⇒最新のFIBAランキング(女子)。日本は8位。
バスケットボール女子日本代表が銀メダル獲得
何も言うことがありません!
ランニングとシューティング。
男子代表に真似てほしい。
なぜ模倣しないのか。
これまで、代表はもちろん、トップレベルの男子チームはここまでこだわった例がありません。
一番近いところで、秋田ノーザンハピネッツがありますが。。。
バスケットボール女子日本代表のスタッツ(成績)
特筆すべきはスリーポイント。
ランク | 国 | 平均身長(cm) | 平均3PT試投数 | 3PT% |
1 | 日本 | 176 | 31.7 | 38% |
2 | プエルトリコ | 175 | 27 | 25% |
3 | オーストラリア | 185 | 26.8 | 34% |
4 | 韓国 | 180 | 25.7 | 25% |
5 | フランス | 185 | 23.7 | 35% |
6 | ベルギー | 182 | 21.3 | 33% |
7 | 中国 | 186 | 20.3 | 36% |
8 | アメリカ | 186 | 18.5 | 35% |
9 | セルビア | 185 | 16.5 | 31% |
10 | スペイン | 184 | 16.5 | 29% |
11 | ナイジェリア | 185 | 16.3 | 31% |
12 | カナダ | 185 | 16.3 | 29% |
12か国中2番目に平均身長が低かった日本。
もっとも低身長だったプエルトリコが典型ですが、スリーポイントを多投すれば成功率は下がる。
こんな常識を完全に覆してしまったのが、女子日本代表でした。
そして、リバウンド。
ランク | 国 | 平均身長(cm) | OR | DR | TR |
1 | アメリカ | 186 | 8.3 | 37.2 | 45.5 |
2 | 中国 | 186 | 11 | 32 | 43 |
3 | ベルギー | 182 | 10.3 | 29.5 | 39.8 |
4 | オーストラリア | 185 | 12.3 | 27 | 39.3 |
5 | カナダ | 185 | 14.3 | 24.3 | 38.7 |
6 | スペイン | 184 | 12.8 | 25.8 | 38.5 |
7 | セルビア | 185 | 12.5 | 25.8 | 38.3 |
8 | フランス | 185 | 8 | 28.7 | 36.7 |
9 | ナイジェリア | 185 | 11.7 | 25 | 36.7 |
10 | 韓国 | 180 | 10.3 | 23.7 | 34 |
11 | 日本 | 176 | 8.8 | 25 | 33.8 |
12 | プエルトリコ | 175 | 11.3 | 21 | 32.3 |
背の高いチーム(アメリカ、中国)がリバウンドを取りやすく、背の低いチーム(日本、プエルトリコ)は取りにくい。
大事な大事なリバウンド。
ここまで取れずに準優勝してしまった。
”リバウンドを制する者はゲームを制す”という常識を覆した、
女子日本代表は特別なチームでした。
多くのバスケットボールファンが、女子日本代表の虜になってしまったのも無理はありません。
→この方のツイートを眺めるのは楽しかった!!
町田瑠唯選手がWNBAに?!
町田瑠唯選手は間違いなくすごい!
このオリンピックで平均12.5アシストはとんでもない数字で、世界のバスケットボールファンを魅了!
注目度は一気に上がりました。
「WNBAに」という声が上がるのは当然のことだと思います。
しかし、、、
よりフィジカルなWNBAは、町田選手のプレイにフィットしないのではないか、とも思います。
「通用しない」のではなく、「合わない」
身長162センチ。5フィート4インチの町田選手が今WNBAに行けば、リーグ最低身長となります。
一番身長が低い選手は2人。ともに5-5。165センチです。
そのうちの1人、クリスタルデインジャーフィールド(ミネソタリンクス)。(すごい名前ですね)
もう1人は代表でオーストラリアを選んだ(米豪2重国籍)、ベテランのレイラニミッチェル(ワシントンミスティックス)。
2人とも、強靭に思えませんでしょうか??
