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今度の餌食はノースカロライナ-NCAAランキング2017-2018wk7

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NCAAバスケットボール2017-2018最新ランキング


*最新ランキング(ESPN)

   

今季初めて、TOP25の入れ替わりはありませんでした。が、”いつもどおり”、荒れました。


相手が楽だった(buy game)トップ4は変わらずも、同じく楽勝だったはずのノースカロライナがホームでまさかの敗戦。13位にまで滑り落ちました。

ジョージワシントンに苦しめられたマイアミ(フロリダ)も、ランク外のニューメキシコステイトの餌食となって今季初敗北。

ケンタッキーも今季お騒がせの(?)UCLAに負け。

そしてゴンザガもアウェイとはいえ、ランク外サンディエゴステイトに敗北。

いずれもTOP25には踏みとどまったものの、脆さを露呈した格好。

ケンポンランキングでも1位をキープするビラノバは一体何がすごいのか。


主な数字を並べてみますと、まずはスコアリングマージン+22.2が全米3位。ただし、これはゴンザガを除いては全てランク外という楽なスケジュールによるものという側面があります。


続いてアシストとターンオーバーの比率、1.53は全米13位。上にデュークやカンザス、そしてバージニア。
ほか、eFG%59.5は全米5位。相手のフリースロー獲得率20.7が全米3位。スリー成功率41.6%が全米13位。スリー成功数平均10.8が全米12位。そしてディフェンスリバウンド獲得率80.3%が全米6位。


ずば抜けたチームスタッツはないのですが、とにかく堅実。

デュークやミシガンステイト、ケンタッキーのようなスーパー1年生こそいませんが、相当な能力を持っているスター選手が、どこよりもチームプレイに徹するのがNOVAの特徴。

2017年はウィスコンシンにアップセットを食らってシーズンを終えたビラノバは、2年ぶりの優勝を狙います。


BIG EASTのカンファレンスゲームに突入。日本時間28日の@ディポールは楽な相手と言えますが、同大晦日の@バトラーは難しいゲーム。いつまで1位、そして全勝を維持できるか。

全勝はビラノバ含めて3つ。

3位アリゾナステイトは平均得点91.8が全米5位というテンポの速いチーム。いずれもランク校の、ゼイビア、そしてアウェイでカンザス相手にそれぞれ102、95点取ったオフェンスに注目。

スコアリングマージン+20.1は全米12位。後半にスコアを伸ばすのが特徴で、なんと平均48.8点を2ndハーフだけで取っています(もちろん全米1位)。また、この早い仕掛けがファウルを誘っており、フリースロー率(FTA/FGA)が50.6%と全米2位。成功率こそ72.7%にとどまりますが、試投平均29.9(!)、成功数21.8(!)はいずれも全米1位。

デューク出身のボビーハーリーHC率いる、現代的で面白いチームです。

   

パシフィック大学を100点ゲームで一蹴したASUは、デイモンスタウダマイヤーの母校アリゾナと大晦日にアウェイで激突。ケンポンランキングではASU20位、アリゾナ14位と”ねじれており”、注目。ここはアリゾナ有利でしょう。

もう一校の全勝、テキサスクリスチャン(TCU)はスケジュールが楽でしたのでようやくの10位。ケンポンでも26位と評価はそれほど高くありません。ここまでランク校との対戦はありませんでしたが、BIG12カンファレンスの開幕戦がvsオクラホマ。ノリにのっているスーパーフレッシュマンガード、トレイヤングをどう抑えるか。このゲームも日本時間大晦日です。

   

Game of the week

ウォフォード79-75ノースカロライナ

テーブス海選手にオファーも出した、サウスカロライナ州スパルタンバーグのウォフォードが、ディフェンディングチャンピオン・ノースカロライナをアウェイで撃破。

良いシューティングと少ないターンオーバー。典型的なアップセットでした。

前半終了時の連続得点。34-33で折り返した勢いを後半も維持しました。

最後まで流れをつかめなかったUNCはホーム連勝が23でストップ。ノンカンファレンスで不安定なのはいつものことですが、昨季よりも明らかに力が落ちます。


ウォフォードはシェーファーアヴィ幸樹選手のジョージアテックに続く、ACC校食い。通算成績は8勝4敗。

   

NBAドラフト2018に向けた注目選手

ジェイレンジャクソンJr.(ミシガンステイト大学1年生、6-11、109.7kg)

ポートランドでのPK80でノースカロライナに完勝した、ミシガンステイトのインサイドフォース。10.4ppgと、マイルスブリッジスらタレントが揃うMSUの中にあって、得点はそう目立たないものの、7.6rpgはチーム1位。スリーを1ゲームで2,3本打つ(成功率343)ほどシューティングも良く、フリースローについては8割を超える確率で沈めます。加えて平均3.31ブロック(全米7位)のディフェンス力。

何も言うことはありません。入学前からONE&DONEは確実視されていました。

お父さん、ジャクソンSr.はジョージタウン大学で活躍したガード。
今季唯一の敗戦、vsデュークより↓

   

NCAAバスケットボールにおける日本人、日本所縁の選手所属校の動向

ジョージワシントン大学と渡邊雄太

ホームでニューハンプシャー、ハーバードに連勝。

通算7勝6敗で、再び勝ち先行に戻しました。
ジョージワシントンもアトランティック10カンファレンスゲームに突入。これも日本時間大晦日に、セントジョセフ(ホーム)戦で幕開けです。


   

A10校は総じて低調でした。

今季優勝候補のセントボナベンチャーが、ようやく@シラキュースで金星をあげたものの、ジョージワシントン含めた有力校が、ハイメジャー相手にことごとく敗戦。

アトランティック10からのNCAAトーナメント出場は1校のみでは?とまでささやかれており、最後のトーナメント出場を目指す渡邊雄太には逆風です。まずは3位以内確保が必須!


