2018-2019NCAAカレッジバスケットボールランキング
ベースとしているCBSスポーツのランキング、8月13日現在の順位です。
”フレッシュマンインパクト”はこちらを→ESPNのclass of 2018ランキング100
5位 GONZAGA ゴンザガ大学 ブルドッグス(WCC)
これでも、過小評価だと思います。
CBSと同じく、ESPN(247)もSBネイションも5位評価ですが、、、本家NCAA(アンディカッツ)では1位!!
プログラム史上、最高の評価!(プレシーズン)
準優勝した2016-2017シーズンもそうでしたが、WCCに所属するゴンザガは大抵の場合、プレランクでは過小評価。20位くらいまでに位置し、ノンカンファレンスゲームを負けなし→他の無敗ハイメジャー校がカンファレンスで負け始める、2月あたりにようやく1位到達というのがパターンでしたが、今季は早々に1位獲得の可能性があります。
そんなチームの中心が、八村塁(6-8、3年生、11.6ppg、4.7rpg)。
ほとんどのゲームを6thマンとして過ごしましたが、昨季は日を追うごとに才能を開花。いまや2019NBAドラフトTop10指名候補。
同級生でルームメイトのフランス人、キリアンティリ(6-10、12.9ppg、5.9rpg)、同じく同期の超絶スコアラー、ザックノーベル(レッドシャツの為2年生、6-5、12.7ppg、3.9rpg、2.3apg)、チームリーダー、ジョッシュパーキンス(6-3、4年生PG、12.3ppg、3.1rpg、5.3apg)。昨季のスターターが4人戻る上に、2年生F、コリーキスパート(6-6、6.7ppg、3.2rpg)らベンチメンバーもバック。
さらに、八村同様に、今夏のFIBAゲームで活躍した新加入、フィリップペトルセフ(セルビア人、6-11、F)とジョエルアヤイ(フランス人、1年生G、昨季レッドシャツ)、さらにダンクコンテストで八村を上回ったブランドンクラーク(サンノゼステイトからの転校生、6-8F)。
ディープすぎます。名物アナリスト、アンディカッツの1位評価は過大でも何でもありません。
U18 FIBAユーロ選手権でベスト5選出のペトルセフ。102kgと、ドマンタスサボニスよりもやや細身ですが、その分機動力あり↓
ブランドン・クラークはアスレティック↓
2018-2019スケジュール
*ノンカンファレンスゲームは、公式では未発表。
最終目標はもちろんNCAAタイトル奪取ですが、今季はランキングも欲張りたい。
注目のスケジュールは、まず日本時間11月16日のテキサスA&M(ホーム)。そしてマウイインビテーショナル。順当ならファイナルでvsデュークですが、初戦イリノイ、続くアリゾナorアイオワステイトも、ゴンザガに一泡吹かせようとしているのが目に見えます。強敵です。
続いて12月2日に@クレイトン、同6日にホームでvsワシントン、同10日にフェニックスでvsテネシー(ジェリーコランジェロクラシック)、16日に@ノースカロライナ。
・・・
デュークに勝てば、その時点で1位奪取は見えてきます。さらにカンファレンスゲームまで無敗ならば、敵なし。シーズンをほぼゴンザガが支配することになります。
もちろん簡単ではありません。しかし、それほどに今季のゴンザガへの期待は大きい。
再びのWEST#1シード獲得、ゲンの良いソルトレイクシティ→アナハイムと勝ち進み、2019ファイナルフォーの会場ミネアポリスで、ぜひ初優勝を遂げてほしいと願います。
*ゴンザガと八村塁については、また別途投稿するつもりです。
4位 TENNESSEE テネシー大学 ボランティアーズ(SEC)
テネシーもまた、LSUやオーバーン同様の、SECフットボール校にして、バスケットボールでは万年強豪校。
ファイナルフォー進出はゼロで、エリートエイトが1度あるのみ(2010年)(女子が超強豪で有名)。
ですが、2万人超の収容を誇るホーム、トンプソンボーリングアリーナを持つ学校はMENSバスケットボール強化にも躍起。頻繁にコーチを入れ替えることで有名で、現HCはリックバーンズ。
バーンズも、ブルースウェバーと同じく、テキサスで結果を出しながら解任。TJフォードやラマーカスオルドリッジ、そしてケビンデュラントら、多くのスターOBを嘆かせました。
テネシーを早々に復活させた手腕は見事。
昨季26勝9敗、NCAAベスト32のチームからほとんどが戻ってきます。
中でも、SECのPOYを獲ったグラントウィリアムズ(6-7、3年生F、15.2ppg、6.0rpg)。彼がエース。
そして、4年生F、アドミラルスコフィールド(6-5、13.9ppg、6.4rpg)。さらにラモンテターナー(6-1、3年生G、10.9ppg、3.2rpg、2.2apg)、ジョーダンボウデン(6-5、3年生G、9.1ppg、3.6rpg)など。
バーンズもバランス型チームを好み、多くの選手がPTをシェアします(KDは特別でしたが)。
ウィリアムズ↓
"The Admiral"スコフィールド↓
*投稿時点でスケジュールは未発表
ここから先は書くのが飽きますね(笑)。
もちろん、3校とも殿堂入りコーチが指揮する超優良プログラムではありますが、リクルートによる、選手のタレントに頼っている感も否めません。
1年生が活躍しての優勝が、2012年ケンタッキー、2015年デュークと実績があるため、未知数ながら、NBAプロスペクトを獲得したこれらの学校を高評価せざるを得ないメディアの立場も理解はできます。
3位 DUKE デューク大学 ブルーデビルズ(ACC)
RJバーレット、ザイオンウィリアムソン、キャメロンレディッシュに、トレジョーンズ。
いつもの、スーパー1年生たち。
昨季の主力は誰も戻りません。
