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*有料です。ファイナルフォーからなら、残りは準決勝と決勝の2日間。
1日パスで10ドルです。
競技レベル、ゲームの質は高いです。現段階では、日本の大学とは比べものになりません。もしも帰化・外国籍選手がいなければ、Bリーグのチームでも全く歯が立たないでしょう。*いつものことですが、元しがない選手として、日本のバスケットボールを貶める意図は微塵もありませんことはご理解下さい。
富永啓生選手が所属するレンジャーカレッジが再び大アップセット!ファイナルフォー!!
レンジャーカレッジ、やりました!!!!!
アップセット!!!
NJCAA最終ランキング1位のサウスプレインズ(SPC)を、オーバータイムの末に下し、ファイナルフォー進出です!
まず書いておきたいのは、レンジャーカレッジが本当に素晴らしい”チーム”であること。
このチームで、このまま4年生まで、NCAAディビジョン1で戦ってほしいと、心から思います。
ジョンA.ローガンやサウスプレインに比べ、サイズでも能力でも劣るとされたインサイドを支えた白人6-8、マークメイル。彼は影のMVP。今日のSPC戦、2点を追う後半残り30秒で決めたショット(レンジャーはこれで延長に持ち込みました)。85-83と、レンジャー2点リードでむかえたオーバータイム残り9秒。SPCオフェンスを抑えたドローチャージ。
その前のSPCポゼッションでショットブロックと、貴重なフリースロー2本を沈めた、ジョージア人留学生、ニカメツクバリシビリともども、彼ら地味な働きを忠実に行うインサイド陣がいなければ、レンジャーがここまで勝ち残ることはありませんでした。
そして、能力なら富永選手を上回る、NCAAディビジョン1帰りのトレイテニソンと、ジョレルサタフィールドらのバックコート陣。彼らは決して油断のできない優秀な選手で、相手チームが富永選手にばかりディフェンスを集中するわけにはいかない要因となりました。
最後に、HCラリーブラウンを筆頭としたコーチ陣。前コーチ、ビリーギリスピーの後を継いだ彼らはレンジャーの攻守を巧みにリード。特に、2連続アップセットを引き起こした最大の武器、変幻自在のゾーンディフェンス。絶妙なタイミングで遂行するハーフコート付近でのボールマンへのトラップ含め、このベンチが統率するディフェンスがなければ、レンジャーの躍進はありえません。
とにかく、本当に素晴らしいチーム。
"Japanese Curry(ジャパニーズカリー)"富永啓生
富永啓生選手はすごかった。
能力で優りながら、攻守でやや緩慢だった昨日の相手、JALCとは打って変わり、レンジャーと同じテキサス州のSPCは、富永選手をフェイスガードで徹底的なディフェンス。前半、富永選手はショットを打つこともほぼできませんでした。
が、前半39-42とリードされ、変わらず徹底的なディフェンスをぶつけられた後半開始早々、その好ディフェンスの”上から”富永啓生選手が爆発します。
タフスリーを連続で沈め、レンジャーの逆転を牽引。
そして迎えたオーバータイムは、富永選手の独壇場でした。
圧巻はこの4ポイントプレイ。
正直な話、富永選手の入学を待ちわびるネブラスカ大学ファンがいう”Japanese Curry(ジャパニーズカリー)"は大げさ、言い過ぎでは?と思っていた私ですが、、、スミマセンでしたと言うほかありません。
今日のような、タフなディフェンスを超越する活躍を、来季以降、NCAAディビジョン1レベルでも見せれば、NBAというのは・・・・・・・・・非現実的ではないとさえ言えます。
ここまで、(自らがリクルートしたにもかかわらず)特に富永選手のプレイに触れず、ひたすらファンであるニューヨークニックスの連勝についてつぶやいていた(笑)、ネブラスカのアシスタントコーチ、マットアブデルマッシさんもこの反応。
NJCAA初優勝なるか-レンジャーカレッジ
シーズン当初。富永選手への印象同様に、大丈夫かな?今季はダメかな?と思っていました。
やはり、スミマセンでしたとしか言えません。
レンジャーカレッジが、13位シードからファイナルフォー進出です。
シード#は最も大きな数字であるレンジャーですが、ハイシード校が次々と姿を消した今大会。
マーチならぬ、エイプリルマッドネス。
もうここまできたら、初優勝の可能性は十分にあります。
*2022年からネブラスカでチームメイトとなるマリ人、ブレイズケイタ選手のコフィビルも勝ち上がりました。
連戦で、疲労は心配されるところではありますが、注目のナショナルセミファイナルは、日本時間4月24日土曜日の朝7時にティップオフです。
<追記>
レンジャーは9勝3敗で5位。そしてサウスプレインズが1位。