NCAAカレッジバスケットボール最新ランキング
第18週となりました。最新ランキングです。
そこまで大きな動きはありません。トップ4は変わらず。
いよいよポストシーズンに突入。カンファレンストーナメントが全米で行われるこの時期は”チャンピオンシップウィーク”と呼ばれます。
ゴンザガとジョージワシントンの「3月」
GONZAGAゴンザガ
NCAAトーナメントの組み合わせ予想において、全体3位のUCLAでなく、ゴンザガがWEST地区第1シードに据え置かれています。これは先日レギュラーシーズンを終えたパック12で、優勝をオレゴンとアリゾナが分け合ったことが影響(UCLAはパック12では3位に終わったねじれ現象)。ゴンザガと同じWEST第2シードはオレゴンで、UCLAはMIDWEST、アリゾナはSOUTHのそれぞれ第3シードとされていますが、このあたりはまだ全くわかりません。
ゴンザガはWCCトーナメントで準決勝に進出。今日、サンタクララ大学と対戦。順当なら、まず問題のない相手です。準々決勝に続く、八村選手の出番もありそう。このままNCAAトーナメントのWEST第1シードを維持したいゴンザガは、このカンファレンストーナメントを落とせません。どうしても優勝して終えたいところ。もう一つの準決勝はセントメリーズ(SMC)とブリガムヤング(BYU)。
*ゴンザガの地元紙に、八村選手の通訳を兼ねているコーチングスタッフの方(Ken Nakagawaさん)の記事が出ていました→THE SPOKASEMAN-REVIEW
GEORGE WASHINGTONジョージワシントン
渡邊雄太選手のジョージワシントン大学が所属するアトランティック10は、アメリカ時間3月8日からピッツバーグでカンファレンストーナメント開始。
カンファレンス6位シードのジョージワシントンは、2日目から登場。地元デュケーンとセントルイスの勝者と対戦します。
繰り返して書きますが、カンファレンストーナメント優勝しかNCAAトーナメントへの道がないジョージワシントンは負けられません。シニアデーで30得点するなどした4年生タイラー・カバノーがカンファンレンス週間MVPを獲得するなど、チームは勢いづいており、ジョージワシントンを危険な存在と見る向きは多くなっています。
初戦に勝てば、準々決勝で第3シードのリッチモンドと、準決勝では第2シードVCUとの対戦が濃厚です。
出場校決定
合計32のカンファレンストーナメント優勝校は、セレクションサンデーの選考を待たずに、自動的にNCAAトーナメント出場が決定します。ハイメジャーカンファレンスのトーナメントはこれからですが、既にトーナメントを終え、出場校が決まったカンファレンスもあります。
OVCオハイオバレー:ジャクソンビルステイト
出場決定第1号。15勝1敗でレギュラーシーズンを制した絶対王者ベルモントを準決勝でアップセットしたジャクソンビルステイトが、ディビジョン1昇格から22年目にして初出場。カンファレンス9勝7敗、通算17勝14敗というシンデレラチーム。ニックネームはゲームコックス(闘鶏)。
BIG SOUTHビッグサウス:ウィンスロップ
ビッグサウスも荒れました。2年連続の出場を目指したノースカロライナ大学アッシュビルが、準々決勝でキャンベルに敗れる波乱。身長171センチのクリス・クレモンス擁するキャンベルはそのまま決勝まで走りましたが、最後は第1シードウィンスロップに屈しました。ウィンスロップは昨季もレギュラーシーズンを制しながら、カンファレンストーナメントでは涙を飲みました。出場は7年ぶり10回目。シャーロットの南西、サウスカロライナ州にある公立校。ニックネームはイーグルス。
エースはこれも身長170センチのキーオン・ジョンソン。決勝は見ごたえがありました↓
ATLANTIC SUNアトランティックサン:フロリダガルフコースト
こちらは波乱なし。第1シード、フロリダガルフコーストが2年連続3回目のNCAAトーナメント出場を決めました。初出場した2013年にいきなりスウィート16まで進んだFGCUは、派手なダンクが売り物の通称”ダンクシティ”。今年もそのスタイルは健在のようです。成績は26勝7敗(カンファレンス12勝2敗)。下位シードにふられるでしょうが、当たりたくない相手です。フォートマイヤーズにある公立校で、2011年にディビジョン1に加盟した新興校。ここもニックネームはイーグルス。
MISSOURI VALLEYミズーリバレー:ウィチタステイト
ロン・ベイカーたちの卒業で、今季は鳴りを潜めていたウィチタステイトですが、いつの間にか強いチームになっていました。ゴンザガに続いて30勝到達。第2シードでカンファレンストーナメントに出場すると、そのまま圧倒的な強さで制しました。6年連続14回目のNCAAトーナメント出場という常連。
OBで有名なのはゼイビア・マクダニエル。ロン・ベイカーもこれから期待です。ベイカーのチームメイトで、2013年にファイナルフォーに進んだチームには、来日もしたカール・ホールがいました。ニックネームはお馴染みの”ショッカーズ”。
決勝で敗れた第1シード、イリノイステイトは日曜日の選考を待ちますが、20点差をつけられての大敗だったため微妙なところ。コーチ、選手たちの心境は察するに余りあります。
通算22勝6敗。NITにまわることになるはずのベルモントも悔しい敗戦でした。またホライゾンリーグでも、かつて旧bjリーグでプレイしたマット・ロティックがヘッドコーチを務めるバルパライゾが24勝8敗という好成績をあげながら、カンファレンストーナメントで早々に姿を消しました。エースプレイヤー、アレック・ピーターズの怪我が影響。
今日も3つのカンファレンスで出場校が決まります。