ただ、繰り返しますが、
町田選手は「通用しない」のではなく、「合わない」
個人的にはこのように思います。
バスケットボール女子アメリカ代表は強かった
正直、日本のゲーム内容は良くなかったと思います。*ベストは準々決勝のベルギー戦でしょうか
日本のスリーポイントは、8/31で成功率25.8%でした。
もう少しやれるかな、とは思いましたが、それでも。。。アメリカに勝てるとは思えなかった。
前にも書きましたが、アメリカの強さは世界で群を抜いており、そして、日本も含めた他国との差はさらに開きつつあると感じています。
※”日本賞賛”をする以上に、”アメリカ最強”を伝える記事が多かった。米メディアを除いてさえも。また後日、これについても書こうと思います。
→このへんの記事ですね
女子U19日本代表@ハンガリーワールドカップ
ラトビアでの男子に続き、ハンガリーで開催されている、U19女子のワールドカップ。
ここでもアメリカの強さは際立っています。
おそらく、優勝するでしょう。
超スコアラー、ケイトリンクラークが牽引しますが、全員素晴らしい。
今秋からルイビル入学、今野選手とチームメイトとなる、ペイトンベルハーストも目立っています。
決して見劣りしない、女子のU19日本代表。
何とかアメリカに食らいついていってほしい。
※惜しい敗戦が続き、今大会、残念ながらアメリカとの対戦はありません。FIBAランキング(Girls)では11位。
<長い追記>
優勝はアメリカ。→最終順位
日本は9位。もったいなかった!!
FIBA ”ガールズ” Ranking | 国 | 平均身長 (cm) |
1 | アメリカ | 186 |
2 | スペイン | 181 |
3 | フランス | 185 |
4 | カナダ | 179 |
5 | イタリア | 181 |
6 | ロシア | 182 |
7 | オーストラリア | 182 |
8 | ハンガリー | 180 |
9 | チェコ | 174 |
11 | 日本 | 174 |
12 | ブラジル | 174 |
16 | アルゼンチン | 177 |
16 | マリ | 178 |
18 | 韓国 | 176 |
25 | エジプト | 177 |
33 | チャイニーズタイペイ | 173 |
国 | 3P試投 | 3P% |
日本 | 33.1 | 33.2 |
マリ | 28.3 | 23.5 |
C.タイペイ | 27.7 | 21.6 |
フランス | 27.1 | 28.9 |
オーストラリア | 27 | 31.7 |
ロシア | 26.3 | 23.9 |
アメリカ | 25.6 | 40.2 |
韓国 | 24.4 | 24.6 |
カナダ | 24 | 31 |
チェコ | 23.2 | 23 |
イタリア | 21 | 26.5 |
ハンガリー | 20.9 | 36.3 |
ブラジル | 19.3 | 26.7 |
アルゼンチン | 18.9 | 22.7 |
スペイン | 18.1 | 23.6 |
エジプト | 16 | 15.2 |
日本(女子)と言えば、スリーポイント。
強烈な個性が完成しています。
決して大きくない男子でも、超シューターがどんどん生まれてきてほしい。金丸や富永が当たり前になってほしい。
アメリカに注目です。成功率が40.2%!
スラムダンクネタを続けますと、、、「大きくて上手いんです」
”少なくとも”、スリーポイント成功率でアメリカを上回らないことには、この先の将来でも日本が勝つことは難しい。
何より、U19ワールドカップに出場することが重要。
日本の出場が叶わなかった2015年ロシア大会。
やはり、全勝優勝したアメリカを率いたのは、今オリンピックでUSAヘッドコーチを務めたドーンステイリー。オリンピックで日本を苦しめたエイジャウィルソン、上記のクリスタルデインジャーフィールドらがロスターに名を連ねました。アシスタントにルイビルHCのジェフウォルツがいたことも見逃せません。
そのウォルツがヘッドコーチとなった前回2019タイ大会は、2024パリ五輪に向けて注目。
アメリカがここでも全勝優勝を果たしており、スコアリングでチームを牽引した、現コネティカット大学のスーパースター、ペイジビューカーズはおそらくシニアナショナルチームに入ってくるでしょう。
そして、ルイビルのヘイリーバンリス(HVL)にもその可能性があるのと、そのHVLとチームメイトである今野紀花。ウォルツの下でプレイする今野が、次世代の女子日本代表をリードするのは確実。東藤なな子ともども、2019のU19日本代表は面白い。
さらにその1つ上の世代。2017年U19ワールドカップで4位(!)の日本代表選手だった赤穂ひまわりらにも引き続き注目。彼女もすごかった!
もちろん、そのさらに上もまだまだ。
2011年チリ大会7位の日本代表に町田瑠唯。振り返れば、あの時もアシストリーダーだったのですね。
アメリカの壁は高いものの、女子日本代表は強い。
男子代表の奮起に期待!
<後記>
忘れられない、WNBA史上最も小さい選手。
シャノンボビット。
ブロンクス(NYC)出身は、いかにも。