*ケンポンではロードアイランドの51位が最高と厳しい。GWは158位。


*とは言え、今季から元ESPNのアンディ・カッツを加え、コンテンツを充実させているNCAAが発表したランキングではロードアイランドが22位、セントボナベンチャーが23位。RPIではロードアイランドが17位に食い込んでおり、「腐ってもA10」ではありますね。

渡邊雄太。

彼の今季は、Yuta making plays on both sides, as usual. という言葉に集約されます。


守っては相手のベストスコアラーにつき、攻めては相手のベストディフェンダーに守られる。

Dをスペシャリストに任せるなど、攻守どちらかに注力するのが一般的ですから、相当過酷なプレイを強いられているのは間違いありません。

Bリーグで、少々”盛って”例えるなら、ジュリアンマブンガを守って、ギャビンエドワーズに守られる。それも約38分間。。。


この環境において、カンファレンスPOY、ディフェンシブPOYを獲得するならば、、、たとえトーナメント出場が叶わずとも、プロキャリアは有望でしょう。

   

悲願のNCAAトーナメント、出てほしい!

   

ゴンザガ大学と八村塁

上に書いた通り、IUPUIに勝った後のアウェイゲーム、サンディエゴステイト戦で敗退。12月までに3敗するのはそう珍しいことではないですが、アウェイとは言え名将スティーブフィッシャーが引退したばかりで、やや弱体化したSDSUが相手では評価が下がって当然です。

SDSUのスリーポイントはたしかに序盤決まりましたが、頼みのベテランバックコート、ジョッシュパーキンスとサイラスメルソンが悪かった。ターンオーバーが、SDSUの9に対して16。特にパーキンスの6こはいただけません。ここにきて、昨季のエースPG、ナイジェルウィリアムズ=ゴスの偉大さが際立ちます。


が、ゴンザガの面々の能力が高いのは誰の目にも明らか。自滅さえしなければ、今季も強い。

WCCカンファレンスゲームは、自らに全勝という負荷をかけ、ランキングを上げたい。10位前後まで上げれば、地区2位(うまくいけばWEST)でのトーナメント出場が望めます。


   

特にBYUとセントメリーズは注意。

ともにノンカファレンスゲームでは苦戦を強いられ、ランク外。この2つに敗れてしまうと、ゴンザガもまたTOP25から外れてしまう可能性があります。


ゴンザガは今週2戦。いずれもホームで、29日にパシフィック、31日にサンタクララ。

とにかくターンオーバーを減らすことと、ゲームの”入り”が重要。

八村塁は、そのNBA級のポテンシャルを少し抑えてチームプレイを徹底。

サンディエゴステイト戦ではペイントでの働きも大きく、4番での時間も増えました。

20-10などの数字はほしいですが、相変わらずのアンセルフィッシュなプレイぶりは好感。

いずれかのゲームで、再度の「爆発」もあるでしょう。

現在9.2ppg、4.5rpg(それぞれチーム6位と3位)。

素晴らしいのがフリースロー成功率で、24/26の92.3%は全米で33位


着実な進歩を見せています。

   

ジョージアテックとシェーファーアヴィ幸樹

州最大のライバル、ジョージア戦(アウェイ)に続き、ホームでオハイオ州のライトステイトにも敗れ、まさかの連敗。通算5勝6敗。

とてもシェーファー選手を出せるような内容ではなく、危機的状況。

28日に、最後のノンカンファレンスはBuy game(楽勝予定)のvsコッピンステイト。大晦日のアウェイ、ノートルダム戦は厳しいゲームが予想されます。

   

ポートランド大学とタヒロウディアバテ

ホームで、懐かしのビン・バイカーの母校ハートフォードに78-67と快勝。続くアウェイ、サクラメントステイト戦も80-75で制し、今季2度目の連勝。通算6勝7敗。


カンファレンスゲームは29日にアウェイBYU戦でスタート。大晦日はホームでvsサンフランシスコ。いずれもノンカファレンスを勝ち越して終えた、難しい相手です。

タヒロウはいずれもベンチスタートで、ハートフォード戦は出場2分で2点。サクラメントステイト戦は12分出場で3点。おとなしい。


1月は、ゴンザガとホーム&アウェイで戦います。必見。

   

ピマコミュニティカレッジ(NJCAA)と榎本新作(アイザイアマーフィー)

クリスマス休暇の先週はゲームなし。今週3ゲームを戦います。
NJCAA(ディビジョンⅡ)ランキングも変動なしでしょう(6位)。

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