FIBAが2023年バスケットボールワールドカップの日程を発表
個人的に、オリンピックより楽しみなイベントです。
フィリピン、インドネシア、そして日本による共催、2023年FIBAワールドカップのスケジュールが先日発表されました。
詳細はまだですが、期間は8月25日(金)~9月10日(日)
沖縄アリーナ!
私はBリーグにすれば全くお呼びではない層(笑)ですので、どんなに快適で大きくとも、新しいアリーナにはほぼ興味を示さないタチの人間ですが、2020年秋完成予定とされる、沖縄アリーナにはぜひ行ってみたいと思っています。
決勝トーナメント以降はフィリピン(マニラ)での開催ですが、2023年ワールドカップのグループラウンド会場です。
バスケットボールはアジア!の時代到来?
(「日本にとっての」興行は失敗に終わったと言えますが)2006年日本、2019年中国に続き、アジアでの開催になったのはすごい。本当にすごい。
日本が共催に持ち込んだのも本当にすごい。
マーケットが成熟しきった(?)欧米の次にFIBAが注力したいのは、アジアであることがよくわかります。*最後のフロンティアがアフリカ
この”波”を逃したくないのは日本だけではありません。
フィリピンのバスケットボール
"2023"の中心に座るフィリピン。
2019ワールドカップは日本同様1勝もできずに終わったフィリピンですが、バスケットボールの熱量は世界でも有数。
フィリピンにルーツを持つジェイレングリーンに続き、期待の7フッター、カイソットもGリーグ入り。
可能性溢れるフィリピンは、地元開催のワールドカップで決勝トーナメント進出を最低条件と課しているでしょう。
ベトナムのバスケットボール
インドネシアは別の機会にして、、、
このオフの大きなニュースはベトナムから。
ベトナム人の母を持つ、カリフォルニア出身のクリスチャンジュザンが、ハーバードを卒業し、ベトナムリーグVBAのドラフトで全体1位指名(チームはサイゴンヒート)。
さらに「問題」なのは弟。高校がLAエリアの名門”ハーバード”-ウェストレイク出身であるジョニージュザンは、元々4つ星のエリート選手で、多くの学校から勧誘を受けながら、昨年ケンタッキー入り。数字以上のインパクトを残しました。
UKファンの期待は大きかったはずですが、1年生を終えた時点で故郷に近いUCLAへの転校を発表。
このような「パンデミック」の状況では、家族の近くにいるのが一番と説明。
FIBAランキングでは145位と、アジアでも下位に甘んじるベトナムですが、もしも彼らが何らかの形で国内バスケットボールに絡んでくるとしたら・・・無視できない存在です。
日本のバスケットボール
そして日本バスケットボール。
2006年の自国開催ワールドカップによる人気向上の機会を、内紛で棒に振った形の日本にとって、渡邊雄太や八村塁は救世主としか言いようがありません。
上記のベトナム系アメリカ人選手、ジョニージュザンこそ初のアジア系NBAドラフト1巡目指名選手?と言われていました(2017年10月時点。八村塁がゴンザガ大学で2年生を迎えたところ。)から、これを一気にぶち抜いてしまった八村、そして渡邊の存在なしに、日本バスケットボールの未来は語れないでしょう。
Bリーグの盛り上がりもありますし、後に続く選手に期待です。
20 under 20 *フィリピン人記者さんによる、今後のアジアを担う選手の記事です。→パート2
後記
ベトナムのバスケットボールはインドネシア並みに注目に値するのではないでしょうか。
ドラフトを開催するなど、かつてのbjリーグを彷彿とさせるVBAリーグは、アセアンリーグ(ABL)ともども、それなりの可能性を秘めていそう。
そしてベトナムと言えば、わずかながら栃木(当時)にも在籍したコーチ、ジェイソンラベドー。
間違いなく素晴らしいコーチとされていたラベドーの、若くしての他界は残念でなりません。