ブラケット
リージョナルファイナル結果
2位ケンタッキー 73-75 1位ノースカロライナ
Eastリージョナルなどとは対照的に、唯一1位から4位シードが順当に勝ち上がったSouth。ファイナルも1位2位の、名門プログラムによる決戦でした。
このゲームは多くの説明は必要ないでしょう。世界的に有名な両強豪校による、レベルの高い激戦でした。また、終盤の展開は「なぜNCAAカレッジバスケットボールが魅力的なのか」ということを象徴するようなものでもありました。
FG%はケンタッキーが41.5でノースカロライナが46.6。リバウンドは44-34でノースカロライナ。ターンオーバーはUK9、UNC16。スリーポイントはUK36.8%、UNC20%という数字。ケンタッキーは、19.8ppgで12月の同カードで47点取ったオフェンシブマシーン、マリック・モンクが13点に終わるなど、自慢の攻撃力がやや低調でした。
超名門ノースカロライナ・ターヒールズ
サウスカロライナに比べるまでもなく、あまりにも有名な強豪大学。マイケル・ジョーダンがOBとして有名ですが、そのMJ時代を含め、長らくコーチしたレジェンド、ディーン・スミスの引退後は引き継ぎに大きな混乱がありました。が、2003年にそのジョーダンをアシスタント時代にリクルートしたロイ・ウィリアムズを(半ば無理やり)カンザスから呼び戻すと復権。2005、2009年に優勝。昨年準優勝。2008年にもファイナルフォーに進出しています。
一方で学業問題でNCAAから”目をつけられている”状況でもあり、ジェリー・スタックハウスの高校の後輩ブランドン・イングラムを奪われるなど、リクルートでは「宿命のライベル」デュークにやや遅れをとっている状況です。
<追記>
このゲームで劇的な決勝シュートを決め、SouthリージョナルのMVPにも選ばれた2年生6-7のルーク・メイ。ゲーム翌日の朝8時の授業に出席。教授とクラスメイトからささやかな祝福を受けました。
これはパフォーマンスなどではないですね。ノースカロライナの学業問題は解決のようです。
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