優勝はミルウォーキーバックス!
誰がどうなるか、わからない。
思いもよらぬ選手がリングを手にする。
あらためて、そのことを思い知らされるNBAファイナルズとなりました。
PJタッカー~這い上がった36歳
その1人が、PJタッカーではないでしょうか。
例えば、スーパーパフォーマンスで文句なしのMVPを獲得した、ヤニスアデトクンボが幼少の頃、ストリートでDVDを売っていたという話。
ミルウォーキーバックスがNBA制覇をしたその夜の、そういったストーリーの1つ:
10年前、PJタッカーはイタリアのモンテグラナーロのクラブに所属していて、セリエA2(イタリアリーグ2部)への降格を避けるべく、シーズン最後のゲームを戦っていた。
そして今日、NBAチャンピオンに輝いた。
※イタリアのLBAセリエAはこちらを参照。サラリーについては、こちら。
2006年のNBAドラフトで、2巡目35位でトロントラプターズに指名されたタッカーは、ルーキーシーズンわずか83分の出場に終わり、その後はヨーロッパへ。
(特に現状では)ヨーロッパ帰りの選手がNBAで活躍するケースが増えてきてはいますが、それでもなお、這い上がるのは難しい。
36歳の、PJタッカーのリング獲得にはしびれました。
⇒以前の投稿 ※ぜひ読んでいただきたいです!
NBA制覇さえも「人生の一部」にすぎない
「運」もあります。
というより、「運」の方が大きく左右するのかもしれません。
クリスポウルがNBAタイトルを獲得できなかったとしても、CPが一流の選手であることに疑いはありません。
PJタッカーと同じく、2巡目35位で指名されたアイバンラブ(2017年)。
これも驚きでした。
アイバンラブは、元高校オールアメリカンの6-10。
2014年のU17ワールドカップで、八村塁が率いた日本代表を蹴散らしたアメリカ代表の一員。
NBAで生き残れず、24歳にして韓国KBL入りすることとなったラブ。
アイバンラブが後にリングを獲得しても不思議ではありません。
誰がどうなるかわからない。
もちろん、八村塁にも、渡邊雄太にも、いまBリーグで活躍している選手にも。
NBA制覇できる可能性はある。
PJタッカーのリング獲得に、あらためて教わりました。