トミーロイドとアリゾナ大学~2021-2022<展望>
アリゾナも主要メディアでのトップ25入りはなりませんでしたが、SB NATIONではサンディエゴステイトを上回る40位。
※個人的には両校とも過小評価。そろってNCAAトーナメント出場の可能性は高いと思います。
アリゾナに戻ってくる選手が多い中、評価が上がらないのは、リクルーティングスキャンダルという不祥事によるコーチ交代のドタバタ。
当然、前コーチにリクルートされた選手が多かったので転出もまた続出。(韓国系のアイラリーもジョージワシントンへ)
再建は簡単ではないという声が多数です。
エリートプログラム、アリゾナの新ヘッドコーチは、デイモンスタウダマイヤーやマイルズサイモン、ルークウォルトンらOB候補を抑え、、、
もはや日本でもお馴染みとなったロイドが、満を持してのヘッドコーチデビュー。
これだけでも十分注目です。
アリゾナ大学バスケットボール~2021-2022ロスター
ランキング入りしないことが疑問であるほど、NBA候補が多く揃うアリゾナ。
加えて注目が集まるのは、八村塁をはじめとした留学生リクルートの達人、トミーロイドを慕ったインターナショナルな選手の面々。
史上初、スターターが全員”非アメリカ人”となる可能性も十分なのです。
選手 | サイズ | 国籍 | メモ |
アゾウラストゥーベリス* | 6-11 | リトアニア | U19代表。昨季チーム2位の12.2ppg。 |
トートビラストゥーベリス | 6-7 | リトアニア | アゾウラスとは双子の兄弟。 |
ベネディクトマスリン* | 6-7 | カナダ | U19代表のNBA候補。南米NBAアカデミー出身。昨季10.8ppg。 |
アダマバル | 6-6 | フランス | U16代表。まだ17歳!注目。 |
ペレラーソン* | 6-5 | スウェーデン | ユタ大学からの転校生。昨季1年生として8.2ppg。 |
オマーバッロ | 7-0 | マリ | ロイドとともにゴンザガから転校。NCAAでは苦戦中。 |
カークリーザ* | 6-3 | エストニア | 昨季5.5ppg。名前はアリゾナレジェンド、スティーブ”カー”から。 |
クリスチャンコロコ* | 7-1 | カメルーン | 昨季5.3ppg。シェラキャニオン高出身。 |
クリーザに代わるなら、これもスター候補、ダレンテリー(アメリカ人)がスタートでしょうか。
今季18名のうち、8名が留学生。
注目は、今年NBAドラフト指名でも上位が予想されたマスリンと、万能6-11・Aトゥーベリス。
シューティングに優れている選手が多いアリゾナが、早々にランキング入りしてもおかしくありません。
懸念されるのはケミストリーの面でしょう。
ゴンザガバスケットボールの歩みを支えたロイドは、リクルートだけではない手腕を発揮できるか。
安心材料は、アシスタント陣。
ロイドの右腕となるアソシエイトヘッドコーチは、敏腕リクルーターのジャックマーフィー。
そして、つい先日のビッグニュース!!
引退した、ノースカロライナのロイウィリアムズと長く過ごしたスティーブロビンソン!!
自身も、タルサやフロリダステイトでヘッドコーチ経験をもつ彼がアリゾナ入り!
これは大きい。
偉大なOB、ジェイソンテリーが去ったのは痛いですが(NBA GリーグのグランドラピッズHC就任)、これもアリゾナレジェンド、ジェイソンガードナーが選手ケアに控えます。
加えて、これもロイドとゴンザガから移ってきた日本人、中川拳。GUでは八村塁をサポートし、日本協会スタッフとして、先のU19ワールドカップにも帯同した彼にも注目。
アリゾナ大学バスケットボール2021-2022<スケジュール>
注目のノンカンファレンスゲーム
日付(日本) | カード | 中継 |
11月20日 | ロマンメインイベント vsウィチタステイト@ラスベガス | |
11月22日 | 〃 vsミシガン/UNLVの勝者 | |
12月12日 | @イリノイ | |
12月23日 | @テネシー |
カギはラスベガスでのイベント。
ウィチタに勝てば、ファイナルでミシガンとあたる可能性大。
ミシガンをやぶり、全勝をキープできていれば、ランキング入りは間違いないでしょう。
@イリノイ、@テネシーはともに厳しいゲームになりそう。
注目のPAC12カンファレンスゲーム
最近元気のなかったカンファレンスですが、来季は強力!
UCLAが牽引しますが、オレゴンあたりも引き続き強い。これに続くのが、USC、スタンフォード、コロラド、そしてアリゾナ。*もう1校、個人的に注目している学校があるので別途投稿します。
日付(日本) | カード | 中継 |
→公式ページ *エキシビジョンで、アイザイアマーフィー選手の母校イースタンニューメキシコともやりますね。
山﨑一渉選手は・・・
トミーロイド、中川拳とくれば、日本人選手のリクルート!
U19ワールドカップで、その才能を世界に見せつけた山﨑一渉は、2022年、アリゾナ大学に進むのでは?
と、秘かにその動向を追っています(笑)。
コロナの影響は心配ですが、彼は来年日本でプレイするべきではない、と思っています。
>アジアの時代??
山﨑選手に限らず、いよいよNCAAディビジョン1でプレイできる才能が増えてきました。
⇒ついさっきツイッターで教えていただいた、驚きの選手!
彼は完全にD1タレントです。