全米注目?タヒロウディアベイト(ディアバテ)
複数のアメリカ人コーチとテキストメッセージのやり取りをしています。
彼らの関心はNBAドラフト候補と言っていい、ジョージワシントン大学の渡邊雄太と、U19ワールドカップで大暴れしたゴンザガ大学の八村塁、そして帝京長岡高校でプレイした、ポートランド大学1年生のタヒロウディアバテにあります。
4年生となる渡邊、ゴンザガの八村への興味はわかりますが、、、
タヒロウへの注目度が、こちらがびっくりするほど高い。
「彼は日本で生まれ育ったのか?」
「シングルゲームで101点取ったのは本当か?」
「テリーポーターに見初められたのか?」
・・・
なぜ知っているのか、こちらが逆に質問することもしばしばです(笑)。
タヒロウへの注目度は高い。彼もまた、NBA候補。今季、ブレイクする可能性がありますね。
ポートランド大学バスケットボールのリクルート
昨季WCCカンファレンス最下位に終わったポートランド大学は、リクルーティングに精を出しました。結果、HoopScoopという老舗のリクルーティング関連メディアによると、ポートランド大学のリクルートは全米10位!*コンテンツのほとんどが有料であるHoopScoopはマニアックかつプロフェッショナル。多くのNCAAリクルーターも、その情報を重宝していると言われます。
通常、ハイメジャー校が上位を占めるこのランキングで10位と言うのは大変な高評価。Top40の学校で、ハイメジャー以外は5つ星ミッチェルロビンソンの騒動で話題のウェスタンケンタッキーとポートランド大学のみというのです。
そしてその中心にいるのがタヒロウ。*記事にある通り、ハイメジャー・ピッツバーグ大学からの転校生、クリスハーンクラーク(PG、今季レッドシャツ)は含まずの評価です。
↓左の数字がプレイヤーランキング。1位-5位の選手が10点、6位-10位の選手が9点・・・というカウントです。
↓タヒロウはチーム1位の6点!全米で41位-70位の選手であると評価されています!*一番上のクラークは含みません。
大きなメディアはUSAトゥデイの記事にあるとおり、ポートランド大学をランク外としていますし、タヒロウをTop100に入るとしているランキングもありませんが、これはもちろん日本の高校でプレイしたタヒロウの情報がないから。
それでも、先日発売されたATHLONのイヤーブックには、帝京長岡時代に101点取った(新潟県予選)という記載があります↓
タヒロウディアベイトの評価は?
一部リクルーティングメディアでは評価の高いタヒロウ。実際のところはどうでしょうか?
現状は・・・苦戦しているようにも見えます。
公開練習(スクリメージ)を終えて、ポートランド地元紙のコメント↓
The Pilots' most highly rated recruit, 6-9, 210-pound freshman Tahirou Diabate of Japan, is an interesting player — a left-hander with a poor outside shot but good overall skills in other areas (think the Blazers' Ed Davis). Diabate was only 6 for 20 from the field but contributed 14 points, 14 rebounds and three blocks for the Purple squad.
どうもシューティングに苦労しているようですね。ただ、この点は心配ないでしょう。
ポートランドだけに、比較対象にエドデイビスの名前が出ているのは面白い。
ポートランド大学は8月にイギリスツアー。
細かなスタッツ、ビデオなどは公開されていませんが、タヒロウは4番でスタート起用されているようです。フィールドゴール1/12と、、、やはりシューティングに苦労してますね。。。↓
*スタートはマルコムとフランクリン、HCテリーポーターの2人の息子がバックコート。
タヒロウと、ドイツ人7フッター、フィリップハートウィッチ。加えて、6-7のスウィングマン、ジョッシュマクスウィッガンですが、イギリス人の彼は、今回凱旋の意味合いもあり、まだ先発固定という訳ではないでしょう。いずれにせよ、若い布陣。
6-9で95㎏。1年生としては渡邊雄太よりも一回り大きいですが、細身のタヒロウは早々に3番にシフトする必要があるでしょう。彼のサイズならば、スリーポイントももはや必須とも言えます。
現状は渡邊雄太に大きく及ばないと言わざるを得ませんが、「可能性」は十分。
何度も触れていますが、地元ポートランドでのPK80インビテーショナル、初戦、vsノースカロライナが楽しみです!