Bリーグ2021-2022。
やはりチームの大方の命運を握ると思われる、新加入の外国籍選手などにフォーカスして書きたいと思います。
※基本、アジア枠選手は除いています。
※評価は個人的なものですし、ランキングは”ネタ”ですのであまり気にしないでください。チーム事情にもよりますし、リーグにフィットしないこともおおいにありえます。
※京都のジャメルアーティスにつきまして、契約解除となったご指摘をいただきました。
※昨季からの継続選手につきましては→こちら
Bリーグ(B1)新外国籍選手一覧2021-2022<東地区>
チーム | 選手 | 出身校 | 身長cm | 体重kg |
北海道 | ショーンロング | ルイジアナ大学ラファイエット | 208 | 112 |
秋田 | コルトンアイバーソン | コロラドステイト大学 | 212 | 116 |
宇都宮 | アイザックフォトゥ | ハワイ大学 | 203 | 104 |
〃 | チェイスフィーラー | フロリダガルフコースト大学 | 203 | 109 |
群馬 | オンドレイバルヴィン | - | 217 | 110 |
千葉 | ジョンムーニー | ノートルダム大学 | 206 | 111 |
〃 | クリストファースミス | ユタステイト大学 | 193 | 95 |
川崎 | マットジャニング | ノースイースタン大学 | 196 | 99 |
横浜 | レイトンハモンズ | オクラホマステイト大学 | 203 | 98 |
ショーンロング(28歳)
当ブログではおなじみ、”ドゥドゥ”ゲイが所属する、ルイジアナ大学ラファイエット校出身の選手。
北海道には大きな戦力。
2013年にサンベルトカンファレンスのルーキーオブジイヤー(ROY)、2016年にはプレイヤーオブジイヤー(POY)を獲得。4季連続でダブルダブルのアベレージを記録。
アワードコレクターで、昨季は韓国KBLのベスト外国人。
→プロスタッツ(中国CBA、オーストラリアNBLのみ)
コルトンアイバーソン(32歳)
秋田には珍しい(?)、7フッター。
ヨーロッパでプロキャリアを過ごしてきたベテランアメリカ人。
昨季は豪NBLのニュージーランドブレーカーズでプレイ。
ユーロリーグクラブを含めた欧州でサバイバルしてきたのは特筆だが、ブロックが多いわけでもなく、スリーもほぼゼロ。
リバウンドには優れるものの、プレシーズンを見る限りでは、秋田が獲得した意図がわからない。ただし、IQは高い。
カレッジではミネソタで3季過ごした後にコロラドステイトに転校。ここで開花し、2012-2013マウンテンウェストカンファレンスのベストニューカマー及びファーストチーム選出。※UNLVにアンソニーベネットがいたほか、ニューメキシコでプレイしたアレックスカークとの対戦も。
アイザックフォトゥ(27歳)
ニュージーランド国籍。
インドネシア国籍のアジア枠、ブランドンジャワトとはハワイ大学の同期でチームメイト。
ビッグウェストのROY、ファーストチーム選出など、2季活躍後にプロ入り。
このハワイ大学コンビは、昨季までの主力、ロシター&ギブスとは全く異なるタイプ。
チェイスフィーラー(29歳)
出身校FGCUは聞きなれないが、2013年、”ダンクシティ”の異名でアップセットを連発し、NCAAトーナメント16強まで駆け上がったチームの主力。
卒業後は欧州でプレイ。
彼がロシターの穴を埋められるかどうか。
→プロスタッツ(2019-2020のみ)
オンドレイバルヴィン(29歳)
説明不要のチェコ代表選手で、リーグ最長身(?)
ジョンムーニー(23歳)
注目の新加入選手。
昨季、ルーキーとして過ごしたNBLパースワイルドキャッツで、馬場雄大のメルボルンとタイトルを争ったのは記憶に新しい。
若さ溢れる、走れるビッグマン。
献身的。
もともとはフロリダ大学進学予定も、ビリードノバンのNBA行きにより進路変更した選手。
ノートルダムでも大活躍し、4年時にあのACCでファーストチーム選出。
クリストファースミス(27歳)
スコアラー。
こちらはシャノンショーターの穴埋め。
マットジャニング(33歳)
辻の穴を埋めて余りあるシューター。欧州でサバイバルしてきたベテラン。注目。
レイトンハモンズ(26歳)
昨季イェニセイ(VTBユナイテッドリーグ)で50%近い確率で成功させたスリーに期待。
オクラホマステイトでは、ルブライアンアッシュとチームメイト。
Bリーグ(B1)新外国籍選手一覧2021-2022<西地区>
チーム | 選手 | 出身校 | 身長cm | 体重kg |
富山 | ブライスジョンソン | ノースカロライナ大学 | 208 | 104 |
三遠 | ジャスティンノックス | ノースカロライナ大学 | 206 | 110 |
〃 | エリアスハリス | ゴンザガ大学 | 203 | 108 |
三河 | ジェロードユトフ | アイオワ大学 | 206 | 100 |
名古屋 | コティクラーク | アーカンソー大学 | 201 | 105 |
〃 | スコットイーサトン | ノースイースタン大学 | 206 | 106 |
滋賀 | オヴィソコ | デュケーン大学 | 201 | 100 |
島根 | ニックケイ | メトロステイト大学 | 206 | 106 |
ブライスジョンソン(27歳)
