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日本バスケットボールの戦い方・一つの見本~リック・ピティーノ~ 

更新日:

これもあらためて↓

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「ジャパン オリジナル バスケットボール」

日本人の特性である走力、敏捷性、スピードを最大限生かした平面的、

ハイペースかつ合理的なバスケットボール

↓   ↓   ↓

フルコートプレッシャーデフェンス

ハイテンポオフェンスwith3ポインター

   

   

素晴らしいお手本、サンプルがあります。

リック・ピティーノ(現ルイビル大学ヘッドコーチ)のバスケットボールです。

*日本では自己啓発本が先行してしまっておりますが、、、

   

1987年のNCAAトーナメント、第6シードからプロビデンス大学をファイナルフォーへ導き、その後ニューヨークニックスのコーチを2シーズン。再びNCAA。名門中の名門、ケンタッキー大学のコーチに就くと、1996年に優勝、1997年も準優勝に導きました。ボストン・セルティックスのコーチを4シーズン務めた後、現在はこれもケンタッキー州の強豪、ルイビル大学のヘッドコーチとして、2005年、2012年にチームをファイナルフォーへ。2013年、ついにはルイビルでも全米優勝へ導いています。

   

ピティーノほどスリーポイントショットを上手く利用し、サイズや身体能力で劣るチームを勝たせてきたコーチはいないと言っていいでしょう。

   

最初の大成功、プロビデンス大学をファイナルフォーへ導いた1986‐1987年のシーズンというのは、実はNCAAが3ポイントを導入した年だったのです。
このチームのエースだったのがビリー・ドノバン。身長180センチの白人。選手として決して評価の高くなかったドノバンを、ピティーノが好シューターに育て上げました。ピティーノの一番弟子ともいえるドノバンもコーチとして大成。2006年、2007年と、大偉業と言われるNCAA連覇をフロリダ大学ヘッドコーチとして成し遂げています。さらにそのドノバンの下でアシスタントを務めた、バージニアコモンウェルス大学(VCU)のコーチ、シャカ・スマートが同様のスタイルで成功。2011年に、第11シードから同校をファイナルフォーに進出させています。

   

彼らはスター選手も多くリクルートしてきましたが、弱小チームを強豪に変貌させるのも得意。アメリカのバスケットボール界を席巻しているこのスタイルを、「小さい」日本代表が、日本人が、なぜ真似ないのか不思議で仕方ありません。

   

↓一つ動画をアップしました。1990年のゲームです。
ケンタッキー大学対ルイジアナステイト大学(LSU)

   

簡単に背景を説明しますと、当時のケンタッキー大学は、前コーチ陣によるスキャンダルが原因でNCAAトーナメントへの出場が禁止されていた状態。そこへ就任要請されたピティーノがやってきました。このゲームは、ピティーノが就任してわずか半年そこそこでのものです。トーナメント出場停止→メディア露出激減となり、スター選手は転校しました。例えばクリス・ミルズ(→アリゾナ大学)やレロン・エリス(→シラキュース大学)。残ったのは、多くが地元ケンタッキー州の若い選手。前シーズンの平均得点が3点とか4点とか、出場時間が極々限られていた、いわゆるベンチウォーマーたちです。
対するLSU(ルイジアナステイト大学)はスーパースター軍団。当時大学一年生の2メートル16センチ、シャックことシャキール・オニールに、ベンチから出てくるもう一人の7フッター、2メートル13センチのスタンリー・ロバーツ。そして何と言ってもスーパーシューター、クリス・ジャクソン(改名後はマクムード・アブドル・ラウーフ)。

   

優勝候補とされていたLSUを相手に、ケンタッキーに勝ち目はないとされていました。が、、、

ケンタッキー大学のスターターのサイズ:
F デロン・フェルドハウス 6-7(2メートル1センチ)
F ジョン・ペルフリー 6-7(2メートル1センチ)
C レジー・ハンソン 6-7(2メートル1センチ)
G ショーン・ウッズ 6-2(1メートル88センチ)
G デリック・ミラー 6-5(1メートル96センチ)

最高で2メートルそこそこ。特にアメリカでは小さいです。日本でもこれくらいなら揃いそうです。

身体能力も・・・見ての通り大したものではありません。

   

しかしシューティング、シュート力がものすごい。

そしてフルコートプレッシャーディフェンス。

   

センターとされているハンソンさえ、ばかすか3ポイントを打っています。。。

これです。

長距離シュートもフルコートディフェンスも、とんでもない身体能力は必要としません。

練習、訓練で、向上はいくらでも可能です。

   

   

このゲームはミスも多いですが、ピティーノのスタイルをよく表しているものと思います。

*国内の中高、大学でも十分通用するスタイルですし、主に指導者の方に見ていただきたいですが、単純に楽しむこともできます。
ケンタッキーのアシスタントコーチにはビリー・ドノバンやタビー・スミス(現テキサステック大学)、ハーブ・センデック(アリゾナステイト大学)がいますし、LSUには一年生当時のシャック。もう一人の7フッター、スタンリー・ロバーツも後のNBA選手。そしてクリス・ジャクソン(マクムード・アブドル・ラウーフ)。

ラウーフが最近、bjリーグの京都ハンナリーズに所属したのはあまりにも有名ですが、大学での選手生活の後、日本でプレイしたプレイヤーが目立ちますね。もともと親日のケンタッキーでは、デロン・フェルドハウスがゼクセル、レジー・ハンソンが日立。LSUでも#24バーネル・シングルトンが日立でプレイしました。さらにケンタッキー大学のユニフォームが何とアシックス(くつはコンバースですが)。今では考えられませんが、ケンタッキーはサカイのユニフォームも着けていたことがあります。

短期間でここまでのチームを作ったピティーノに、是非日本代表をコーチしてもらいたいと思うのですが、彼の年棒は数億円。。。あのコーチKをも上回るとされています。

が、教え子はどうでしょう。ビリー・ドノバンもすっかりミリオネアコーチですが、そのドノバンのフロリダ大アシスタントに、この動画で登場するジョン・ペルフリーがいるのです。*2018年6月現在、アラバマ大学のアソシエイトヘッドコーチ
ポイントガードだったショーン・ウッズ。彼はケンタッキー州、モアヘッドステイト大学のヘッドコーチ。

   

誰か、日本に来ないでしょうか。

と思っていたら、レジー・ハンソンがbjリーグ島根のコーチとして帰ってきました。

もちろん、今日本にいるコーチたちも優れた人たちなんですけどね。

フルコートプレッシャーデフェンス

ハイテンポオフェンスwith3ポインター

ケンタッキーがLSUを倒したように、日本代表がこのスタイルで中国とかを負かさないかなぁと。

マスコミうけもすると思うんですけどねー。

どうでしょうか???

あと、このシステムにフィットする日本ナンバーワンシューターって誰でしょう?

川村?岡田?北海道の・・・

誰でしょう?

   

シュート(正確にはショットorシューティング)。

重要です。

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