2018-2019NCAAカレッジバスケットボールランキング
ベースとしているCBSスポーツのランキング、8月13日現在の順位です。
”フレッシュマンインパクト”はこちらを→ESPNのclass of 2018ランキング100
15位 MISSISSIPPI STATE ミシシッピステイト大学 ブルドッグス(SEC)
久しぶりです。
かつてUCLAを率い、2006年から3年連続でファイナルフォーに進出させた名将、ベンハウランド。
彼をもってしても、この3年間MSUはNCAAトーナメント出場無し。
昨季25勝12敗。NITファイナルフォーのチームからほとんどが戻ってくる状況です。
まずはウィザースプーン兄弟。兄クインダリーは14.4ppgでリーディングスコアラー。6-4のスウィングマンで、4年生(6.0rpg、3.3apg)。弟ニックは2年生。6-2ガードで、昨季10.8ppg、2.9rpg、2.1apg。ほか、エイリックホルマン(6-10、4年生F、10.9ppg、6.7rpg)、ラマーピータース(6-0、3年生G、9.6ppg、4.5apg)、さらにタイソンカーター(6-4、3年生G、8.9ppg)らもおり、充実のラインナップ。
ラマー・ピータース↓
名将ハウランドは、バランスの取れたオフェンス、ガチガチのディフェンスを好みます。
あるいはこれが、地元の5つ星選手、マリックニューマンには相容れなかったか。
かつての教え子、ラッセルウェストブルックに、UCLA在籍時平均8.3ppgしか「取らせなかった」、堅実なスタイルは健在。同カンファレンスのケンタッキーやLSUあたりとは対照的に、派手さはありませんが、注目のチーム。
*投稿次点でスケジュールは未発表
14位 FLORIDA STATE フロリダステイト大学 セミノールズ(ACC)
2018年トーナメントで、ゴンザガの息の根を止めたフロリダステイト。
9位シードながら、実に25年ぶりのエリートエイト進出を果たしました。
しかし、敏腕リクルーター、レオナルドハミルトンでさえも、このフットボール校をファイナルフォーには進めることができておらず、プログラム史上において優勝はゼロ(ファイナルフォーは1972年の1回のみ)。万年強豪校の1つとなってしまっています。
今季も良い位置にはつけています。まずリーディングスコアラー、フィルコファー(6-8、4年生F、12.8ppg、5.1rpg)がバック。そしてリバウンドでリードしたテレンスマン(6-7、4年生G、12.6ppg、5.4rpg、2.6apg)も。
よくあることではありますが、昨季のFSUがタレントに頼らず、チーム力により勝ち上がれたのは皮肉です。今季もチャンスはあり。
昨季は開幕でジョージワシントンを叩いて勢いに乗りました。
今季はまだ全てがリリースされていませんが、変更なければ日本時間11月7日に、ホームでいきなりの州内対決フロリダ戦。続いての注目は同29日にやはりホームでvsパデュー(ACC/BIGTENチャレンジ)。今のところ、カギになるのはこの2ゲームのみ。*オーランドでの、アドボケアインビテーショナルに参戦予定。こちらにはLSU、ビラノバ、そしてメンフィスなどが出場。
13位 VIRGINIA TECH バージニアテック ホキーズ(ACC)
バージニアテックの5年目HC、バズウィリアムズもさすがに時間がかかりました。
前任マーケット大学で、ダバンテガードナーをコーチしたウィリアムズもACCでは苦戦。
それでも2017、2018年と、2季連続のNCAAトーナメント出場は見事。
VTも多くの選手が戻ります。中でも、ジャスティンロビンソン(6-2、4年生G、14.0ppg、2.8rpg、5.6apg)。得点とアシストでチームを牽引した彼が大黒柱。ほか、ケニーブラックシェアJr.(6-10、3年生F、12.5ppg、5.9rpg)、ニッケールアレクサンダー-ウォーカー(6-5、2年生G、10.7ppg、3.8rpg)に、アーメドヒル(6-5、4年生G、10.6ppg、3.0rpg)もバック。そしてヘアスタイルが際立つリーディングリバウンダー、クリスクラーク(6-6、4年生スウィングマン、8.3ppg、6.3rpg、3.0apg)も見逃せません。
ジャスティン・ロビンソン↓クレムゾンのリードらとのマッチアップは見もの。
この動画はなかなか。ウィリアムズコーチはアツい人です。
