ゴンザガ大学-Class of 2016
ゴンザガ大学による、八村選手リクルートについては→こちら
”リクルーティングニッチ”を見つけ出していたゴンザガにこそ見いだされたものの、アメリカ国内では全くの無名だった八村塁。ESPNも、2016年秋の入学前後にようやくサイトに載せましたが、評価は★なしの"NR"。
八村塁の実力は、全くの未知数だったわけです。
唯一、ゴンザガとは関係が深いとされるドラフトウォッチサイト、NBAドラフトネットが、入学前の2016年7月に、2018年のNBAモックドラフトで八村塁を8位指名と予想。→懐かしいです
最終的に、ドラフトエントリーは翌2019年となったものの、ポテンシャルは誰が見てもNBA級だったわけですね。
さて、八村塁のコミットとともに、SNS上で多くのゴンザガファンの方とつながることが出来るようになりましたが、中でもGonzaga Guruさんには、貴重な情報をたくさんいただきました。
先日、そのGGさんが、面白いアンケートを取りました。
ダントツ1位が、Class of 2016。
八村のほかにはザックコリンズ、ザックノーベル(怪我によりレッドシャツ)にキリエンティリ。
最強ですね。2番目に票を集めた、今季2020フレッシュマンの面々も物凄いですが。
八村塁の2016-2017@ゴンザガ
ゴンザガ大学1年生としての八村塁。
渡邊雄太とは異なり、プレップスクールなどを経由せず、いきなりゴンザガに入学した八村は苦しみます。
選手としての才能は上記のとおり誰もが認めるものの、英語でのチーム内コミュニケーションに加えての学業。
ノーベルJr.や、前回書いたオリニク同様に、レッドシャツも提案されたようですが、これは拒否。
ヘッドコーチ、マークヒューはこれを受け入れ、主にゲーム終盤の短い時間に必ず八村をプレイさせていました。
最終的に、28ゲームに出場し、プレイングタイムは計130分。得点は”トータルで”73(2.6ppg)、リバウンドも”トータルで”37(1.3rpg)。
シーズンハイは10得点。これが唯一の2桁。
こんなシーズンがあったのかと、今振り返れば驚きますが、この2016-2017シーズンも八村塁にとって、間違いなく意味のある時間だったのだと感じます。
ハイライトは、これまで、誰1人として成し遂げることができなかった、日本人男子選手によるNCAAトーナメント出場。
これをあっさり果たした八村は、ゴンザガ大学史上初となるファイナルフォー進出を決めたゼイビア戦で初得点。
規格外でした。
ゴンザガ大学2016-2017
ゴンザガにとっても特別なシーズンとなった2016-2017。
初のファイナルフォー、初の優勝とはなりませんでしたが、タイトル奪取は今季、成し遂げられるかもしれません。
そして、日本人選手。
八村に続くNCAAトーナメント出場。
そして初のファイナルフォーでのPT獲得と得点。優勝。
いつか、誰かがやってのけるかもしれません。
もちろん、その先のNBAも。
それはもはや、非現実的ではなくなりました。