ジョーンズの兄タイアスが活躍して優勝した2015年。しかしあの時は、4年生クイン・クックの存在が大きくなかったでしょうか。
今季はRJの凱旋、カナダツアーを実施。初戦、vsライアソン↓
公式戦開幕は、日本時間11月7日のステイトファームクラシック、vsケンタッキー@インディアナポリス。これにデュークが勝ち、そのデュークにゴンザガが勝つのが理想(笑)。
マウイインビテーショナルの後は、11月28日のvsインディアナ(ホーム、ACC/BIGTENチャレンジ)。今のところ、気になるのはこれくらいでしょうか。
2位 KANSAS カンザス大学 ジェイホークス(BIG12)
*ヴィックのリターンをCBSはアップデートしていないため、実質1位はカンザス。
カンザスは数人のリターニングプレイヤー。
ウドカアズブーキ(7-0、3年生C、13.0ppg、チーム1位の7.0rpg)と、ラジェラルドヴィック(6-5、4年生G、12.1ppg、4.8rpg、2.1apg)ら。
巨人、アズブーキ↓
ベストフレッシュマンは、6-5Gのクエンティングライムズ
まず日本時間11月7日、インディアナポリスのステイトファームクラシックはvsミシガンステイト。ここでMSUが勝つのが理想(笑)。
カンザスは同22日からの、プレシーズンNITに参加。最大のライバルはテネシー。ほかにマーケットとルイビルが参戦。
12月16日、ホームでのビラノバ戦も全米注目。さらに昨季ホームで不覚をとったアリゾナステイトとはアウェイ。年明け1月27日、ラップアリーナでvsケンタッキー!(BIG12/SECチャンレンジ)。
強烈。
1位 KENTUCKY ケンタッキー大学 ワイルドキャッツ(SEC)
「今季は」ベストリクルートをデュークに譲りましたが、”経験”が戻ってきます。
筆頭が昨季の5つ星、PJワシントン(6-8、2年生F、10.8ppg、5.7rpg)。
フレッシュマンも獲らないはずはなく、、、5つ星4人、4つ星1人(ESPN)。。。
ケンタッキーの夏はバハマツアー。vsバハマ代表など、全勝↓
繰り返しになりますが、日本時間11月7日にvsデューク@インディアナポリス。
12月23日に、シカゴのユナイテッドセンターでvsノースカロライナ(CBSスポーツクラシック)。
1月27日にvsカンザス。
ドル箱カードばかりです。
2018-2019NCAAバスケットボール展望
ランキングはメディアによって様々ですが、CBSのTOP25をカンファレンスごとに見ると、ACCが7校でトップ。次いでSECが5校、BIGTEN、BIG12が各4校、PAC12が2校。BIGEAST、AMERICAN、MOUNTAIN WEST、そしてWCCが1校ずつ。
アリゾナの失墜も響き、PAC12が低迷。ゴンザガあたりが奮闘しますが、NBAとは逆で、「東高西低」がカレッジバスケットボールの勢力図。
アーリーエントリー(ONE&DONE)の影響ももちろん大きく、強力なリクルートをする学校の評価は高いものの、過去3年の優勝校、ビラノバ(×2)とノースカロライナは、いずれも上級生がしっかりしたチームでした。
当ランキングに漏れた有力校は、ロヨラ(シカゴ、ミズーリバレーカンファレンス"MVC")、ネブラスカ、パデュー、ウィスコンシンにミネソタ(いずれもBIGTEN)、マーケット(BIGEAST)、ワシントン(PAC12)、バッファロー(ミッドアメリカンカンファレンス"MAC")、フロリダ(SEC)、サンディエゴステイト(マウンテンウェスト"MWC")、ルイビル、ノースカロライナステイト、マイアミFL.、ノートルダム(以上ACC)など。そしてアトランティック10"A10"はデビッドソンが優勝候補。
以上、スケジュールやフルランキングのリリースも合わせ、随時追記をいたします。
全て注目ですが、あえてあげると、
・チャールストンクラシック(アラバマ、デビッドソン、パデュー、バージニアテックなど)
・2Kクラシック(オレゴン、シラキュースなど)
・アイランズオブバハマ(ジョージアサザン出場)
・USバージンアイランド パラダイスジャム(カンザスステイト、ミズーリなど)
・ホールオブフェイムティップオフ(ジョージワシントン、ミシガンなど)
・バンクーバーショーケース(ミネソタ、ワシントンなど)
・ケイマンアイランドクラシック(クレムゾン、クレイトンなど)
・マウイインビテーショナル(ゴンザガ、デューク、アリゾナ、ゼイビア、オーバーン、イリノイ・・・全校注目)
・バトルフォーアトランティス(バトラー、フロリダ、バージニア、ウィスコンシンなど)
・プレシーズンNIT(カンザス、ルイビル、マーケット、テネシーなど)
・アドボケアインビテーショナル(フロリダステイト、LSU、メンフィス、ビラノバなど)
・ラスベガスインビテーショナル(ミシガンステイト、ノースカロライナ、テキサス、UCLA)
・ジョージアテックMTE(ジョージアテックがホスト)
・レインボウクラシック(ポートランド出場)
・バトルインザブルーリッジ(UNCWが出場)
参考→最もタフなスケジュール5校:デューク、シートンホール、ルイビル、ケンタッキー、カンザス
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン①
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン②26位~21位
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン③20位~16位
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン④15位~11位
NCAAカレッジバスケットボールランキング2018-19シーズン⑤10位~6位