このリストでは最も高いプロフィールである、NBAドラフト一巡目指名選手(2016年25位)。
出身も名門ノースカロライナ大学で、レイアレン、ケビンガーネット、ジャーメインオニール、LJピークにザイオンウィリアムソンと豪華な名前が並ぶ、サウスカロライナ州のミスターバスケットボール(2012年)。
渋谷のジェイムスマイケルカマドゥとは、UNCでチームメイト。
高校時代に高評価を受けており、大阪に移ったペリーエリスらと同期。
※こういう過去のものをさかのぼるのも面白いです。ジョンソンは34位でペリーエリスが35位。ほか、Bリーグ絡みなら、キャメロンリドリーが8位(彼はケガさえなければ・・・)、38位にジョシュスコット、54位にダニエルオチェフ、66位にロスコアレン、94位コナーラマートあたり・・・
面白いというのは、46位に下の動画で喜ぶライアンアーチディアコノ(オチェフとともにビラノバ進学で2016優勝)がいたり、フレッドバンブリートが83位(!)評価だったりすること。90位モントレルズハレルについては、リックピティーノの”育成力”に驚くしかありません。
高校卒業時くらいでは、選手人生は全くわからないですね。日本のバスケットボールでも、日本の野球やサッカーでも・・・人生は何でもそうですが。
細身なうえにスリーがないため、当初からNBAでは難しいという評価だった。
ジャスティンノックス(32歳)
彼もUNC出身。アラバマから転校してきた選手で、マカドゥー、ジョンソンとは入れ替わり。
ユーロを渡り歩いたベテランビッグ。
エリアスハリス(32歳)
ノックスと同い年の、注目のベテラン。
ゴンザガ大学ではエースプレイヤーだったドイツ人で、昨季はスペインでプレイ。
ゴンザガ4年時のチームメイトにケリーオリニクやケビンパンゴスがおり、ランキング1位でのぞんだNCAAトーナメントでは期待さればがら、アップセットをくらった。
ジェロードユトフ(28歳)
典型的な、アイオワ大学出身の白人ビッグ。献身的で堅実。(一度はウィスコンシンに進むも、転校)
スリーポイントの上手い選手で、金丸の抜けた三河では効果的に使われそう。注目。
アイオワ州のミスターバスケットボール(2011年。前年2010のハリソンバーンズ、2012マーカスペイジはともにUNCが獲得)。
2016年にはオールビッグテン1stチーム。
コティクラーク(29歳)
ジャスティンバーレルの後釜として、インサイドで重要な役割を担う選手。
昨季はイスラエルのクラブでエース。スリーポイントあり。
短大を経て、アーカンソーで2季プレイ。
スコットイーサトン(29歳)
入れ替わりだが、マットジャニングと同じノースイースタンの出身。
攻守とも申し分ないが、好外国籍の揃うB1では未知数。
オヴィソコ(30歳)
イギリス国籍で、アラバマ大学バーミンガム校からデュケーン大学へ転校した選手。
卒業後に欧州プロ。
昨季はフランスのルマンで主力も、彼も未知数。
ジャメルアーティス(28歳)
スティーブンアダムスと同じ名門プレップ、ノートルダムから同じく名門ピッツバーグ大学へ。
Gリーグでのプレイを経てフランスへ。
スリーの上手いスコアラー。レイヴォンテライスの穴埋め期待。
ニックケイ(29歳)
ニックケイも説明不要。
いまや世界の強豪、オーストラリア代表選手。
NBLパースで2度の優勝も経験している実力者。
知る人ぞ知る、NCAAディビジョン2の”オーストラリアスクール”、デンバーのメトロステイト出身で、在学中に2度のファイナルフォー。
Bリーグ(B1)新外国籍選手2021-2022-独自ランキング
ランク | 選手 | クラブ |
1 | ジョンムーニー | 千葉 |
2 | オンドレイバルヴィン | 群馬 |
3 | ジェロードユトフ | 三河 |
4 | ニックケイ | 島根 |
5 | エリアスハリス | 三遠 |
6 | ショーンロング | 北海道 |
7 | マットジャニング | 川崎 |
8 | クリストファースミス | 千葉 |
9 | チェイスフィーラー | 宇都宮 |
10 | ブライスジョンソン | 富山 |
11 | スコットイーサトン | 名古屋D |
12 | ||
13 | レイトンハモンズ | 横浜 |
14 | コルトンアイバーソン | 秋田 |
15 | アイザックフォトゥ | 宇都宮 |
16 | コティクラーク | 名古屋D |
17 | オヴィソコ | 滋賀 |
18 | ジャスティンノックス | 三遠 |
難しい!
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◆さっそくいただきましたコメントを紹介させていただきます。
西宮の熱烈ブースターから一言
イーサートン、すごいですよ
スペインで31g14.1ppg5.7reb
得点ランキング10位、プレシーズンマッチのしつこく得点を狙う姿勢に凄みを感じました
それとオヴィソコ、フランスで16.9ppg リーグMVPかと
加えてイギリスをユーロ本選に導いた大エースです
二人ともヨーロッパではトップクラスかと
オノチャン様、ありがとうございました!!
イーサトン、プレシーズンの群馬戦を見て、私個人は「ちょっとソフトかな」とも思ったのですがどうでしょうか?
何より、オノチャン様の”詳しさ”に驚きました。「マイチーム」「マイリーグ」以外の選手にここまでの知識があるとは・・・私も頑張ります!