<12月11日追記>
下に書いたとおり、リクルーティング違反でNCAAから目をつけられていたオーバーン。
ヘッドコーチ、ブルースパールにネブラスカ戦を含めた2ゲーム指揮停止処分をアナウンス。→該当記事
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ネブラスカはミシガン戦、残念でした。。。
ネブラスカ大学vsオーバーン大学@アトランタ<日本時間12月12日㈰深夜1時30分ティップオフ>
富永啓生選手のネブラスカ大学。
2021-2022シーズンのノンカンファレンスゲームも残り少なくなってきました。
日本時間12月12日日曜日の深夜1時30分。
いよいよ、ノンカンファレンス最大の敵と対決です。
vsオーバーン大学タイガース@NBAアトランタホークスの本拠地ステイトファームセンター
↑フレッドホイバーグが「Top25チームとNBAアリーナで戦えるのは素晴らしい機会」と言うように、注目の一戦です。
数字で見るネブラスカ vs オーバーン
ネブラスカ
ミシガン戦は失望の大敗でしたが、ネブラスカの課題ははっきりしています。
ホイバーグは「シューターを集めたはず」にもかかわらず、スリーポイントの成功率が25.4%。
これはディビジョン1・全358校中350位という数字。
プラン通りゲームを運べていないのが現状です。
※ただし富永啓生選手に限れば、その数字はチーム一の34.6%。同じくチーム一の試投数、計52本でありながら、です。素晴らしい!!
オーバーン
オーバーンの数字はあまり書きたくありません。。。
見れば見るほど、攻守にバランスが取れすぎているからです。
中でもブロック。インサイドにスーパースターを抱えていることもあり、平均7.4本。これはD1でなんと2位。特筆ものです。
NBAドラフト候補がゴロゴロ?オーバーン大学タイガース
オーバーンのAPランキングはこの投稿時点で18位。
これは過小評価ではないか?と思えるほど、オーバーンは強いチームです。
まず強烈なのはフロントコート
2022NBAドラフト1位指名候補(現時点)・ジャバリスミス
1年生6-10。→スタッツ
ゲームを重ねるごとに成長している怪物。
現段階で、多くのNBAモックドラフトでTier1(トップ指名グループ)に入ってきました。
※ドラフトネットでついに1位(あくまで現段階)
チェットホルムグレンやパオロバンケロがいますが、スミスが1位指名であっても驚きではありません。
白人7-1・ウォーカーケッスラー
スミスのパートナーがウォーカーケッスラー。
ノースカロライナから転校してきた、これも5つ星の2年生セブンフッター。→スタッツ
スミスの影に隠れがちですが、非凡な才能。彼もNBA候補です。
2人はともにジョージア州の高校出身で、顔見知り。直接対決↓
と、このフロントコートだけでも十分えげつないのですが、、、
あなどれないバックコート
こちたもまた、すごいのです。
KDジョンソン
6-0(183センチ)の上背ながら(実際は6フィート未満のように思えます)、体重が92.5キロある2年生。→スタッツ
Bリーグ・栃木ブレックスの鵤選手が身長185で体重95ですが、、、ジョンソンとマッチアップできる日本人ガードはいないとさえ言えるレベル。
ウェンデルグリーンJr.
名門ラルミエール(インディアナ州)出身の5-11。→スタッツ
彼がPGですが、得点能力も非凡。
この2人は小さいですが、2019年にファイナルフォーに進んだ時のガードコンビにも劣らない能力を持ちます。
加えて、ベンチの層も厚い。→スタッツ
オーバーンは再度ファイナルフォーさえ狙える、恐ろしいチームです。
オーバーン大学タイガース(Auburn University Tigers)
タイプ | 公立 |
ロケーション | アラバマ州オーバーン |
ニックネーム | タイガース |
チームカラー・スクールカラー | ブルー、オレンジ |
カンファレンス | SEC(サウスイースタンカンファレンス) |
バスケットボールアリーナ | オーバーンアリーナ(9,121人収容) |
フットボールスタジアム | ジョーダンヘアスタジアム(87,451人) |
オフィシャルサプライヤー | アンダーアーマー(2021年12月時点) |
NCAAトーナメント出場は10回のみの「万年強豪校」の1つですが、2019年に悲願のファイナルフォー進出を果たしました。
ヘッドコーチ、ブルースパールに尽きます。
とにかくエネルギッシュな敏腕コーチで、「やりすぎる」ことも。前任地テネシーは”問題”で追われていますし、オーバーンでも自身の責任は問われていませんが、部下のアシスタントがリクルート違反で引責辞任しています。
※追い込まれたのは元NBA選手のOB、アシスタントだったチャックパーソン
最も有名なOBはもちろんチャールズバークリー。
チャックパーソンは1985年の神戸ユニバーシアードで来日。銀メダルを獲得したアメリカ代表の主力。
弟ウェスリーパーソンもOB。
古いNBA選手ではクリスモリスも。
パールの最近の教え子ではチュマオキキ、アイザックオコロ、JTソア、そしてシャリーフクーパー。
オーバーン躍進の裏には、強烈なリクルーティングがあるのです。
<終わりに>
大学キャンパスのあるアラバマ州オーバーンから、ジョージア州アトランタまでは車でわずか1時間半の距離。
ゲームは完全にネブラスカのアウェイ。
完敗したミシガン以上にタレントが揃うオーバーン相手に、 ネブラスカはどのように戦うのか。
まともにぶつかったら勝てるわけがありません。
確率の良いシューティングに加え、、、「何か」を見たいところです。
もちろん、富永啓生選手対オーバーンのバックコート陣はみもの。
ここまで申し分のない活躍を見せている富永選手が、全米トップレベルのガード、ジョンソンやグリーン相手にどのようなプレイを見せるか。
勝敗は抜きにしたとしても、、、楽しみです。
ゲームの中継はESPN。
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