NCAAバスケットボール2017-2018最新ランキング
ネット上ではミシガンステイトを推す声が大きかったように感じましたが、、、正当な評価であると思います。
バージニアが1位!
直後の現地2月7日。まずビラノバが「ホームで」、ビッグイースト全敗中で最下位だったセントジョンズに75-79で敗退。ハイメジャーではトップの、平均30本近いスリーポイントアテンプトのビラノバは、このゲーム33本放って成功がわずか8本。
同じ日にパーデュー。これも「ホームで」オハイオステイトに63-64で負け。オハイオステイトは、決勝チップインのケイタベイツ-ディオップが18点・11リバウンドのダブルダブル。
やはり2月7日に、@フロリダステイトを59-55と苦戦の末に振り切ったバージニアは、同2月10日にランク外のバージニアテックと「ホームで」対戦。あのラルフサンプソンがいた1982-1983シーズン以来、実に35年ぶりのAPランク1位獲得は確実に見えました。が・・・
平均失点全米1位。ディフェンスがウリのバージニアに対し、バージニアテックはデューク同様オフェンスがウリ。デュークはペース自体を速くしようと試みましたが、バージニアテックはバージニアに”付き合いました”。攻守を丁寧に行って、自らのターンオーバーはぎりぎりの10。前半終了時の3ポイントブザーなど、幸運にも助けられたテックは後半わずか16点に封じられ、オーバータイムに持ち込まれたうえにバージニアが主導権。しかしUVAはファウルゲームでの逃げ切りに失敗し、まさかまさかの今季ACC初の敗戦。
VTは今季最低の61得点ながら、見事な勝利。
強固なバージニアですが、ランク外のテックにこれをやられるということは・・・スカウティングされるでしょう。
このままACC優勝なるか、以降のゲームに注目。
”3月はディフェンス”と言われますが、不安も残ります。
もう一つのカギである”4年生”。ファウルゲームでまさかのフリースローミスを犯したデボンホール、そしてドミニクウィルキンスの息子(stepson)である好ディフェンダー、アイザイアウィルキンスにかかります。
→多くのコーチが感銘を受けた、アイザイア・ウィルキンスの関連記事
ケンタッキーをやぶったテキサスA&Mが6週ぶり、アリゾナステイトもすぐにランキングに戻ってきました。
ケンポンでもバージニアが1位。ビラノバ、シンシナティ、パーデューが続きます。
NBAドラフト2018に向けた注目選手
ニッケールアレキサンダー-ウォーカー(バージニアテック1年生、6-5、95kg)
上に書いたバージニア戦で、前半終了時に貴重なブザービーター3を沈めた選手。先週紹介した、ケンタッキーのシャイギルジャス-アレキサンダーの従兄弟です。やはりカナダ出身で、SGAともどもテネシー州の私立校へ留学。揃ってカナダのアンダーカテゴリー代表チームで活躍し、NAWはカナダのバスケットボールに縁のあるジェイミーマクニーリーがACをつとめるバージニアテックに進みました。
ここまで11.4ppg、3.9rpg。スリーを含め、得点力はSGAよりも勝るシューティングガードですが、サイズ含め全ての面で未熟であり、NBAドラフトネットは八村塁ともども2019年NBAドラフトへのエントリーと評価↓
*1位はRJバーレット。カナダ人選手が相変わらず目立ちますね。
従兄弟揃って、”無理やりにでも”2018年アーリーエントリーの可能性もあります。バージニア撃破のバージニアテックも、NCAAトーナメント進出の可能性が出てきました。
NCAAバスケットボールにおける日本人、日本所縁の選手所属校の動向
ジョージワシントン大学と渡邊雄太
ホームでvsラサールを80-69、アウェイ@ジョージメイソンを65-72。
先週は1勝1敗でアトランティック10を3勝8敗、通算10勝15敗。
フォーダムが@デュケインで大きな1勝をモノにして、ジョージワシントンはA10単独最下位となってしまいました。
今季アウェイ8戦全敗はあまりにも厳しい結果。
Bリーグ琉球のハッサンマーティンの母校、APランク16位のロードアイランドはNCAAトーナメントでも上位進出が期待される好チーム。
以下は混戦となっており、ジョージワシントンもA10トーナメントでの下剋上を狙います。
残りは6ゲーム。まず10位以内に入り、A10トーナメントのファーストラウンドを回避することです。団子状態の今季においては、少しでも楽にトーナメントに入りたい。今年の会場は地元ワシントンDC。ポストシーズンは何が起きるかわからないものです。→2018アトランティック10トーナメント
渡邊雄太選手も何とか。NCAAトーナメントの舞台に立ってほしい!
