<2021年2月26日追記>
須藤タイレル拓選手がコロラドステイト大学からオファー獲得!!!
今のCSUは強い!非常に価値のあることです。
スキーリゾートのイメージが強いものの、デンバーを中心にバスケットボールもなかなか。最近のベストプロダクトは地元コロラド大学出身のチョーンシー・ビラップスか。
Denver(デンバー)
ユナイテッド航空のハブで超巨大な空港を持つが、日本からの直行便は無し。西海岸の都市を経由する。デンバーも空港はデカイが陸の孤島。車だと西のソルトレイクシティへ10時間、東はカンザスシティへ9時間ほどかかってしまう。
デンバー・ナゲッツ
デンバー・ナゲッツという名前のチームは1949年のBAA時代にもあったが、早々に消滅。
現球団のルーツは1977年、ABAより移動してきたチーム。ABAでのニックネームは”ロケッツ”だったが、すでにヒューストンが使用していたため改名した。
当初のチームを支えたのはノースカロライナステイト大学出身のデビッド・トンプソン。時代が時代なら、ジョーダン並みの評価を得ていたはずとされる身体能力を持った選手で、アリーウープの元祖とされる。
1980年代にはダグ・モーがコーチに就任。とにかくオフェンスに主体をおくスタイルを貫き、100点を超えるゲームが日常茶飯事だった。このときの中心選手がアレックス・エングリッシュとキキ・バンデウェイ。プレイオフには確実に進出したチームであった。
’90年に入るとオフェンスで客が入ることに味をしめたのか、”ラン&ガン”で有名なポウル・ウェストヘッドをコーチに招聘。マイケル・アダムスやクリス・ジャクソン(後のマクムード・アブドル=ラウーフ)らが活躍したが、勝てなかった。
その後ディケンベ・ムトンボなどをドラフトで獲得するが低迷期へ。’96年から2003年までプレイオフなしの屈辱を味わった。
2003年、救世主として登場したのがカーメロ・アンソニー。
2009年には、地元スターのチョーンシー・ビラップスも戻り、24年ぶりのカンファレンスファイナルまで進めるが、タイトル獲得にはいたっていない。
Official Site
プレイオフでの勝負弱さが気になるが、毎年ノースウェストディビジョンを牽引する成績を残している。人気は高い。観戦難易度はホームで93.9%(13位)、ロードでは91.9%(8位)。ホームはペプシセンター。19,000人強収容。空港から西へ20分ほどのダウンタウンに位置。
デンバー大学パイオニアーズ
市内のディビジョン1カレッジはデンバー大学(Univeristy of Denver)パイオニアーズ。デンバー出身であるチョーンシー・ビラップスの弟ロドニーの母校。それほどの強豪ではない。
高校:州全体で見るとけっこうな数のディビジョン1プレイヤーを輩出するものの、毎年安定して全米ランキングに顔を出すようなハイスクールは無し。
Boulder(ボウルダー)
世界的に有名で人気の町。
デンバーからフリーウェイ25号を北上→36号を北西に40分ほどに位置するボウルダーはマラソン選手などの高地合宿で知られる。
コロラド大学バッファローズ
ここに州ナンバーワンのカレッジ、コロラド大学(University of Colorado,CU)バッファローズがある。
有力カレッジだが、伝統があるのは圧倒的にフットボール。2年でプロ入りしたとは言え、ビラップスの入学はサプライズだった。当然高名なOBもNFL選手ばかり。
ビラップスのみ。。。アイオワに転校後にロケッツでロールプレイヤーとして活躍したマット・バラードくらいか。
ホーム、Coors Events Centerは11,000人を超える収容。しかしチケット入手は容易。相手がカンファレンス内の強豪でないと埋まらない。
Colorado Springs(コロラドスプリングス)
デンバーから25号線を1時間ほど南下。こちらも州観光のメッカの一つでバスケットボールについても名所がある。まず有名なのは日本で言うナショナルトレセン、USオリンピックトレーニングセンターとJOCにあたるUSオリンピックコミッティが所在。USA Basketball(協会)もこちらが本拠。他に水泳、バレーボールにレスリングなどの本部もある。
”マイルハイシティ”の異名をもつデンバーやボウルダーの標高は1,600~1,700メートルほどだが、コロラドスプリングスは1,800とさらに厳しい条件。
エアフォースアカデミー(空軍士官学校)ファルコンズ
そしてもう一つが町の北部にある空軍士官学校(US Air Force Academy)ファルコンズ。
れっきとしたNCAA加盟校で、ディビジョン1の名門。
東海岸の陸軍(Army)、海軍(Navy)と離れたロケーションのため、Army-Navyのような名物ライバルになりえないが、1980年代、この陸海空の3校が揃って日本で公式戦を戦った(デビッド・ロビンソンを擁したネイビーが全勝)。
戦闘機に搭乗できないため、背の高い選手をリクルートできないことで知られるが、陸・海同様非常に学力が高い選手らしい、スマートなスタイルを持つ。
強豪カンファレンス、マウンテンウェスト所属で、その実力は3士官学校でベストと言える。
代表的なOBは何といってもサンアントニオ・スパーズの名将、グレッグ・ポポビッチ。
ホームはClune Arenaで6,000人収容。
そもそも日本の自衛隊などと比較できない組織だが、チケットも他大学同様に販売され、キャンパス?に一般人も立ち入り可。
Fort Collins(フォートコリンズ)
コロラドステイト大学ラムズ
こちらはデンバーから北へ45分ほど。25号線のEX.268か269で下りて西へ向かったところに、もう一つディビジョン1カレッジ、コロラドステイト大学(Colorado State University)ラムズ。
こちらもフットボールの方が有名だが、最近ではジェイソン・スミスという7フッターをNBAへ送り込んでいる。エアフォースと同じく、マウンテンウェストカンファレンスに所属。決して弱いチームではない。
ホームはMoby Arena。9,000人弱の収容。