NCAAカレッジバスケットボール、ファイナルフォーが終わって・・・毎年のように情報に溺れ、抜け殻のようになって・・・
プロバスケットボールに移ります。今年は主にNBAと、国内はBリーグですね。
*NCAAトーナメントゲームも後ほどゆっくり。。。
どこから”浸かろう”か、と言うときにビッグニュース!
日本男子代表新ヘッドコーチはフリオ・ラマス!
FIBAゲームでの実績は十分ですので、期待できますね!まずアジアを制してほしい。楽しみです。
そしてアルゼンチンと言えば、この登用に大きく関わったはずの日本バスケットボール協会技術委員長の東野智弥氏。
数年前のものですが、東野氏のアルゼンチンバスケットボールについての研究論文が公開されております。ラマス氏へのインタビューなどボリューム満点。
一つひっかかるのは「身長」ですね。論文の中で、アルゼンチン人の平均身長は日本とあまり変わらない170センチそこそこと記述がありますが、バスケットボール選手、特に代表選手に関してはそこまで”小さい”とは思えないのです。
世界大会におけるバスケットボールアルゼンチン代表の成績と平均身長↓
昨年9月のアジアチャレンジにおける各国身長↓
とにかく、日本は小さい。
大きい中国がなかなか欧米オセアニアに勝てないのを見ても、身長が全てではないとは思いますが、日本のサイズの無さは、かなり致命的なもの。
そして論文にあるとおり、アルゼンチンの国内リーグはフィジカルが強いとも書かれています。これも身長と並ぶ、日本の、Bリーグの大きな課題ではないでしょうか。
とは言え、マヌ・ジノビリに象徴されるアルゼンチンのバスケットボールが世界に与えたインパクトは強大。弱点をどう補うのかも含め、ラマス氏の手腕に注目です。
日本バスケットボールは必ず強くなると思います。
現在のFIBAランキング
というわけで、FIBAランキングを確認しておきましょう。
このランキングについてはずいぶん前に毒を吐きました(笑)
しばらく見ていませんでしたが、久々に覗いてみると、、、
NIKE FIBAランキング
になっていました。オールスターには絡んでましたが、Bリーグ球団には全くユニフォームを提供しないなど、「おとなしいな」と思っていたナイキですが、思い切りFIBAに絡んできましたね。来季からはNBAにも参入ですし、いよいよナンバーワンブランド炸裂でしょうか。まぁランキング自体は最近大きなイベントもなかったので、昨夏のリオ五輪以降アップデートされてないのですが。
FIBAランキング詳細
カテゴリーは全部で5つ。男子(Men)、女子(Women)、U19以下男子(Boys)、U19以下女子(Girls)に、総合(combined)です。*BoysとGirlsはU19以下、U16までのイベントにおける成績を反映。
男子(Men)
世界ランキングMen
まず突破すべきはアジアの壁。ですが2019年ワールドカップ予選には、ここにオーストラリアとニュージーランドが参戦。
アジアランキングMen
オーストラリアとニュージーランドを含めた場合、日本は現在アジアランキングで10位。。。2019ワールドカップにアジアからの出場枠は7。開催国中国が別枠で出場。実質枠は8と、これほどアジアに恵まれた条件はないともいえますが、相当難しい挑戦です。そしておそらくは、この2019ワールドカップ出場が実現しなければ、2020東京五輪の男子バスケットボール開催国枠は与えられない。
女子(Women)
女子はさすがです。もっと上でもおかしくないくらい。
ボーイズ(Boys)
注目。
先日も関連リリースがありましたが、今夏エジプトで開催されるU19ワールドカップに日本は出場を決めています。アメリカ代表はじめ、将来のNBA選手が多く集まるはずであるこのイベント。日本はさらに上にいけるかどうか。*ハイライトはU19ワールドカップ出場15か国
ガールズ(Girls)
”ガールズ”日本もさすがです。女子は”良い循環”がある程度出来あがっている感じですね。
FIBAランキング総合(Combined)
最後に総合ランキング。これを見ると日本はなかなか。。。"Men"が頑張らないと!
<追記>
・フリオ・ラマス氏、日本代表ヘッドコーチ就任について、FIBAによる記事
・ニュージーランド代表ヘッドコーチ、ポール・ヘネアへのインタビュー記事。対オーストラリアのことばかり。中国についての言及さえ無し。2019ワールドカップで良いパフォーマンスを見せれば、アジア枠が2である2020東京五輪へも”オーストラリアと一緒に”出場できるだろう、と。いかにアジアを下に見ているかわかります(彼らにとっては自然なことなんでしょうけど)。
・日本代表、男女国際大会の主なスケジュール(日本協会サイトより)
男子代表に限って言えば、まず6月に長野で行われる東アジア選手権。地元開催のプレッシャーはありますが、6か国出場のうち5か国がアジアカップ出場権獲得ですから、はっきり言って”肩慣らし”イベント。新コーチ、ラマス氏は7月からの指揮ですから、まだ采配をとりません。
次に7月。エジプトでのU19ワールドカップ。上にも書いた通り、これは注目です。(おそらくはゴンザガの八村も含め)間違いなく、将来のNBA選手のショーケース。
そして8月。2017アジアカップ@レバノン。ここからオーストラリアとニュージーランドが参戦。(当然日本も含めた)計16か国による、”新アジア”の初代王者決定戦です。公式サイト
そしてそして、11月から2019ワールドカップ予選!