ステファンカリーのお父さんワーデルやバーネル”ビンボ”コールスを輩出したバージニアテックですが、近年ではバージニア、そしてバージニアコモンウェルズ(VCU)にさえ劣っている印象があります。1967年以来のエリートエイト、そしてそれ以上を目指せるか。注目。
*投稿次点でスケジュールは未発表
12位 KANSAS STATE カンザスステイト大学 ワイルドキャッツ(BIG12)
ブルースウェバーも名将と言っていいでしょう。2005年、デロン・ウィリアムスらを擁してNCAA準優勝に導きながら、イリノイHCを解任されたウェバーが、昨季見事にカムバック。8年ぶりのエリートエイト進出でした。
K-Stateも、最近は同州のエリート校カンザス、そしてウィチタステイトにさえ劣っていた印象があります。どうしても、リクルートは難しい。そんな中での8強は価値があります。
KSUも昨季25勝したチームの主力が戻ります。
まずリーディングスコアラー兼リバウンダー、ディーンウェイド(6-10、4年生F、16.2ppg、6.2rpg、2.7apg)。準々決勝でロヨラ(シカゴ)に完敗したKSUですが、ウェイドの怪我による欠場がなければどうだったか・・・。彼とバリーブラウン(6-3、4年生G、15.9ppg、3.1rpg、3.2apg)、ゼイビアスニード(6-5、3年生F、11.1ppg、5.1rpg)、カマウストークス(6-0、4年生PG、9.0ppg、2.5rpg、3.4apg)らがバック。
ディーン・ウェイドは白人の万能ビッグ。スリーもあり、その成功率44%!
スーパースターが1年2年でプロへ去っていく現状、ここにあげたミシシッピステイト、フロリダステイト、バージニアテック、そしてカンザスステイトといった、頼りになる上級生が残るチームは必然的にランク入りを果たすことになります。
ノンカンファレンスはそこまでハードに組んでいません。日本時間12月2日の@マーケット、そしてホストイベント、カンザスシティでのワイルドキャットクラシックでのvsバンダービルト、BIG12/SECチャレンジの@テキサスA&Mくらいでしょうか。
このランキングに、ACCに次ぐ4校を送り出しているBIG12の争いも見逃せません。
11位 MICHIGAN STATE ミシガンステイト大学 スパルタンズ(BIGTEN)
対して、ジェレンジャクソンがワン&ダンの、”本家”MSU。
なんだかんだで11位。トム・イゾーが率いる、安定のプログラムです。
「出て行っても入ってくる」学校ではありますが、今季は5つ星獲れず。
それもあってのトップ10もれです(と言っても4つ星は数名獲っていますが)。
30勝しながら、NCAAトーナメント2ndラウンドであっけなくシラキュースにアップセットを食らったチームから戻るのは、PGカシアスウィンストン(6-0、3年生、12.6ppg、3.4rpg、6.9apg)。同じ3年生のニックワード(6-8、F、12.4ppg、7.1rpg)はJJJを上回ったリーディングリバウンダー。そして元5つ星のジョシュアラングフォード(6-5、3年生G、11.7ppg、3.0rpg)。この3年生トリオの存在だけで、22年連続(!)のNCAAトーナメント出場は間違いないと言っていいでしょう。
ウィンストンと、4つ星の新加入ゲイブ・ブラウン(6-7、F)のPro-Amでの動画↓
これほどのエリートプログラムも、優勝はマジックジョンソンのいた1979年と2000年の2回のみ。
タイトル奪取は難しい。
日本時間11月23日、ラスベガスインビテーショナルでvsUCLAなどが決定していますが、フルスケジュールは未発表です。
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン①
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン②26位~21位
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン③20位~16位
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン⑤10位~6位
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン⑥5位~1位