシティから95号線NORTH、ニューヘブンで91号NORTHに乗り換え。州都ハートフォードで384EAST。終点のクォリービルから更に東へ、計3時間弱。コネティカット大学(University of Connecticut,UConn、ハスキーズ)の所在地。
ユーコンは今や全米でも有数の超強豪校。レイ・アレン、カロン・バトラー、ルディ・ゲイ、ベン・ゴードン、リチャード・ハミルトン、エメカ・オカフォー、ハシーム・サビートにチャーリー・ビラヌエバと、現役だけでもNBA選手のOBが非常に多い。
NCAAトーナメントは30回出場。1999年、2004年と2011年。3度の優勝を誇る。
もともと古豪だが、'86年に就任した現コーチ、ジム・カルフーンの手腕により、完全に全米クラスの名門チームへ変貌した。
所属するAAC、昨季までのBIG EASTもまた、全米1,2を争う強豪カンファレンスだが、常にリーグを牽引する存在。OBには日本で活躍したスコット・バーレルもいる。
そしてこの大学は女子チームを見逃せない。カルフーンよりも長く君臨している名物コーチ、ジノ・オーリーマに率いられ、7度のNCAAタイトルを獲得している(激しいライバリーで有名なテネシー大学が、8度優勝で回数トップ)。OGのレベッカ・ロボやダイアナ・トラージは誰もが知るスーパースターでWNBAでも活躍。
ホームを2つ持つチーム。1つはキャンパス内にあるガンペルパビリオン。1990年完成で、収容は1万人強。応援が熱狂的で、独特の雰囲気が有名。聖地と呼べる、全米有数のアリーナ。
もう1つはハートフォードにあるXLセンター。'74年完成と古く、長い間シビックセンターとして親しまれてきた。収容は15,000人を超える。形の上では”準”ホームだが、ほぼ半分のホームゲームをここで戦う。立地はダウンタウン。
Hartford(ハートフォード)
ハートフォード大学ホークス
コネティカット州の州都。 保険業で有名。州のバスケットボールはUConnが率いるが、ここにもディビジョンⅠプログラム。ビン・ベイカーの母校、ハートフォード大学(University of Hartford、ホークス)である。アメリカイーストカンファレンスに所属。NCAAトーナメント出場はなし。
キャンパスがあるのは厳密にはウェストハートフォード。ホームはチェイスファミリーアリーナで、収容は4,500人ほど。
New Haven(ニューヘブン)
イェール大学ブルドッグス
ニューヨークから95号線NORTH使用。1時間強で着く、海沿いの町。アイビーリーグの名門、イェール大学(Yale University、ブルドッグス)の町。
NCAA出場は3回。最近では2002年にアイビーチャンピオンになったものの、ペン、プリンストンと同率で、プレイオフの末、出場を逃している。
1962年以来、トーナメントに出ていない。
クリス・ダドリーというビッグマンが、4巡目での指名ながら、長らくNBAで生き残った。
ハーバードとのライバル関係が有名なフットボールチームからは、グラント・ヒルの父カルビンが出ている。
ホームはホイットニージム。1932年完成と、Pennのパレストラなみに古い。収容3千人弱だが、荘厳で、やはり雰囲気が素晴らしい。ゲームによっては観戦困難。
コネティカット州の高校・プレップバスケットボール
アメリカの中でも裕福とされるコネティカット州。ニューイングランドの一部だけあって、多くのプレップスクールが存在する。
日本でもお馴染みはサウスケント↓
Official Site
この手のスクールは、どこもとんでもない山奥にある。州西端で、ニューヨークとの州境近く。当然フリーウェイなど走っていない。NYCから2時間弱程度。
ハートフォードエリア。パブリックハイスクールから、ボストンカレッジに進んだマイケル・アダムスと、マサチューセッツ大学に進んだマーカス・キャンビーを輩出。ウィーバーハイスクールからはリック・マホーン。地元の英雄、ビン・ベイカーはオールドセイブルックという海沿いの町出身。ほか、ナイアガラ大学に進んだホールオブフェイマー、カルビン・マーフィーがニューヨークに近いノーウォーク、スコット・バーレルがニューヘブンの北、ハムデン出身。また、お隣の州、ロードアイランド大学に進んだラマー・オドムやビニー・デル・ネグロが州内のプレップスクール出身である。