<2021年4月27日に追記しました>
帝京長岡高校出身で、ポートランド大学で3季プレイしたマリ人選手、タヒロウディアバテが、サンディエゴステイト大学への転校を表明しました。→ツイッター
理想的な転校!!
帝京長岡高校ですさまじい活躍を見せ、ポートランド大学でも相応のプレイを見せていたタヒロウでしたが、チームは不振。3季で、NCAAトーナメントどころか一度もポストシーズンを戦うことはできませんでした。
2020-2021シーズンも、NCAAトーナメントで躍進したオレゴンステイトに勝利するなどしましたが、終わってみれば6勝15敗と散々。元NBAプレイヤー、テリーポーターはついにヘッドコーチ職を解かれました。
2020-2021シーズンをポートランド大学ではプレイしなかったタヒロウは、おそらく「卒業」済の”グラデュエイトトランスファー”。1年間の出場停止もなく、今秋からの2021-2022シーズンで、即プレイが可能でしょう。
注目されていた転校先。サンディエゴステイトは理想的。
ハイメジャーとそん色ない、カワイレナードを生んだ、マウンテンウェストカンファレンスの有力校です。
サンディエゴステイト大学(San Diego State Unversity)の概要
タイプ | 公立 |
ロケーション | カリフォルニア州サンディエゴ |
ニックネーム | アズテクス(Aztecs)*地域先住民の部族(アステカ)名 |
チームカラー・スクールカラー | レッド、ブラック |
カンファレンス | マウンテンウェストカンファレンス |
バスケットボールアリーナ | ビーハスアリーナ(12,414人収容) |
フットボールスタジアム | アズテクスタジアム(35,000人収容)*2022年オープン予定 |
オフィシャルサプライヤー | ナイキ(ジョーダン)(2021年2月時点) |
サンディエゴステイト大学のバスケットボール
フロリダ、テキサスに代表されるように、アメリカの気候の温暖な地域は、一般的にはアウトドアスポーツである野球やフットボールが盛ん。サンディエゴもその象徴的な町で、バスケットボールファンは定着しづらいとされてきた。
そんな所へ赴任してきたのが、スティーブ・フィッシャー。1989年にミシガン大学をNCAA優勝に導き、1991、1992年と連続準優勝を達成。クリス・ウェバーらを中心としたファブファイブを率いたのがフィッシャーである。
1999年にSDSUに着任すると、それまでたった3度のNCAAトーナメント出場だった学校を、計8回の出場に導いている。
学校の最高成績は、フィッシャーが率いた2011、2014年のベスト16。フットボールはもともと強豪校。ホーム、クァルコムスタジアムは、NFLチャージャーズとの共用。かつてはMLBパドレスも使用していた大きなスタジアム。
*スティーブフィッシャーは2017年に勇退。現在のヘッドコーチは、ブライアンダッチャー。ミシガン大学時代からのフィッシャーの右腕で、サンディエゴステイトでは4季中2回のNCAAトーナメント出場!*2019-2020シーズンは30勝2敗!NCAAトーナメントが開催されていれば・・・
繰り返しますが、理想的です。
タヒロウ悲願の、NCAAトーナメント出場の可能性は高い。
サンディエゴステイト大学出身のNBA選手など
古くはマイケル・ケイジ。
出身NBAは多くなかった。が、現コーチ、スティーブ・フィッシャー着任後は一変。多くのプロ選手が出てきた。その代表がカワイ・レナード。高校時代はそこまで評価が高くなかった選手だが、サンディエゴステイトのエースとしてチームを牽引。いまやNBAのスターに成長した。
↑この、先住民ロゴがかっこいい。