始動開始-NBA GリーグIgnite(イグナイト)
いよいよスタートしたGリーグ・イグナイト(Ignite)。
キーワードは、「ベテラン」と「育成」でしょうか。
レギュラーシーズンゲームは2月3月で計15ゲームのみ。
上位8チームに食い込めなければ、そこでシーズン終了。
緊迫感のある真剣勝負が見られなければ、スカウティングは難しくなりますね。
とはいえ、カイソット(フィリピン)やプリンスパルシン(インド)らを含んだ、新しい取り組みの行く末は楽しみ。
ジョナサンクミンガ-2021年のNBAドラフト5位以内の指名が濃厚?
Gリーグ”イグナイト組”のドラフト候補生の筆頭は、ジョナサンクミンガ。
デビュー戦で19点取ったクミンガには、「オフェンスで万能」「”フィジカル”〇」「アスレティシズム〇」とまずは高評価獲得。
”5位以内の指名”が大方の予想です。が、”1位指名はない”も大勢。
*ドラフトネットでは2位。
ジェイレングリーン-2021年のNBAドラフト5位以内の指名は難しい?
同じく、ほとんどのモックドラフトで5位以内の指名が有力下されていたのがジェイレングリーン。→ハイライト動画
運動能力・身体能力ではクミンガに劣りませんが、とにかく細い。
クミンガと同じ6-6登録ですが、クミンガの体重95kgに対し、わずか80kg。
→いつものこちら
身長6-6ならば、体重200lbs(およそ90kg)を切る選手があまり存在しないのがNBA。
シャイギルジェスアレキサンダーあたりが似たサイズですが、スキルセットで追いつけるかどうか。
デビューゲームでのインパクトでクミンガに劣った現時点では、評価をやや下げた感があります。
ちなみに、このイグナイトデビュー前の評価では、こちらで2人ともTIER2(第2トップグループ)に入っています。
1戦目の評価ではグリーンを上回ったデイシェンニックスや、アイザイアトッドともども、2021年のNBAドラフトで上位指名をうかがおうとする面々にとっては、「プレイオフに出場させること」も、(義務とまでは言えませんが)1つの大きな目標でしょうから、プレッシャーはそれなりにあるでしょう。
と、ここまで書いた直後に、ワシントンポストの記事を見つけました。
→こちら
現Gリーグのプレジデント、シャリーフアブドルラヒムが、1995年の、初めて行われたナイキフープサミットに参加した際のエピソードから始まります。
当時、ケビンガーネットが「カレッジをスキップしてプロに行く」と言った時は「クレイジーだと感じた」と。
あれから25年後、アブドルラヒムはイグナイトに何の心配もしていないようです。
自身がカリフォルニア大学バクリー校で取得した学位、その後USCで取得したMBA。こういった教育の面でも、イグナイトは問題ない、と。*選手(6名。クミンガ、グリーン、ニックス、トッド、ソット、そしてシン。)はアリゾナステイトに進む奨学金を得ることができ、加えてプロ選手の心得を、現役・引退したNBA選手、コーチから享受できる。・・・などなど。
この6名の将来、そしてこの先出てくるスター候補の進路はどうなるでしょうか?
*こちらも参考→高校生たちのハイライト動画などでお馴染み、"Overtime"も今秋からセミプロリーグ設立構想。