ゴンザガ大学と八村塁
もがくジョージワシントンとはあまりにも対照的。ゴンザガは上り調子。
@パシフィックに続き敵地で、宿命のライバル・セントメリーズ(SMC)に78-65の完勝。今季最高の、AP9位にまで上がりました(ケンポンでは7位)。
スポケーンでいいように活躍されたオーストラリア人ビッグ、ジョク・ランデールへの徹底的なダブルチームは当然として、その後のローテーションを完璧に遂行。SMCにやや覇気がなかったようにも見えましたが見事なリベンジ。
八村塁。
夢ではありません。
上記のとおり、RJバーレット、ボルボル、キャメロンレディッシュ、そしてザイオンウィリアムソンに続いての、2019年NBAドラフトで5位指名の予想。
近い将来のNBAでのプレイはもう間違いないでしょう。
この、レギュラーシーズンで最も重要なゲームでチームハイの21点。
SMCの3年生6-10、エバンフィッツナーを相手にポストアップなどから悠々と得点を重ねる八村は各所で絶賛されました。
*ESPNより。わかっていても止められない。SMCはなす術なしでした↓
今の八村をガードできる選手はNCAAディビジョン1にでも多くは存在しないでしょう。
パッシングとディフェンス、そしてスリーを含めたアウトサイドシューティングに改善の余地があるという指摘は正確と言えますが、、、改善されるはず(笑)。
オーストラリア人ワンツーパンチ、ランデールとエメットナールとも度々マッチアップした八村。渡邊雄太との、NCAAトーナメントでのマッチアップをどうしても夢見てしまいます。
いちゴンザガファンとして他に注目するのはレッドシャツ1年生のザックノーベル。
コリーキスパートの怪我もあってスタートに定着した彼は評価通りのモンスタータレント。
さすが、デリックローズやジャバリパーカーを生んだシカゴ・シメオン出身選手、と唸らざるを得ません。八村をわずかに上回る11.9ppgをあげているノーベルJrもまた、NBAへ進むでしょう。
気の早い話ですしアーリーエントリーは怖い(?)ですが、ゴンザガは来季も強い!
*たしか八村選手のアイドルはジャバリパーカー。これだけジャバリに”近い”選手がチームメイトとは良い環境ですね(笑)。
ジョージアテックとシェーファーアヴィ幸樹
苦しい。
@ボストンカレッジ、@ルイビル、そしてvsデュークを3連敗。ACC4勝8敗で15校中13位。通算11勝14敗。
デューク戦ではエースガードのホセアルバラドが怪我でシーズンエンドと散々。
アウェイでのバージニア戦など、残りも気が抜けません。
シェーファーアヴィ選手の出場がないのは致し方ありません。
ポートランド大学とタヒロウディアバテ
@サンフランシスコ、@パシフィックをそれぞれ63-65、58-60といずれも惜敗。4勝10敗でWCC8位(10校中)。
タヒロウはパシフィック戦で無得点に終わるなど、さすがにまだ波があります。
ピマコミュニティカレッジ(NJCAA)と榎本新作(アイザイアマーフィー)
2戦2勝。通算23勝2敗。
スコッツデールコミュニティカレッジ戦で、榎本が28得点。
→ランキング(NJCAAディビジョン2)
→楽しみです!↓