NCAAバスケットボールは現地3月5日にレギュラーシーズンが終了。
カンファレンスによっては既にカンファレンストーナメントも終わりに近づいてさえいます。
今回はゴンザガが所属するWCC、ジョージワシントンが所属するアトランティック10、そしてハイメジャーを中心に、注目カンファレンスのレギュラーシーズン振り返りとカンファレンストーナメント展望を簡単に。
ゴンザガとWCC
ゴンザガの優勝でレギュラーシーズンを終えたWCCは、カンファレンストーナメントも準々決勝を終了。早々にベスト4が出揃いました。
準々決勝から登場の第1シード、ゴンザガは第9シードのパシフィック大学を一蹴。
最速で30勝到達。次はvs第4シード、サンタクララです。
ベスト4は順当。
もう一つの準決勝は#2セントメリーズ(SMC)対#3ブリガムヤング(BYU)。
ランキング入りしているゴンザガとSMCのNCAAトーナメント出場はほぼ確実。
レギュラーシーズン最終戦でゴンザガを破ったBYUは、このトーナメントを制するほかNCAAトーナメント出場の可能性はありません。準決勝のSMC戦、死に物狂いで戦うでしょう。注目です。
ジョージワシントンとアトランティック10
ジョージワシントンのアトランティック10は、今日がレギュラーシーズン最終日。
レギュラーシーズンチャンピオンに輝いた強豪、デイトン大学を迎えてシニアデー(ホーム最終戦)のジョージワシントンは、4年生エース、タイラー・カバノーが爆発。スリーポイントを6/8で沈め、30得点。見事にフィナーレを飾りました。
渡邊雄太も18点、6リバウンドと大きく貢献したジョージワシントン大学はこの大事な時期に5連勝。6位とはいえ、チャンピオンを撃破という最高の形でレギュラーシーズンを終えました。
俄然、カンファレンストーナメントに注目が集まります。
優勝しかNCAAトーナメントへの道がないジョージワシントンは、まずデュケーン(14位)とセントルイス(11位)の勝者と対戦。これに勝てば、準々決勝で3位リッチモンドと対戦します。
レギュラーシーズンでは2戦2敗ですが、いずれも点差は一桁で、能力のある選手が揃うロードアイランドよりもくみしやすい相手です。これに勝てば、準決勝でVCU。デイトンをやぶった今のチーム状況なら、2位シードVCUとも大きな差があるとは思えません。
「3月」はレギュラーシーズンの勝敗は関係なし!完全に上り調子のジョージワシントンと渡邊選手のNCAAトーナメント出場に期待です。
*通算成績による順位は3位ロードアイランド、4位リッチモンドですが、直接対決でリッチモンドが勝っているため、カンファレンストーナメントシードの順位は3位リッチモンド、4位ロードアイランド。1位デイトンと2位VCUのNCAAトーナメント出場はほぼ確定。
ハイメジャーカンファレンスなどの状況
ACC
スポーツ界最高のライバル関係にあると言われるデュークとノースカロライナ。毎年レギュラーシーズンの最後にこのカードを持ってくるようになっており、今年は@ノースカロライナで〆。結果、ノースカロライナが@デューク敗戦のリベンジに成功。ACC単独優勝に花を添えました。
バークレーズセンターでのACCトーナメント。
シードは1位ノースカロライナに続いて、2位にフロリダステイト!見事です。3位ノートルダム、4位ルイビルまでが準々決勝からの登場。5位デュークは初戦に勝てば、準々決勝でルイビル。ノースカロライナとの再戦があるとすれば準決勝。
とはいえ、波乱なしは100%なし。どのような結果になるか、全くわかりません。
ビッグ12
レギュラーシーズン終了。カンザスが16勝2敗で単独優勝しましたが、ベイラー、ウェストバージニア、そしてアイオワステイトの3校が12勝6敗で並ぶ大混戦。
シードは1位カンザス、2位ウェストバージニア、3位ベイラーで4位がアイオワステイト。
順当に・・・絶対にいかないでしょう。
パック12
こちらも本日レギュラーシーズン終了。ともに16勝2敗で、オレゴンとアリゾナが優勝をシェア。次点がUCLA。
しかし全米ランキングでは3位がUCLAで、6位オレゴン、7位アリゾナというねじれ構造。。。言うまでもなく混戦です。
UCLAは@オレゴン、@USCに加え、ホームでアリゾナに負けたのが響きました。
レギュラーシーズンゲームの1つ1つが、3月に効いてきます。
ラスベガスでのトーナメントシードは1位オレゴン、2位アリゾナで、3位がUCLA。4位にはユタが入りました。
ビッグテン
レギュラーシーズン全日程終了の明日を待たずにパデューが単独優勝。
2位には今日最終戦を劇的ブザーで勝利したメリーランド。
11勝6敗で追いかけるウィスコンシンが、明日同じく11勝6敗のミネソタをホームに迎えるというしびれる展開。
そしてノースウェスタン!ミシガン戦をこれも奇跡的なタッチダウンパスで勝利したこのインテリチームは、ホーム最終戦で王者パデューを迎えます。現在10勝7敗の5位。おそらく・・・学校史上初のNCAAトーナメント出場は決まりです!
以下、ミシガンステイト、ミシガンが続きます。
カンファレンストーナメントはACCのお膝元と言える、ワシントンDCのベライゾンセンターへやって来ます。地元メリーランドの応援が多く有利。全く予想がつきません。
ノースウェスタンのヘイルメリー↓
SEC
レギュラーシーズン終了。ケンタッキーが16勝2敗で単独優勝。
健闘したフロリダが最終戦でバンダービルトに屈し、14勝4敗。
アーカンソー(3位シード)とサウスカロライナ(4位シード)が12勝6敗で並びました。
アラバマ(5位シード)、ミシシッピ(6位シード)と10勝8敗で並んだバンダービルト(7位シード)の地元ナッシュビルでカンファレンストーナメント。
ビッグイースト
ビラノバの15勝3敗、単独優勝でレギュラーシーズン終了。
2位がバトラー。以下、クレイトン、シートンホールに、プロビデンスとマーケットが10勝8敗で並ぶという混迷ぶり。
マジソンスクエアガーデンが熱狂に包まれるのと、NCAAトーナメント選考委員会が(出場校選出に)頭を抱えるのが目に浮かびます。
アメリカン
17勝1敗でレギュラーシーズンを終えたサザンメソジスト(SMU)の単独優勝が決定!2年ぶりの優勝。辞任に追い込まれたとはいえ、ラリー・ブラウンの成果と言っていいでしょう。弟子の元NBAプレイヤー、ジョージ・リンチはスタッフに残っています。NCAAトーナメント出場は確実。次はこの「本番」でどこまでいくか、でしょう。
2位は明日の@コネティカットが最終戦のシンシナティ。
すさまじい季節です。